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認知、内省、価値観変容。レゴ®シリアスプレイ®じゃないワークショップを設計/実践して気づいたこと。

こんにちは。この週末はかなりヘビーな状況でした。先程大阪から戻ってきたばかり。フェスで3曲くらい歌ってきました。はい。


リフレクション。

そんな週末の金曜日にあるワークショップを実施した。このワークショップは全国各所でおこなう予定でもある。その一回目でもあったので、かなりチャレンジングな内容で進めてみた。その結果、改善のポイントもところどころで存在したが、全体的にはある程度の成果があったようにも感じている。

さて、このワークショップで参考にしたのが熊平美香さんの「リフレクション」。正月に参加した「学習する組織」✕レゴ®シリアスプレイ®勉強会で話題として出たので改めて読んでみたら、「あら、次のワークショップで使えんじゃね?」という感情になった。内省の重要さを改めて知ることになった。

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メンタルモデルとパラダイム・シフト。

今回のワークショップは参加者にもこだわり、自分というものにかなり深く入り込むようにした。そこで書籍でも紹介されているフレームワーク「認知の4点セット」を活用することにした。

マサチューセッツ工科大学上級講師のピーター・センゲが提唱する組織論「学習する組織」では、推論のはしごを通して形成されたものの見方を、「メンタルモデル」と呼びます。前述でも取り上げた「意見」「経験」「感情」「価値観」の「認知の4点セット」は、このメンタルモデルを可視化するツールです。

熊平美香「リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術」
第1章:リフレクション基本の5メソッド「メタ認知を高めて自分を知る」
より引用

要するに、ものの見方「メンタルモデル」をどう内省するのか。7つの習慣的に言えば「色のついたメガネをかけている自分に気づく」ということ。パラダイムをシフトするための「See-Do-Getサイクル」を回すという行動に似ている。ここでは客観的な自分自身の問いかけがとても重要になってくる。

自分が変わらなければ何も変わらない。

学習する組織」であれ「リフレクション」であれ「7つの習慣」であれ、すべてに共通して言えることは「自分が変わらなければ何も変わらない」。この言葉にすべて集約される。関心の輪に注力するよりも、自分という存在、影響の輪に集中していくほうが、より大きな効果を発揮することができる。

その点で自分を捉えていこうとするとき、「認知の4点セット」は非常に大きな力を発揮すると、今回のワークショップでは強く感じた。そして自分の認知と他者の認知を見比べることが大事だ(意見、経験という「関心の輪」は人それぞれではあるけれど、感情や価値観の「影響の輪」は学習できる)。

導入。スキルビルディングのありがたさ。

こう書いてくるとなんだか上手くいったような気にもなってくるが、修正箇所はかなりあったなと感じた。ひとつは、短時間でのワークショップでもあるので、アイスブレイクの質を上げる必要性に気づいた。いや、アイスブレイクというよりも、ワークショップに臨む気位の醸成が最重要課題である。

レゴ®シリアスプレイ®にはスキルビルディングがある。今回ほどスキルビルディングのありがたさに気づいたワークショップはない。丁寧に親切に導入を行うことの大事さをしみじみと感じる。だからそういう点で考えても、レゴ®シリアスプレイ®というメソッドは世界最高であると言えてしまうのだ。

最後に。

冒頭に戻る。フェスでの熱唱で随分と気管支がやられている。しかしながら、妻に連れて行ってもらったカラオケでかなり喉が開いたおかげか、歌唱力が若い頃のように復活した気もする。何事も「自分ごと化」と、そして実践をベースとした「学習」が重要。良い機会をいただけて本当に嬉しい。

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