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瞑書家&ヨーガ講師 好朶かおり
2022年2月21日 11:21
美しい碧色に囲まれた何処かから来た天の子との出逢い。自分もその憧れの場所へ辿り着いた宙の子。ただ、居心地が良かった其処は、何故かずっと居てはいけないと感じた。そして、また再び、自分が来た"宇宙"へと、帰ることに。「なんだか、あっという間だった。もっと長く居たかった氣もしたけど、ずっと居たくないなぁ…とも感じたしなぁ。何故だろう?」宙の子は、帰りながら、高く昇りながら、ぼんやり
2021年11月11日 13:58
宙の子は、今から向かおうとしている、遥か下に観える碧色らしき何処かから、真っ直ぐに昇ってくるモノに驚いた。な、なんだろう…。向かってくるモノは、深く濃い暗いような、重たい、真っ黒な塊のようにみえた。宙の子は、動きを止めて、じっと、それが勢いよく昇ってくるのをじっと眺めていた。それが近づいてくると、真っ黒ではなくて、なにか、たくさんの色が織り混ざっていることがわかった。そし
2021年11月3日 02:00
降りてきた宙の子は、下に、下から昇ってきた天に、それぞれ何かを探しに向かった。宙の子は、うっすらと碧色に包まれた塊に向かって、真っ直ぐに降りて行った。さっきまで、一緒に居た子の気配を見出しながらも、少し違う何かを感じながら。「ボクは、何を探しに行くんだっけ?」天に向かった子と別れて、一人になった途端に、ふと思い出した。「ああ、そうだったな。落としたものを見つけに行くんだ…持
2021年10月30日 18:18
空がどんなふうか?これから向かおうとしている天の子は、ちょっぴり、怖かった。宙の子は言った。「みんな、"空"って言うけどさ、もっともっと、ずぅ〜っと遠くて高くて、広くてさ、"宙"って言うんだ。」「あら! "空" じゃないのね?…で、そこは、どんな色なのかしら。」「そうだなぁ、何色って言うのかな。赤かな、いや、黒だったり、紫だったり、たまにはそう、白かったりもするしね。