見出し画像

安心ひきこもりライフ/勝山実



勝山実さんの著書
「安心ひきこもりライフ」を拝読しました📖´-
(2024,10,23 読了)


Instagramか、Twitterか、Threadsか……
多分SNSで見かけて知った本だとは思うのです。見かけた時に
{これは今私が読むべき本なのではないかっ!!}
という直感が働いたのは退職してまさにひきこもりライフが始まった頃。
と言いつつ遊び回っててあまり大人しくひきこもってもいないけれど。勝山さんも完全なるひきこもりではなく、ちょこちょこバイトはされていた模様。


勝山実さんという方は本書で初めて知りました。なんでもひきこもり歴20年(本書を執筆された13年前の時点で)の「ひきこもり名人」なのだそうです。著書も4冊執筆されていて講演会などもされています。
本書はひきこもり名人によるひきこもりのための参考書といった感じでしょうか。


ふざけんとのかいっ!とツッコミたくなるようなユーモア溢れる文体なのですが、意外とこれが本質を突いているんですよね。
障害年金のこととか障害手帳取得の仕方なんかも詳しく書かれていたりして。
そして、下手な自己啓発を読むよりもよほど励まされるような、ハッとするような言葉もあるのです。

ひきこもりの苦しみは、この社会の依存から切り離されたために起こる禁断症状なのです。詰め込み教育だろうと、ゆとり教育だろうと学校で身につくのは学力ではなく、奴隷力です。


好きなことだけで才能を発揮して大稼ぎしてる人が少ないだけです。嫌なことを、生活の見栄のために、我慢することが忍耐だと思っているのが間違いです。大きなよろこびのために、ちょっぴりこらえるのを忍耐と言うのです。


仕事や学校のことを考える前に心の場所、自分の立ち位置を決めるべきです。


怠けることに対して気の弱い人ほど、職場では過剰に勤勉になり、他人に便利に使われ、疲れ果ててしまう。


余計なことや、やらなくていいこと、流行りを作って、浪費させて、欲望をうえつけて、お金を稼ぐことは仕事じゃない。




私、やっぱり本書は今拝読して正解でした。
自分の立ち位置、好きなことをやっていく生き方にするために意を決して職場を辞めたのですが、全く余裕ない状態で辞めてしまったので本音は不安でした。
でも、本書を拝読してやっぱり辞めて良かったと、よく辞める決心したよと自分を褒めたくなりました。
無理して働き続けて心身が壊れてしまう前に辞めれて本当に良かった。


前に拝読した坂口恭平さんの著書でも感じたことですが、そろそろ人生折り返しなのでなるべく自分が喜べる人生にしていきたいものです。


勝山さんの講演会、もし機会あったら行ってみたいなぁ(*ˊ˘ˋ*)。♪:*



プロフィールと他の記事はこちらからご覧になれます。


他愛ない雑談はこちらから🤗


#読書  #読書感想文 #読書エッセイ #読了  #本のある暮らし #安心ひきこもりライフ #勝山実 #太田出版 #エッセイ

よろしければサポートお願いします🙈 いただいたサポートはより良い読書エッセイを書いていくために積読家活動に活用させていただきます😳