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「指で触れ火にかけかき混ぜ/る振付のレシピ」 記録写真 ~The recipes for choreography
指で触れ Touch with my fingers,
火にかけ put on fire,
かき混ぜ stir,
る振付のレシピ the recipes for choreography
振付のレシピ.ver「指で触れ火にかけかき混ぜ/る振付のレシピ」
指で触れ Touch with my fingers,
火にかけ put on fire,
かき混ぜ stir,
る振付のレシピ recipe for choreography
2024年
6/21(金)18:30~
6/22(土)16:30~
6/23(日)16:30~
6/28(金)18:30~
6/29(土)16:30~
6/30(日)16:30~
振付:増川建太
出演:増川建
遠くから
遠くから
遠くへ
遠くから
遠くへ
遠くへ
遠くへ
遠くへ
遠くへ
遠くへ
遠くへ
遠くへ
ゆこう雪が溶ける前に
ゆこう雪が溶ける前に
雪が溶ける前に
ここを離れなければならぬ
雪溶け水が川を下る速さを
峠を下るバスが追い越す
先に春に到達する
悲しいことでもある
できるだけ速くゆっくり
ここを離れてゆこう
山から霧が降りるのを見た
実に静かな夜
木は眠る
風は止まる
雪は 全て覆う
完璧な夜
外に出る
川沿いをゆく
山から霧が降りるのを見た
川の音は雪に吸い込まれる
冬は全てに沈黙を強いる
沈黙が欲しく
奥へとゆく
完璧な静止を見る
頭を霧が覆う
遠くの街灯にモヤがかかる
涙のようでもある
吸い込む
夜の色と霧の不明瞭さはお互いを求めつつ
混じることがないと知る
全ては灰色の下で
静かな音が鳴り響いていた
山から到
冬の終わりをつげる最初の南風
待つている
冬の終わりをつげる最初の南風
待つている
丘を越え窪地になだれ込む最初の南風
待つている
触れられそうなあたたかな南風
窪地の底から
ずつと見ている
もし会えたら
泥のように眠ろうではないか
外の喧騒が怖いか
外の喧騒が怖いか
おとなの人じゃなくてよかったと
肉をうまく消化できない
肉をうまく消化できない
肉をうまく消化できない
午前四時
焼肉は腹を下す
カルビ、ハラミ、ロース
トイレに篭る
和牛は特に胃腸が支障を来す
玄米、野菜、味噌、豆腐
魚を食べたい(しかし手元にはない)
朝五時、太陽を待つ
夏ならば熱い熱い太陽が来る頃だろう
待つぞ待つぞ
12月、冬、ヨーロッパ
東の方角
熱望する
喝采を送る
遠い国の恐ろしい出来事
私等をかけ離れた大きな力で進んでいく
胃
19092023
朝音を聞いた
北⻄へ向かう
車で山道をゆく
皮膚を指でなぞる窪み
谷が続く
谷
谷 エンジン音
少々荒い運転で進む
足はいつも蒸れて土の夢を嗅ぎたがっている
アクセルを踏む
後部座席で揺られる身体
エンジンの振動
車を降りて赤い橋を渡る
「ベッドルームにて毎晩蝶が飛び立つ」振り返り
参加していたグループ展で2023年6月、7月に計4回パフォーマンスを行った。
踊りをやっていく上で、とにかく強烈な身体を、と思いつつも、一瞬にしてそれを捨て去ってしまいたい欲求を持っている。
紆余曲折を経て今でこそ身体は、踊りは素晴らしいと思っているが、同時にこれに果たして何の意味があるのかと大変冷たい目をすることもある。
日常生活でも、資本や行政の力、テクノロジーの力で成り立つ街で不自由なく暮ら