帰ってきた手帳会議
増殖した10冊のノートと手帳を振り分けた、前回の手帳会議。
1.ほぼ日手帳day-free(カズン):【メイン】予定・タスクの管理
2.ほぼ日の方眼ノート(A5):アイデア・事実の記録
3.ロルバーン ポケット付メモ(M):持ち歩きノート→新たな仕事用のメモ
4.ロルバーンダイアリー(L):新たな仕事用の手帳
5.ロルバーン ポケット付メモ(A5):勉強用
6.ロルバーンダイアリー(A5):勉強用
7.セプトクルール(A5):勉強用
8.ユアンス(A5)(ルーズリーフバインダー):勉強用
9.ロルバーンノート(A5):マステ帳・インク帳
10.トラベラーズノートパスポートサイズ:持ち歩きノート
その最後に、私はこう記しました。
あの記事からおよそ1か月。
役割を思いついたり、使い道を囁かれたりしたわけでもないのに、私のノートコレクションにトラベラーズノートレギュラーサイズが仲間入りしています。
久々の東京旅行
先日、東京へ小旅行に赴きました。
流行り病の関係で、数年ぶりの泊りがけの旅行。デザフェスへの一般参加や地元にはない都会のお店巡り、古い友人と会うことなどが目的でした。
その中で、せっかくだからと足を運んだのがいくつかの有名文具店。
あらかじめ行きたいお店をピックアップし、巡る順番なども計画していましたが、それでも魅力的なお店が多く想定より滞在時間が長くなり、全てを回りきることはできず。
現地で行き先をさらに絞る必要がありました。
その中でも「必ず行きたい」と優先順位を高く設定していたのが、トラベラーズファクトリーステーション(東京駅)とトラベラーズファクトリー中目黒。すっかり魅了されてしまった、トラベラーズノートのお店です。
トラベラーズファクトリーステーション(東京駅)
先に赴いたステーション(東京駅)では、チャームやマスキングテープなど、周辺グッズにまず注目。パスポートサイズを購入したのは通販だったため、関連商品を実際に目にするのは初めてです。
とにかくかわいい。かっこいい。おしゃれ。手持ちのパスポートサイズにあわせて使いたいグッズがたくさん。最高。
店内をゆっくり見回っていると、ふと目についた、目についてしまったのがレギュラーサイズのリフィル。東京メトロのものと、恵文社のものです。表紙デザインに一目惚れし購入しました。
手に取る瞬間、「レギュラーサイズリフィルだけど、リフィル単体でも使えるから…」と誰にともなく言い訳したことを覚えています。
実際、このときにはまだレギュラーサイズ導入を考えてはいませんでした。リフィルだけでもかわいい。せっかく来たのだし、記念になるものをお迎えしよう。この旅の記録を記してもいいだろう。ああ、目の端にレギュラーサイズのカバーが見えるけれど、いまの私には必要ないものだ……。
穏やかな気持ちでお会計を済ませた私は、店頭にあるスタンプを堪能し、お店を後にしたのでした。
トラベラーズファクトリー中目黒
本当にこんな場所に?と不安になりながら赴いた中目黒店舗。入店人数を調整されていたようで、ほんの少しだけお店の前で待ちました。
店員さんに促され入店するとそこは別世界。全身にトラベラーズノートの世界観を浴び、まるで知らない国へ旅をしているような気分に。店員さんはもちろん、お客さんたちも異国の住人。たまたま居合わせただけなのに、特別な縁あって集結した物語の登場人物のように妄想します。
あちこち商品を眺めていた私が、トラベラーズノート一式が構える棚の前に差し掛かったとき、ごく自然に、脳裏に言葉がよぎりました。
あ、オリーブだな。
レギュラーサイズのカバー見本が並んでいる一角でした。
パスポートサイズの色を検討したwebストアで、さっきぐるぐると徘徊したステーション店で、何度も目にしたオリーブのカバー。なぜか今この瞬間、あまりにもかわいく、かっこよく、おしゃれに見えたのです。
あまりに自然に、少しの葛藤もなく、オリーブ色のレギュラーサイズを手に取っていました。リフィルもいくつか見繕い、流れるようにレジカウンターへ向かったのでした。
手帳会議・3度目の正直
こうして新たにコレクションに加わった、トラベラーズノートレギュラーサイズ。パスポートサイズと並べてみると、大きいなあ、と実感します。
もともと大きなノートが好きで、メインの手帳はA5サイズなので、こちらの方が早く手に馴染むかもしれません。
大満足な買い物でしたが、いつまでも余韻に浸っているわけにもいきません。
前回の手帳会議で、すでに私が思いつく限りの役割を各種ノートに振り分けてしまいました。どうしよう。せっかくお迎えしたのだから使いたい。だからといって適当な役割を与えたくはない。
そんなとき、私自身に変化が訪れました。突然、詩歌への興味が爆発したのです。
11.トラベラーズノートレギュラーサイズ
もともと文章を読んだり書いたりすることは好きでした。趣味で小説を書き、本を作ったこともあります。
しかし、今回の興味はこれまでとは違います。詩歌、とくに短歌への情熱があふれ出して止まらないのです。
短歌を作ったことはいちどもありません。それどころか、作品を拝見したこともほとんどありませんでした。
そんな私がなぜ短歌を?はっきりとした切欠がなんだったのかはわかりませんが、とにかく抑えきれない情熱だけが確かに存在します。
旅行の最終日に大きな書店へ行き、短歌や詩についての本はもちろん文章を書くことについての本なども購入。全国出版されている本に地域差などないのですから、地元に帰ってから購入する方が荷物を増やさなくて済むはずです。しかし、我慢できませんでした。いますぐこの情熱を形のある物に投影したかった。おれはやるぞ、とはやる気持ちを、本を購入するという行為によって一時消化したのです。
さて、ここまで情熱的になってしまった以上、「読む」だけで満足できないのは明らかです。私も「書いて」みたい。短歌や詩を作りだしてみたい。
そんな欲求を、トラベラーズノートレギュラーサイズにぶつけることにしました。思いつくままに言葉を書き残すためのノート。切れ端のようなみじかい言葉も、生活の中で浮かんだたどたどしい言葉も、たくさん貯めていつか使う、貯金箱みたいなノート。
いまは真っ白のノートがインクで少し重みを増すころには、ことばの貯金をつかって作品を作り上げることができているでしょうか。
スーパーファイナルラスト会議
というわけで、数か月にわたり続いた手帳会議の結末がようやく訪れました。
1.ほぼ日手帳day-free(カズン):【メイン】予定・タスクの管理
2.ほぼ日の方眼ノート(A5):アイデア・事実の記録
3.ロルバーン ポケット付メモ(M):新たな仕事用のメモ
4.ロルバーンダイアリー(L):新たな仕事用の手帳
5.ロルバーン ポケット付メモ(A5):勉強用
6.ロルバーンダイアリー(A5):勉強用→ジャーナリングノート
7.セプトクルール(A5):勉強用
8.ユアンス(A5)(ルーズリーフバインダー):勉強用
9.ロルバーンノート(A5):マステ帳・インク帳
10.トラベラーズノートパスポートサイズ:持ち歩きノート
11.トラベラーズノートレギュラーサイズ:詩歌ノート
さりげなくロルバーンダイアリーの役割が変更となっていますが、このあたりのことはまた別の機会にまとめたいと思っています。
さすがにもうこれ以上の追加はないと思う…思いたい…のですが、ほんの2か月あまりでノートをもりもり増やした私です。一切信用していません。
いまあるノートたちを大切に使いながら、それでも情報収集は怠らずに過ごすことになるでしょう。とっても楽しいので、まあいいか。