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おらおらでひとりいぐも/若竹千佐子
積読本📚の中から、若竹千佐子さんの小説、
「おらおらでひとりいぐも」を拝読しました📖´-
(2022,7,18 読了)
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前に拝読した
「今日の人生2 世界がどんなに変わっても/益田ミリ」
「猫はしっぽでしゃべる/田尻久子」
この2冊に本書がご紹介されていたので購入しました。
著者の若竹千佐子さんは、夫に先立たれたことをきっかけに55歳で小説講座に通い始め、8年の時を経て本作を執筆されたとのことです。
そして、本作は文藝賞と芥川賞を受賞しています。
既に映画化もされていたので、本書を拝読する前に映画を視聴しました。
映画の方はどことなくファンタジーのような雰囲気もありましたが、改めて原作を拝読してみてキャストも合っていたし、映画ではよく分からなかったことも原作を拝読して納得できたところもあるので、私的には原作を拝読してから映画を視聴することをおすすめします。
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色んなことを自分に問いかけながら、残りの人生をどう生きていくかを見出していく主人公・桃子さんの姿には、たくさん共感できるところがありました。
私はまだ桃子さんの年齢には達していませんが、そろそろ自分がどう生きるかという覚悟を決めていかねばならない年齢ではあるように思います。
その苦しみに意味を見出したい。その意味によってなるほどこの苦しみは自分に必要であったと納得できたとき、初めて痛みそのものを受け入れられるし、苦しむ今を肯定できる。
桃子さんが自分に問いかけながら出した答えは、私の背中を押してくれるようなものばかりで。
桃子さんと一緒に自分に問いかけながら物語を読み進めていました。
覚悟が決まるまでの道のりはなかなか苦しいものです。
何が正解なのかわからず、何を頑張ればいいのかもわからず。
でも、答えはちゃんと自分の中にあるんですよね。
だからこそ、自分に問いかけることは大切。
自分の中にある答えから目をそらさず、納得がいくまで問いかけていくこと。
益田ミリさんが、著書の中で本書を拝読したら元気が出たというようなことを書いてありましたが、私も同じく元気を貰えたような気がします。
孤独は怖いものではない、前を向いてしっかり歩こう、歩こう、歩こう。
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