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ただの差別でキレる老害2

前回、「日本人を出せジジイ」という愚かな老害について述べました。
今回は「あなた何人(なにじん)ジジイ」について、述べていこうと思います。
サンドラ・ヘフェリンさんが、「ルーツ探偵」と日本語訳されている人々のことです。

あなた何人(なにじん)?

中華まんを買うのか買わないのか言え

コンビニで店員がこう言ったら何と答えますか。

「中華まんセール中です。いかがですか。」

「肉まん一個ください。普通の肉まん。」
「ピザまん一個ください。」
「今日はいいですわ。買わないです。」

普通はこう答えます。
中華まんがセールであること、また、中華まんを買うか買わないかが問われているということが、日本語としてわかりますから。
しかしながら、老害はこう言います。

「あなた何人(なにじん)?」
「あなたどこから来たの?」

中華まんを買うのか買わないのか言えよ。

ただの差別

中華まんの購入を聞かれたのに何人(なにじん)かを問う。ただの差別なわけです。
老害は日本人だと判断したら問いません。
老害が日本人でないと判断した場合にのみ問うのですから、差別でしかありません。

老害が日本人でないと判断した場合、というのは外国人だったら、ということではありません。
老害は、日本人であろうとも、何人(なにじん)かを問います。
帰化した日本人の場合。
出生から日本人でも東アジア系の顔でない場合。
こういう場合には日本人でも問うでしょう。

ネイティブ並みの日本語と、日本人らしい名字、そして、日本人らしい顔、この三者を兼ね備えていないと、老害は何人(なにじん)かを問うのです。

中華まんを買うか買わないのかも言わないのに。
そもそも問う意味は何なのですかね。

ルーツ探偵

「あなた何人(なにじん)?」という問いに対して、老害は老害の納得のいく答えを求めます。
日本人であろうとも、「親は何人(なにじん)?」と再び問うだけです。

これは日本国内に限った現象ではなく、ドイツにおいても見られる現象だそうです。
サンドラ・ヘフェリンさんが、「ルーツ探偵」と日本語訳するのが、そういう老害です。

老害はおそらく正当化するでしょう。
「疑問に思っただけだ。」
「聞いてはいけないという法律は無い。」
「何が悪いのか。」

悪いに決まっています。
後ろに並んでいますから。

まず中華まんを買うのか買わねえのかを言え。
中華まんを買わない、と言ってからであれば良いということでもありませんけれどもね。

「あなた何人(なにじん)?」
「親は何人(なにじん)?」

店員のルーツを問う意味は何ですかね。
日本語ペラペラなら、それだけで十分です。

リンク

サンドラ・ヘフェリンさんの記事リンクを付けておきます。

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