時間と愛と生命力【花からみる鬱】
GWらしく愛知県名古屋市の東山動物園内にある、植物園に行った。
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突然だけれど
ヒスイカズラという花をご存知だろうか。
花言葉は
『私を忘れないで』
原産地のフィリピンで絶滅しそうになったときに付けられたとのこと。
花言葉って、そういう流れで
「後付け(言い方が悪い)」されていくのかと、新たな学びを得た。
色は水色のような薄い緑のような紫のような、ヒスイに似ているから“ヒスイカズラ”だそう。
この園のヒスイカズラは、去年6年ぶりに花を咲かせた。
6年前、園内で移動をしたことにより元気をなくして枯れてしまったヒスイカズラ。
飼育員さんの努力の甲斐あって、
4年間をかけて彼の根は回復を遂げた。
枯れた茎や葉も潤いを取り戻し、
もう2年後には花をつけたのである。
こんなところでも鬱に結びつけてしまうわたし。
枯れた植物が、息を吹き替えすとは思いもしなかった。
枯れた植物は、もう終わりだと思っていた。
それを4年かければ戻る。
4年もかかる。
どちらで捉えるだろうか。
どちらにせよ、もう死んだ同然の生き物が活力をみなぎらせるのだと。
飼育員さんの想像が及ばないほどの
懇意なお世話、愛情。
そして生命がもつ力。
愛情と生命の強さを垣間見た休日であった。
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あと4日でGW終わっちゃうよー🥺🐬🍒🌻
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