長男と『サラバ!』とわたし
こんにちは、まゆきちです。
西加奈子さんの小説はこれまでたくさん読んできた。
わたし自身も好きだけど、長男が好きな作家さんなので、本を買ってきては『おかーさんこれ読んだ?』と聞いてくれる。おかげで読んでいなかった本もここ3年ほどでずいぶん読んだ。
『i』とか『舞台』、『まく子』とか『ふる』
新しめのものは長男の本棚から借りて読んだ。
長男から「『サラバ!』ようやく読んでみることにした」と言われた。
上・中・下巻、3冊の文庫版の真新しい本を見せてくれた。
そういえば、わたしも図書館で見かけるたびに『重いな〜(ただ単に重量が重いの意味)😅またにしよ』と直木賞受賞作なのに先延ばしにしてきた本だった。
『読みや!』と上巻を差し出されて、とうとうわたしも読むことになった。
最初は、
西加奈子さんもテヘランで生まれた方だから帰国子女の描写とかお上手やなぁとか、
中東の海外生活ってこんな感じなんだ〜とか、
まぁ子育て…大変やな…とか、
こんなお姉ちゃんがいたら下の子は小さいうちから周り見て様子窺って生きていくようになってしまうよな…とか思いながら読み進めた。
なかなか大変やな…😅から、
おいおい、どーなっていくん?😳
どんどんのめり込んでいった。
圷(あくつ)家の人々のことが、
主人公のお姉さんのことが、
主人公のことが
気になって、心配で仕方なくなる感覚になってきたら、上中下、3巻読破は間違いなくできます。
直木賞受賞作なので読んだ方もたくさんいらっしゃると思うけれど、内容について詳しくは触れずにいきます。
長男がなぜわたしに「読みや!」と勧めてきたのか。
1月にちょっとした親子喧嘩をした長男がこの本を通してハハに何か伝えたかったのか。
途中からそんなふうに考えながら、読むようになりました。
読み終えて、長男からハハへのメッセージがあるとするなら…
こんな感じではないかな?
まだ『サラバ!』を読んでいらっしゃらない方、
こんなよくわからない間接的な感想から気になった方、『サラバ!』読んでみてください♡
又吉さんの帯も解説もよかったですよ。
わたしと長男は
ちょっと不器用な親子関係だけど、何考えてるのかなんとか探り合おうとしている。
本の感想だったり、なぜか恋愛相談だったりで、息子は息子なりの考えや意見で成長を伝えてくる。
ハハはハハで、遠慮なく本音で感想を述べ、意見する。
話せてよかった!とか話してくれてよかったわ。と言えた時はお互いの理解を少し深めたという感じ。
『サラバ!』の感想、話してみようかな。
今日も読んでくださってありがとうございました😊またね〜👋