「明日の朝は、のぐちやさんのチョコチップメロンパンを食べるんだ」 金曜日の夜から決めていた。 休日の朝の楽しみ。 土曜日の朝9時半。 ほぼパジャマでエコバッグを持って出かける。 家から歩いて3分の道のり。 お店に近づくと、外までメロンパンの香りがした。 メロンパンまであと少し。 だがしかし!お店に入るとメロンパンがない! そんなばかな。確かにメロンパンの香りがした。 動揺を隠しながら他のパンをトレーに乗せる。 店員さんの方をチラチラみるが、メロンパンが出てくる気配は
2024年ももう少しで終わろうとしているが、今年自分の中で一大旋風を巻き起こしたものがある。 それは、クレーンゲームだ。 クレーンゲームとは、いわずもがなゲームセンターに設置されている娯楽機器であり、2本ないしは3本のつめで景品をつかんでゲットする、アレである。 なにを隠そうマツザワ、この歳になるまでほとんどクレーンゲームで遊んだことがなかった。 遊ぶ機会はたくさんあったのだが、とれるかもわからない景品のために小銭を出すなど、無駄遣いでしかないという気持ちと、景品を取れ
先日、池袋で行われた「日本酒ゴーアラウンド」というイベントに参戦してきた。 「日本酒ゴーアラウンド」とは、全国各地で日本酒の日である10/1に開催されている、日本酒の飲み歩きイベントのことである。 今回初めて知ったイベントだが、年々開催規模が大きくなっているようで、今年は全国17都市で開催され、東京では都内11エリア、66店舗の居酒屋が参加したとのこと。 イベントの概要としては、イベント参加バッジを購入して参加店舗に行くと、一杯目の日本酒を無料で呑むことができる。 お通し
大学生の頃、自分が将来どんな職業に就きたいかを模索していた。 4年制大学に入学したからには、普通に考えれば就活に力をいれ、大手企業に就職するのが王道ルートであった。 しかし、何分世間知らずであったことと、自分のようなものが大手企業に採用されるわけがないという謎の劣等感があったため、大学で学んだことをガン無視して、やりたい道を突き進むことにした。(お父さんお母さんごめんなさい) 食べることが好きだし、食や農業に関わる仕事がいいなと漠然と思いつつ、何が自分にあっているか全くわ
先日初めて二郎系インスパイアラーメンを食べに行った。 大のジャンク好きとして以前から二郎に興味はあったが、うず高く野菜が積み上げられた山盛りのビジュアルに、自分には到底食べきれない代物であると決め込んでいた。 また「コール」や「ロット」という独特のルールがあることを聞き、なんだか素人が興味本位で訪れてはいけないラーメン屋であるような気がして躊躇していた。 しかしあるとき友人が「二郎系インスパイア」にいってきて、とてもよかったことを教えてくれた。 二郎系インスパイア(以下イ
学生の頃、昼ごはんを食べても夕方には死ぬほどお腹がすいていた。 空腹は生理現象であり、至って健康な若者の証であるが、マツザワは空腹によりしばしば狂暴化していた。 間食をすればいいだけの話ではあるが、なんとか昼飯の満腹感を持続させ、内なる獣を抑え込み、心の平穏を保つことはできないかと考えあぐねていた。 まずは、いつもと同じ昼食の量でより満腹感を得るために、よく咀嚼してみようと考えた。 しっかり噛むことで脳の満腹中枢が刺激され、満腹感が得られるというのはありきたりではあるが、
小さい頃からアレルギー体質である。 気をつけていれば普通に日常生活を送ることは可能であるが、なかなかやっかいなものが多い。 数々のアレルギー伝説をもつマツザワの、アレルギー発症歴の一部を以下に列挙してみよう。 ・年度末、小学校のワックスがけでぜんそく発症 ・新しくできたお店に入店し、建物の塗料か何かでぜんそく、じんましん発症 ・友達の家に子猫が生まれたと聞き、子猫と戯れてぜんそく発症 ・線香花火の煙を吸ってぜんそく発症 ・マラソン大会でぜんそく発症 ・りんごを食べて食道が腫
お菓子屋さんらしからぬことをいうが、クッキーがあまり得意ではない。 全く食べないわけではないのだが、他に選択肢があればクッキーを選ばないことが多い。 なぜクッキーを好まないのか。 クッキー界の暴君の異名を持つマツザワが、独断と偏見による客観性に欠いた論を今から展開しよう。 まず、クッキーは奥歯に詰まる。 奥歯に詰まったクッキーをとろうと舌を動かしていると一気に疲労感に襲われる。 優雅なおやつタイムも、クッキーを食べればたちまち表情筋の筋トレタイムと化す。 どうして自分を甘
焼きそば。 それは、パパっと作れる家庭料理の代表格。 あるいは、お祭り屋台の人気者。 あるいは、ご当地B級グルメの立役者。 いずれにせよ、文字通りの「日常茶飯」であり、高級料理店にいき、高い代金を支払い食べるものではない。 そんな家庭料理のクオリティなどたかが知れている。 特に焼きそばなぞ、家で作る場合は大体スーパーで焼きそばキットを買ってきて、適当な野菜と麺を炒めて、付属のソースとあえれば、誰がつくっても同じ仕上がりになる。 焼きそばなぞ、所詮そのような料理だと思って
今年の1月に、大学時代の友人と横浜中華街に行きました。 中華料理ももちろんでしたが、その日のメインは手相占いとマッサージをしてもらうことでした。 30代に突入し、将来への不安を誰かに大丈夫だといってほしい、長時間のデスクワークでバキバキに凝り固まった体を誰かにもみほぐしてほしい、そんな思いを抱えながら毎日を生き抜いているお年頃なのです。 友人の、中華街なら手頃な値段で占いもマッサージもできるよ!という言葉をきき、1月のカラっとはれた冬の昼下がり、東門に集合。 腹が減っ
えー、アイスが、好きです。 特にハーゲンダッツみたいな濃厚なアイスが好きで、一時は種類別「アイスクリーム」しか勝たん主義でしたが、年末年始にコロナに罹患し、のどが痛すぎてガリガリ君しか食べられなくなった経験から今はだいぶまるくなり、氷菓もよく食べています。 とはいえ、やはり濃厚アイスはだいすき。ソフトクリームやジェラートたべた~~いという欲求はとどまることを知らず。アイスを食べたくない日などあるものか。 そういうときは大体身近なところで、コメダ、ミニストップ等に駆け込み己
全くアピールすることではありませんが、マツザワはダイのものぐさです。 人前ではなるべく気をつけているつもりですが、気を抜くと、途端に横着になります。 横着大魔神なので、家での料理も適当です。 料理をすることは好きなのですが、レシピをみるのが面倒くさい。 材料を用意するのも、計量するのも、料理中に何度もレシピをのぞき込むのも全て面倒くさい。(※お菓子はちゃんと計量して作ります。) レシピ本をぱらぱら眺めるのは大好きなのですが、いざ作ろうとすると、その無数のレシピの中から食べた
えー私事ですが、昨年の冬から今日にいたるまで、約5キロ太りました。(衝撃かつ誰も得しないカミングアウト) 冬場にあまり外にでず、家でお菓子ばっかり食べ続けた結果、じわじわ太っていったようです。 あまりにもありきたりすぎる哀しき軽肥満。 そしてなぜ5キロ増えるまで放置した。。 幸いゆったりとした服を着るとそんなに見た目的に変わらないようで、周りの人にも太ったねといわれることはないのですが(え、もしかしてみんなが優しいだけ?)、ここ数年そんなに体重の増減がなかったため、5キロと
GW前、有給を使って沖縄へ行ってきました。 4泊5日の、人生初沖縄旅行!! 人生初沖縄にもかかわらず、沖縄本島をすっとばし、羽田空港から石垣空港へ。 そこからフェリーで30分程のところにある小浜島という離島に滞在しました。 小浜島はNHK朝ドラの「ちゅらさん」の舞台となった島です。 マツザワはちゅらさんも知らず、沖縄本島も知らず、いきなり小浜島という沖縄初心者には少々レベルの高い場所に来てしまいましたが、結果、とってもよかった。。! なにがあるかって? なにもない!!(※
最近、お菓子マツザワの理念であったり、イメージを他の人に質問される機会がちらほらあった。 もちろんそんなときは作っているお菓子のテーマであったり、目指していることを答えたりするのだが、最近自分の中でしっくりくるフレーズを見つけよく使っている。 それは、 「お菓子マツザワは、ちょいダサです。」 説明するまでもないが、ちょいダサとはちょっとダサいという意味である。 いや、ダサいて。 謙遜のし過ぎなのか、あるいは自己肯定感低すぎなのか、いずれにせよその言葉の第一印象から他者
パン、お好きですか? マツザワは何を隠そう生まれてこの方ずっと朝はご飯派でしたが、なんの因果か天変地異か、ここ最近は朝はパンパパン派です。 パンがないとちょっと朝不機嫌になるくらい身体が毎日パンを欲しています。 そんなマツザワは以前仕事でパンを焼いていたことがありました。 大学を卒業して新卒で入った会社が食品スーパーだったのですが、最初に配属された部署が何故かスーパーではなく、系列のイタリアンレストランのベーカリー部門という特殊部隊でした。 それまでパンを焼いたこと