石森和麿(アリストテレスの窓)

「本当に子供たちのことを考えた教育」ってなんだろう?と試行錯誤して早13年。遂に自分で学び舎を開こう!と思うに至り,ついに開きました!コロナ禍における新しいオンライン教室「アリストテレスの窓」です!こちらには子供たちへの思いや、自分のことなどを綴っていけたらと始めました。

石森和麿(アリストテレスの窓)

「本当に子供たちのことを考えた教育」ってなんだろう?と試行錯誤して早13年。遂に自分で学び舎を開こう!と思うに至り,ついに開きました!コロナ禍における新しいオンライン教室「アリストテレスの窓」です!こちらには子供たちへの思いや、自分のことなどを綴っていけたらと始めました。

マガジン

  • アリストテレスの窓

    • 28本

    オンライン教室「アリストテレスの窓」のマガジンです。 「どんな時代でも自分らしく生きる」ために何が必要なのか?日々の子供たちの様子をお伝えしていきます。

最近の記事

息子が教えてくれたこと

子供はすごい。いろんなことを大人に教えてくれる。いつも授業をしていて、僕らが学ぶことも多い。 息子が生まれて、早9ヶ月が経った。この9ヶ月、いろんなことを学んだ。 生まれる前、先天性十二指腸閉塞の疑いがあるといって急遽総合病院で入院することになり、生まれた次の日に緊急手術を受けることになった。 生まれたばかりで手術室に運ばれる我が子を見て、涙がでた。6時間後、管を挿したまま昏睡状態で帰ってきたのを見て、また涙が出た。 しかし、そこで終わってはアリ窓じゃない。なんでこんなに

    • 日本の生徒が、ウクライナの子どもと交流してみた

      9月のある日、「ウクライナの人と交流できるかも」という一言から始まった。友人のウクライナ人の協力の元の話だった。 アリ窓では、時事ネタをよく扱う。2月からのロシアによるウクライナ侵攻もその一つだった。そんな折、僕はウクライナ人のターニャさんと出会った。ダメもとで提案してみたところ、非常に快く引き受けてくれた。アリ窓お家芸のご縁企画となった。 驚きは探求の第一歩! 僕は、子どもたちの「そんなまさか!」という表情がたまらなく好きだ。今回も非常に忘れ難い表情を見せてくれた。ま

      • 「サル痘」に教育はどう対処すべきか

        先日、WHOがサル痘に対する緊急事態宣言を出しました。そしてついにサル痘の日本での症例が確認。コロナウイルスの感染拡大が続く中での報道です。おそらく、今後コロナに次いでサル痘が社会課題としてのしかかってくると思われます。 私たちにできることは、準備を進めること。教育者として、今からさまざまな事態を考えて行動しなければなりません。 1. どうやって感染するのか厚生労働省のHPによると、感染経路は以下の4つ。 今、私たちが直面しているコロナウイルスの感染対策がそのまま有効の

        • ゲーム三昧小学生の、夏休みの過ごし方

          いよいよ夏休みです。 いかがお過ごしでしょうか。この季節になると、自分のことをよく思い出します。 「ゲーム最高ヒャッハーーーー!」でした。 今はすぐ飽きてしまうので、流行りのものを少し遊んでみる程度ですが、1日8時間以上をドンキーコングに費やしていた者として、子供たちの「ゲームやりてぇえ」はすごくよく分かります。けれど、保護者の方からしたらどうしたものかと悩みの種でもあるでしょう。 教育の世界に入ってから、ゲームと子供を取り巻くさまざまな例を体験しました。そこで今回は、

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        記事

          デジタルネイティブとオンライン教室の相性

          「デジタルネイティブ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。オンライン教室をやっていると、よく耳にする言葉です。調べてみたところ、どうやらこの言葉は80年代からあるらしく1)、僕の世代がちょうどデジタルネイティブの最初あたりらしい…(といっても、中学生までは連絡手段は家電だけでしたし、祖父の家の電話は黒電話でしたけれど)。 そして、96年以降に誕生した世代が「ネオ・デジタルネイティブ」と呼ばれるそうです。アリ窓の生徒はみんな2000年以降、しかもグループクラスの生徒はみん

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          英語は何歳から?日本語教師の外国語教育

          小学校での英語の授業が始まり、グローバル社会の中で生きるこれからの子供のことを考えると、英語はますます欠かせないものになるんだと思います。 日本語教師をしていると保護者の方から「英語学習は早ければ早いほどいい」とか「幼稚園からインターに入れるべきか」とかいうような、いわゆるバイリンガル教育について耳にすることがあります。 正直、僕はあまりに早い英語教育には消極的です。今回はその理由も含め、日本語教師から見たバイリンガル教育についてです! 1)英語教育は早ければ早いほどい

          英語は何歳から?日本語教師の外国語教育

          共通テストにみる,これからの子どもに必要な力

           昨日,大学入学共通テストの第一日程が終わりました。新聞やネット上には早速いろいろな記事が賑わっています。僕たちのオンライン教室では,小中学生がメインですが,彼も何年かすれば受けるであろうテストです。動向に目が離せません。  そこで今日は,それら巷の情報も踏まえながら「共通テストにみる,これからの受験に必要な力」について考えます。 なぜ「共通テスト」なのか そもそも,センター試験から共通テストへの移行は,「高大接続改革」という文部科学省が進める教育制度改革の一つの柱として

          共通テストにみる,これからの子どもに必要な力

          子どもにはたくさん現実の体験をさせた方がいい理由

          みなさんこんにちは! このところ,よく保護者の方から「テレビゲーム」についてのご相談を受けるようになりました。 最近のテレビゲームは本当にリアルで,VRなどは本当にその場にいるかのような臨場感があって,とてもすごいですよね。また,テレビで流れる映像も8Kカメラで撮影したものはとても綺麗で,家電量販店に行くとつい足を止めてしまいます。 どんどん身の回りに現実に近いようなバーチャル(仮想)が利用できるようになっています。そんな時代だからこそ,僕は現実の体験をたくさん子どもにし

          子どもにはたくさん現実の体験をさせた方がいい理由

          予測不可能な時代の教育とは

           2021年が明けてはや10日が過ぎました。昨年のクリスマス以降,ヨーロッパではコロナ患者が急激に増え,日本でもついに緊急事態宣言が出されました。  昨年の今頃,誰がここまでの事態を想定していたでしょう。これから一体,世界はどうなってしまうのでしょうか。そして,教育に携わる者として,子どもたちに何を伝えられるべきなのでしょうか。今回は「予測不可能な時代の教育」について考えてみました。 最悪を想定した教育  僕は最悪,これから益々混迷を極める時代になってくると予想していま

          予測不可能な時代の教育とは

          「夢を実現させる」とは?考えるワークショップをやりました

          こんにちは!かずまです。 久しぶりの投稿。今日は、先日行った、『「夢をカタチにする」ワークショップ』について。 総勢21名、子どもも大人も一緒になって「夢」について考えました。 このワークショップ、今年の3月と5月にデザイナーの「佐宗邦威」さんが行ったもの(その時の様子はコチラ)のエッセンシャル版で、デザイナーである佐宗さんらしい視点から「夢をカタチ」にするものでした。 先日、ご縁で繋がった「花まる学習会」の海野巨人(うんのなおと)さんが、こちらのワークショップをすること

          「夢を実現させる」とは?考えるワークショップをやりました

          子供へのリスペクトの第一歩は「期待しない」こと

          こんにちは!かずまです! 先日、オンライン教室のモニターをスタートさせました。そして昨日その第一回の授業!!とっても刺激溢れる時間でした。子供は大人が思う以上に、いろんなことを感じているし、考えている。それを改めて感じました。 さて、今日は、教育におけるリスペクトについて。今まで幼稚園児から大人まで、いろいろな方を対象に授業をしてきましたが、その経験で思うのは常に相手をリスペクトする大切さです。子供であろうが、同世代であろうが、年上であろうが、リスペクトがなければ、安心し

          子供へのリスペクトの第一歩は「期待しない」こと

          ブラジル式「カオス」は人の成長にどう影響するか

          皆さんこんにちは!かずまです! 昨日、ご縁をいただき、教育事業を新しく立ち上げようとしている元中学教師の方と意見交換をしました。それがものすごくおもしろくて、その話の中で「カオス(混沌)は人の成長にどう影響するのか」という話になり、さらに盛り上がりました。話が終わって、色々考えてみると、なんだかブラジルの日系社会にそのヒントが結構あるんじゃないかと思いましたので、まとめることにしました。 ブラジルの日系社会とは あまり知られていないのですが、ブラジルは、日本に次いで日本

          ブラジル式「カオス」は人の成長にどう影響するか

          ディズニーシーが教えてくれた「笑顔の法則」

          こんにちは!かずまです!! 今日は、いろんなところで使える、「笑顔の法則」なるものをお伝えしたいと思います。 これは、僕がディズニーシーのアルバイトで学び、その後の人生でも存分に役立っている法則です。 ディズニーシーの経験 僕は大学生の時、学習塾で教えていたのですが、長期休暇の間はディズニーシーでアルバイトをしていたことがありました。出入り口ゲート付近のお土産屋さんで、レジ打ちや品出しなどをしていました。 特にレジの仕事が一番好きで、レジ担当の日はもうあっという間に時間

          ディズニーシーが教えてくれた「笑顔の法則」

          「ホメない」教育ってなんだ?

          こんにちは!かずまです。 noteを書き始めて早3日。今日は、僕が生徒と接する時に気をつけていることを、「ホメ」の視点から書きたいと思います。 「ホメる」とは「ホメる」というと、どんなイメージがありますか。「ホメられて伸びるタイプだから」とか、「子供は叱るんじゃなくてホメて育てるべきだ」とか、色々ポジティブなイメージがあると思います。 「よくやったね」「がんばったじゃん」「すごい、さすが」 誰しも、一度は誰かからホメられた経験があるでしょうし、ホメた経験もおありだと思い

          「ホメない」教育ってなんだ?

          子供が「自信を持つようになる」には

          こんにちは!かずまです。 なんだか夏のような日差しになってきましたね。 今日は「子供が自信を持つようになるには」何が必要なのかを考えたいと思います。 みんな同じ感想を抱く子供たち「自信を持っている状態」とはどんな状態でしょうか。僕は4年前、まだブラジルから帰国して間もない頃、とても興味深い経験をきっかけに考えるようになりました。 それは初めて小学校でお話しする機会をいただいたときでした。ブラジルの文化紹介をしたのですが、その感想を聞く時間になったときです。 どの子の感

          子供が「自信を持つようになる」には

          オンライン授業で求められること

          先月、オンライン授業を2週間行いました。 結果、大変ありがたいことに日本各地や海外からもご参加いただきました。 これは本当に嬉しかった。そして同時に、「オンラインで最高のモノを提供するにはどうしたらいいのだろう」と頭グルグルの2週間でした。 結論、オンラインでも充分可能性がある!今まで、リアルの場では何度も子供たちと関わってきました。しかしオンラインの本格的なクラス授業は初でした。実際にやってみて思ったのは、充分可能性があるぞということ。むしろメリット多いんじゃないか?備

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