工藤五月

ちゃーみんぐがいじん、さつき。maymoonkudo@gmail.com

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マガジン

  • 幻の地、箱根に言った話。

  • (横)zine.

    編集 yoko. ライター・フォト satsuki ノルマありのzine.

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夏眠期間

 ここ何日間、毎日のように昼寝をした。ニートの生活って、自分からは人に「思ったより優雅な生活だよ!」って言い続けているけど、本当の姿はかなり単調なもの。いい言い方をすると、平和な生活である。  このように、刺激のない平和な毎日を過ごしていると、いつの間にか看過してしてしまうため、自ら意識させようと心がけることがある。それは、いざ忙しくなると、この平和な生活が死ぬほど恋しくなる、だから今を満喫しなきゃいけないということだ。  そう、私は今すごく後悔している。あと、ニートの生

    • 2泊3日 島根・広島旅行プラン

      大体上手くいったので、島根・広島旅行考えている方はご参考ください。 1日目(島根) 4:43 最寄り駅 出発 5:20 新宿バスタ 羽田行きバス 5:45 羽田空港 第二ターミナル 6:50-8:15 米子空港  8:30-9:15 米子空港 松江行きバス 9:20-9:35頃オリックスレンタカー 松江駅前店 10:10頃 足立美術館 12:10-13:30 花房 海鮮丼 14:30‐14:40 出雲大社に向かう 14:40-16:40 出雲大社 17:00‐17:30 

      • 外人女子からみた苗字の世界

        地元の韓国は苗字の数が少ない   日本人でも、金(キム)、李(イ)、朴(パク)という苗字は一度耳にしたことがあると思う。この三つの苗字は、韓国の代表的苗字であり、数字で表すと韓国に存在する苗字全体の約45%(?)を占めるほどである。その数がとても多くて、見つけるのが不可能に近い状況を「ソウルで金さん探し」と呼ぶくらいだ。おそらく、日本のように苗字で人を呼んでいたら、大混乱を巻き起こしてしまうだろう。  普段あまり呼ばれることないけど、私の苗字は「李(イ)」である。勿論、韓

        • 生理物語:メンヘラ子宮との付き合い方

           私は24歳の独身女性だ。彼氏と同棲はしているが、今のところ出産どころか、結婚の予定すらない。私の母も今私に子供ができたと聞くと、きっと唖然とし泣き出すと思う(少なくとも、親を含め家族全員が都心生まれ、都心育ちの私の家族はそうだと思う)。勿論、「孫の顔が見たい」なんかをいう人もいない。なのに、小4の頃から私の「妊娠」を期待している女性がいる。しかも、毎月自分で勝手に期待して、叶わなかったことに気づくと、すぐ私をボコボコにする。彼女の名前は「子宮」、もう12年ほど喧嘩が絶えない

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        夏眠期間

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          ぶーぶー言うなよ、ぶーすけ。

          私は今年の1月から彼氏と同棲をしている。それは先日投稿したノートの内容通り、家なき子になりかけた危機状態に置かれていた私を彼が説得し、彼氏の家族持ちのアパートで一緒に暮らすことになったことがきっかけだった。 彼と私は性格が根本的に違う。私は感情の起伏が激しい上に、傷ついたらすぐ泣いちゃう。嬉しくてもつい泣いてしまう。いわゆる、発散型ってやつだ。しかし、彼は自分の感情を表に出すことがない。いや、むしろ何を考えているのかが全くわからない。読めない。先輩後輩関係の頃から、それはずっ

          ぶーぶー言うなよ、ぶーすけ。

          23歳、お別れです。

          24歳 D-2 ゴールデンウイーク明けの平日は疲れやすい。息をするだけで、疲れる。私は事務手続きが嫌いだ。できれば、後回ししたい。そして、後回ししていた事は、どんどん蓄積され、手をつけることが怖くなるくらいの大事になった経験が多数ある。大学2年時に借りた図書館の本の返却を後回ししていたら、取り返しがつかないくらい延滞日数が増えてしまい、ついには卒業まで本を借りることができなる話、毎月の返済を後回しし、リボ払いを重ねてきた人がとうとう破綻してしまう話のようなことだ(一つは経験済

          23歳、お別れです。

          あるオフィスガールの日記(3月29日)

           地元の大使館で書類を発行してもらうために、今日も1時間早く家を出ました。「A Whole New World」を口ずさみながら、ドアを開けた瞬間、洗濯物を干している彼氏のお母さんを見つけ、そっとドアを閉めて部屋に戻りました。  再びドアを開けた瞬間、「五月ちゃん!」とお母さんに呼びかけられ、短い会話を交わしました。苦手なわけではないですが、口ずさんでいたのが聞こえたのではないかとヒヤヒヤしたので。  電車の中で聴いた曲は、韓国の人気バンドJANNABIの「She」という

          あるオフィスガールの日記(3月29日)

          あるオフィスガールの日記(3月28日)

           今日は普段より1時間早く出社しました。いつも11時出社なので、出社時間が割と遅めなのですが、先週の金曜日にやり残していた仕事があったので、1時間早く家を出ました。  家から職場までの距離は、約45分。普段は遅めの出社時間のお陰で、座ったまま会社の最寄りまで行けるのですが、今日はずっと立ちっぱなし。  上司は、新卒だし初めての仕事だから、出来が悪くても大丈夫だよ。と励ましてくれましたが、初めて任された仕事なので、頑張りたいと思っています。  引っ越してから体重が一気に増

          あるオフィスガールの日記(3月28日)

          共に暮らすということ

          共に暮らすということ。  新年早々、私はある不思議な夢をみた。それは、赤ちゃんを産む夢だった。生々しくて少々汚い話をすると、私が子宮から勢い良く生み出した生命体は、うんちまみれの女の子だった。いきんだ時に、うんちが出ることがよくあることというのは前から知っていたけど、まさか快便のような感覚で子供を生み出すとは、、!  しかも、夢の中で生み出した我が子は「桜鶴」と書いてちづると読む、DQNなのか、古風なのかわからない名前らしく、、。夢から目が覚めた瞬間、「子供を産む夢」をネ

          共に暮らすということ

          羽生結弦、報われないこと、それでも時はすすむ。

           私は羽生結弦選手について、そこまで詳しい訳ではないが、彼のことが好きだ。彼に会ったことは一度もない。今後の人生で彼と関わることも多分ないだろう。ただ、私には測りきれない程のプレッシャーを背負っている彼に同情している。また、みんなが順位という結果に注目している時「あれが僕の全てだった」と言い切る彼を尊敬している。私なら、「自分的には納得できない結果だった」、「悔しい」といった、みんなが自分への期待を手放さないように、一生懸命自分を弁護していたかもしれない。  小学校の頃、私

          羽生結弦、報われないこと、それでも時はすすむ。

          女性像の変化に伴う広告表現の在り方について

           *東京藝大の大学院入試のために書いた人生初の論考ですが、最終試験で落ちてしまいました。しかし、沢山の人に読んでもらいたい文章なので、掲載します。あくまでも、外人の未熟な文章なので、ご理解のほどよろしくお願いします。  文化芸術とは、どのようなものだろうか。文化と言えば、衣食住といった人間と人間の暮らしと関わる総体的なものである。また、芸術は独創的な方式を通じて、文化を創作し、表現する活動と言える。それを踏まえると、文化芸術というものは、人間の暮らしを描く全ての創作活動と定

          女性像の変化に伴う広告表現の在り方について

          幻の地、箱根に行った話。(1)

           彼とは付き合い始めて2年ほど経つが、二人で旅行に行ったのは一度だけで、都内から離れることもそうそうなかった。よその20代のカップルがどれくらいの頻度で旅行に行っているんだろう。ネット記事を読むと、過半数のカップルが半年に1回は旅行に行くとか。30代以下のカップルで、初めての旅行で国内に行った人の行先1位は、神奈川県と書かれている。確かに、私と彼の初旅行も江ノ島・鎌倉だったし、出所のわからないアンケートではあるが、ある程度信憑性のある資料かもしれない。  箱根旅行に向けて、

          幻の地、箱根に行った話。(1)

          たまたま入った駅内の洋服屋で、服を体に当てながら、鏡越しの自分を嬉しそうに見ている中年女性を見かけて、私まで幸せな気持ちになってしまった。

          たまたま入った駅内の洋服屋で、服を体に当てながら、鏡越しの自分を嬉しそうに見ている中年女性を見かけて、私まで幸せな気持ちになってしまった。

          パン売り少女、五月。

           親から経済的に完全独立して、1ヶ月が経過した。独立とはいえ、まだまだ自立はできていない。というか、彼氏や親代わり的存在のお客様がいないと、私の生活は1日も成り立たない状態である。  「さつきならできる、俺が手伝う。」  という彼の一言でなんとか生きていける勇気を得て、日本に残って、様々な夢を追いかけることを決意したものの、実際の生活は上手くはいかない。息をしているだけで、お金は無くなっていくし、これからどう動いていけばいいのか、正直自分でも分かっていない。ストレスで免疫

          パン売り少女、五月。

          野良猫みたいな人生。

          「あんたもううちの子じゃないから」 子供の頃、母と怒られるとよく家出をしていた。母はクロゼットの中にある服を、全部私のリュックに入れ込んで、あなたはもううちの子じゃないから。と、家から追い出そうとする。そこで謝ってほしかったんだろうけど、プライド高めの娘だったので、そのままリュックを持って、家から出てしまったのだ。  実家の近くには、おばあちゃんとおばちゃんたちが住んでいたので、家から追い出されても誰かの家に行けば、きっと養ってもらえるんだろうなーと思いながら、リュックを持

          野良猫みたいな人生。

          「料理できないし、家はゴミ屋敷です」

          「料理できないし、家はゴミ屋敷です」  男に出会う度に、私はいつも「ダメ自慢」をしてしまう。実際、ここ何年前までは、本当にゴミ屋敷のような部屋で暮らしていたし、それが苦にならなかった。中学生の頃の、英語の塾でも「五月ちゃんは、自分の身体だけ綺麗にして、それ以外は全部汚いね!」と塾講師に言われたことがある。料理、片付け、刺繍、字を書くことなど、「女子なら得意だよね!」と言われるようなものは、基本できなかった。そのため、「顔は可愛いのに、なんで〇〇はこんなに汚いの?」と言われる

          「料理できないし、家はゴミ屋敷です」