ひきこもり日記*食事のこと
家にこもるようになって、なにがたいへんで、その反面なにが楽しいかといったら、ごはんのじかん、なのですよ。
たいへんなのは、買い出し。買い込みしすぎると、傷んでしまって廃棄もあるし、かといって冷凍にも限度がある。そして私は肉類とかあんまり冷凍したくない派。流行りの「作りおき」は、きっと時間がない方がするものじゃないかな。何時間もかけて「作りおき」を作るぐらいだったら、日々食べたいものを30分で料理する。
野菜たちは、工夫すれば、おいしく食べ切れる。
キャベツは半分ぐらいポトフにして煮込む。残りは4分の1づつ、肉野菜炒めとか、ちゃんぽん風にするとか、もつ鍋風にするとか。煮込むことが多いなあ。というのも、キャベツの甘味って煮込むことで引き出されると思うから。玉ねぎやにんじんやセロリと一緒に煮込むと、さらにそれぞれの味が引き立つような。
肉類の保存は、塩麹につけておくと、ちょっと安心だけど、やっぱり早めに食べきりたい。魚はお刺身か塩焼きが一番おいしいと思う。
で、やっぱり、こまめに買い出しに行くという問題が発生する。できるだけ回数を減らすために、工夫してることは…。
基本は週に1回、買いこむ。基本のパターンで鶏もも肉、豚こま切れ、ひき肉。これに気まぐれに牛肉かささみか豚バラ肉。魚は切り身。たまにお刺身。
定番の食材で、できる料理を何パターンも考える。足りなくなったら買い足すけれど、ほとんど和風、洋風、中華、イタリアンなどなど味付けを変えればなんとかいける。
ポトフは1日目は塩だけで味付けて、柚子胡椒とかマスタードでいただく。2日目はトマト缶をいれて、時々とうがらしも入れて、トマトシチューにしたり、牛乳を入れてミルクスープにする。
野菜スープは味付けなしで作っておいて、器に味を入れて、日々、味を変える。器にだし入り味噌とわかめを入れてお味噌汁。塩とブラックペッパーとコンソメで洋風スープ。パスタソースとしてちょっと使ったり。最終日は鍋にお肉を入れてカレーにすることもある。一度多めに作って、まめに火を入れておいしくいただく。ただしこれも傷むので、冬でも3日ぐらいまで。
メインとか副菜とかあんまり考えず、食べたいものと、ある食材で、料理を組み合わせて、”あじへん”して……。
外に買い出しに出るのを減らしたら、なんとか工夫するから節約にもなってる。ただし私はお酒が切れると、買い物に出てしまう。これがいちばん外界とのつながりを保っているのではないかと思うのだけれど……。飲むことがしあわせだし、これはしかたがないと、じぶんにいいわけをしながら、ごはんの時間を楽しんでいます。