スリー・カップス・オブ・ティー/グレッグ・モーテソン、デイヴィッド・オリヴァー・レーリン、藤村奈緒美(訳)
積読本📚の中から、グレッグ・モーテソンとデイヴィッド・オリヴァー・レーリンの共著
『スリー・カップス・オブ・ティー』を拝読しました📖´-
(2022,9,10 読了)
世間がコロナ禍となった2年前、嶋津さんのnoteと出会いました。
そして、『知性の交換』という企画に参加させていただくことに。
その時に交換していただいたのが本書です。
2年もの時間が経ってしまいましたが、やっと拝読いたしました。
世界最難関の山といわれているパキスタンのK2登山に失敗した元登山家の活動を記録したノンフィクションです。
K2登山に失敗し極限の状態となった元登山家が辿り着いたのは、極限の地で生きている人々の村。
そこでのご縁がきっかけで、元登山家はイスラム文化の土地に学校を建てる活動をしていくことになります。
読了後に本書のことを調べてみると『嘘』という言葉が出てきたので何事かと思い記事を拝見したらば、出版後に色々と問題が発覚したようでだいぶバッシングされた模様。
元登山家の社会的信頼は落ち、共著者のジャーナリストは自殺されたとか。
そんないわく付きの本ではありますが、私は本書を拝読できて本当に良かったと思います。
誇張して描かれているところもあるようなので、どこまでが真実かはわかりませんが、学校を建てるための資金集め、裏切り、紛争、テロ、良いことも悪いこともたくさん乗り越えて少しずつ学校を建てた元登山家。
その元登山家のお陰で幸せになった方も確かにいるはず。
武器ではなく教育で平和をもたらすという信念も共感できます。
また、利己的な思考ではなく利他の心で夢を描き、その夢を必ず叶えていく様に勇気を貰えます。
ココ最近の私は、拝読している本の傾向として極限の状態で見えてくるものを知る必要があるのかなと思います。
人は極限の状態になってやっと自分の内と向き合えるようになるというか。
嶋津さんに交換していただいたこの本は手元に残しておきますが、この本に描かれているメッセージを受け取って欲しい方がいるのでプレゼント用にもう一冊購入し渡せる日を心待ちにしているところです。
島津さん、改めて素敵な本とご縁を繋いでいただきありがとうございました😊
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