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健康で文化的な最低限度の食物繊維(冷凍野菜の活用法)

「野菜足りてる?」

耳にタコができるほど聞いた。
わたしだけでなく、自炊している/はじめようとする人間は必ずといっていいほど言われてきた言葉だろう。そうでなくとも、テレビCMでさんざん聞いてきたはずだ。

野菜は大事だ。こまめに補給しておくに越したことはない。
冷蔵庫には常になんらかの野菜が入っていることが理想だろう。
しかし野菜は腐る。


・自炊はじめたての人
・自炊しないモードに入ると何週間も自炊しない人
・基本外食だけどたまに自炊する人


こんな人は野菜を腐らせがちなのではないだろうか。

要するに、
「野菜を消費する期間が一定ではない人」にとって、「冷蔵庫に常に野菜を入れておく」というのはハードルが高い。


それなら冷凍庫に野菜を入れておけばいい。
そういうわけで冷凍野菜の提案です。

この記事は

・自炊をはじめたてで続けられるかわからない人
・自炊するタイミングが不規則な人
・基本外食だけどたまに自炊する人


に向けた

・手軽に調理できて
・消費期限を(あんまり)気にせずに
・アレンジしやすい


冷凍野菜を活用しよう!という記事です。

「冷凍野菜つくるぞ!」という人は順番に読むといい。
「冷凍野菜買うぞ!」という人は[冷凍野菜を使ったおすすめ【限界】レシピ]まで飛ばすといい。

野菜を冷凍しよう


冷凍野菜をつくる人向け。冷凍野菜は市販のスーパーでそこそこ安価で売られているので、野菜を切ったりするのがめんどうな人は買おう。

ちなみに、冷凍野菜を作るためにわざわざキッチンに立つ必要はない。自炊のついでに多めに野菜を切って、袋に入れて冷凍庫に放りこんでおくだけでいい。そうすれば「なんか食べたいけど食材が何もない!」というときに役に立つ。


その1:必要なものを用意しよう

・野菜
なんでもいい。と言いたいところだが、冷凍に向かない野菜もある。トマトなどの水分が多い野菜や、大根などの根菜類は解凍時に食感が変わるので向かない。食感を気にしないのなら大丈夫。

・ビニール製の袋
なんでもいい。フリーザーパックが手元にあるならそれを使えばいいが、ないならポリ袋で十分。わたしはフリーザーパックを使い捨てするのに抵抗があるので、ポリ袋で野菜を冷凍している。


その2:野菜を切ろう


解凍したあとの調理方法に合わせて切る。わからなかったら薄く切ればOK。その方が解凍の手間がかからない。


その3:袋に入れて冷凍しよう


袋に入れる前に軽く水気を拭くと、取り出すときに野菜同士がくっつかないので楽。くっついてもいいなら拭かなくていい。わたしは拭いてない。


おすすめ冷凍野菜3選


冷凍するのにおすすめの野菜を紹介する。
ついでに野菜のプロが書いた記事ものせておくので、わたしの冷凍野菜のつくりかたがイマイチ信用できない人はこっちを参考にするといい。

・きのこ

きのこ

料理にもう一種類食材を入れたい。そんなときにきのこがあると助かる。安いときにまとめ買いして冷凍しておこう。あと、きのこは冷凍するとうまみが増すという噂がある。

・小松菜

小松菜

クセがなく、最悪生でも食べられるので調理の幅が広い。火が通っているか神経質にならなくてもいい。電子レンジに入れてしょうゆをかければ食べられる。

・ブロッコリー


ブロッコリー

下茹でがめんどうだが電子レンジで加熱すれば大丈夫。スープに加えればちょっと豪華な感じになる。そのままチンしてマヨネーズ、めんつゆ、すりおろしにんにくをかけるとおいしい副菜になる。なにより健康によさそう。


冷凍野菜を使ったおすすめ【限界】レシピ


なんかめんどうだから今日はインスタント食品で。でも野菜はとりたい。

そういう人に向けた「レトルト食品+冷凍野菜」の提案。
「お湯を入れる」「レンジでチン」の前に冷凍野菜を加えるだけなので負担は最小。そのわりに満足感は増すのでおすすめ。


・カップラーメン+冷凍野菜

お湯を入れる前にかやくと一緒に入れておく。3分もお湯に浸かってれば解凍できてる。小松菜やきのこ類を足すのがおすすめ。


・インスタントスープ+冷凍野菜

コンビニで売っているインスタントスープに冷凍したままイン。説明に従ってお湯を入れる。大きめのブロッコリーとかは完全には解凍できないかもしれないので注意。


・レトルトカレー+冷凍野菜

レトルトのタイプにもよるが、お皿に出して電子レンジで温めるタイプなら冷凍野菜を入れるスキがある。カレーにブロッコリーを入れるとおいしい。しかもボリュームが増す。


・パックごはん+冷凍野菜

パックごはんを冷凍野菜と一緒にあたため、深い器によそう。お湯をかける。そのうえから白だしとしょうゆをかけると野菜の入った雑炊になる。ツナ缶を入れてもおいしい。パックごはんのパックだけで作るのは無理があるので、割り切って別に器を用意しよう。


・即席めん+冷凍野菜

めんと一緒に冷凍野菜を茹でる。めん以外の食感が加わることで、具無しラーメンのクオリティが上がる。


ふわっとしたいい感じのまとめ

ちゃんとしなくても野菜はとれる。

腐った野菜というものは、画題としてはすてきだ。セクシーですらある。わたしも毎日生ごみを観察しては「九相図だ~!」とはしゃいでいる。
しかし、腐った野菜が冷蔵庫にあると萎える。
食材の管理ができない自分がだめなやつに思えてくる。「ちゃんとしなきゃ」と落ちこんで、なみだに水没する夜もある。


性格、環境、仕事のシフト。野菜が使いきれないのにもいろいろ理由がある。その理由を探して、「野菜を腐らせない自分」になるためにがんばることもあるかもしれない。

でも、できないことはできない。だからできないことをやって自己肯定感を下げる必要はない。

野菜を腐らせてしまうなら、野菜を腐りにくいように加工すればいい。その方が、自分を変えるよりずっと楽だ。


ぶっちゃけ、健康が目的なら冷凍野菜はいらない。外食オンリーでも健康的な食生活できる。
だから自炊する必要もない。自炊できなかったらしなくていいと思う。自炊は半分趣味だと思う。

あと、健康である必要もない。健康的な生活というのも半分趣味だと思う。「自分は不健康でもいい」と思ったら野菜なんて食べなくていい。
「野菜足りてる?」と聞かれたら「足りてない!」と笑顔で答えよう。


「それでも野菜が食べたい!」という人にとって、このnoteが役に立ったらうれしい。

おわり。


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