マジョリティは短期的な正解を、マイノリティは長期的な正解を持っている〜マイノリティは未来から来たマジョリティ〜
今回は、やや難解なテーマな感じですが、でも意外とシンプルなんじゃないかなぁと思っていて…
短期的な正解と長期的な正解
まず正解というモノの解釈ですが、
例えば、ある問題があったとして、
それを解決するためにまずは仮説を立てますよね。
地球温暖化という問題があって、
それは温室効果ガスによって引き起こされていると言われています。
だとしたら、それを抑制するために、電気自動車に乗ったり、ゴミを減らす試みなどがSDGsの一つとして行われていますよね。
その中でも特に温室効果ガスを排出するといわれるのが『発電』で、実に全CO2の約4割とも言われます。なので再生可能エネルギーや原発の有効利用が叫ばれているというわけですね。
話はそれましたが、
大多数の人が言っていることは、短期的には正解だが長期的にはそうとは限らないと思っているのは、
かつての産業革命や高度経済成長が表すように、経済の発展には製造業の発展、インフラの整備が重要と言われていました。
そのような世の中の見方が大多数、いわゆるマジョリティで、CO2排出が地球温暖化につながるなんてことはまるで考えていなかったと思います。
偉大なマイノリティ
そんな中、気候変動研究の草分けとして、
2021年にノーベル物理学賞を受賞した、
米プリンストン大学上席研究員の真鍋淑郎(しゅくろう)さんが研究を始めたのは60年ほど前。
真鍋氏は、コンピューターで気温の変化を予測する気候モデルを考案。CO2増加の地球温暖化への影響を示した研究などで受賞されました。
60年前の日本といえば、
今の還暦の方が生まれた頃。
カラーテレビが初めて登場。
首都高速道路開通。
まさに高度経済成長期真っ只中。
その頃のマジョリティといえば、
経済の成長のためにがむしゃらに働き、ものを造り、インフラを築く。そのために木を切っては燃やし、ガソリンを燃やし、電気を作り出す。
そんな時代に、それらが生み出す副産物が地球にどのような影響を及ぼすのかなんて、どれほどの人が考えていたでしょうか。
まさに、偉大なマイノリティと言えるでしょう。
マイノリティは未来のマジョリティ
当時の真鍋氏の常識は、
現代では多くの人たちの常識となりつつあります。
もし自分がなんらかのマイノリティだと思ったとしても、そこに信念があって、理論的に間違っていないと思うのだとしたらそれは貫き通すべきだと、真鍋氏の背景を知って感じたところです。
いつか、自分が貫こうとしたことが、
未来の人たちにとっては常識になる可能性もゼロではない。
それは既に証明されている事実。
今回は『マジョリティは短期的な正解を、マイノリティは長期的な正解を持っている〜マイノリティは未来から来たマジョリティ〜』について書かせていただきました^ ^
また、あしたね😊✨
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