心が軽くなるラテラルシンキング:【学びと気づき:ずるい考え方】
日曜の朝は恒例のZoom勉強会の時間です。
前回12日の開催分は隔離が終わって次の日だったのでお休みして、今回は2週間ぶりの参加。
マレーシア時間の朝8時からの勉強会はやっぱりいい刺激になりますね。
恒例の一言コーナー
一言コーナーでは今年最後の勉強会ということもあって、今年1年を振り返って、自分を一言で表すとというテーマでした。
私にとっての今年は新しく始めたこと、やめたこともあった年、そして結果的に前に進んでいた年。
発表の中で印象的だったのは参加者の皆さんそれぞれが「新しいこと」を始められた年だったこと、そしてさらには新しいことを始めることが「普通」になったというお話もありました。
そういえば私も「習慣化が普通」になったなと思いながら、会の始まりから考えることが多かったです。
今日の1冊目:「ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門」
今日は一冊目は、「ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門」からのアウトプット。
こちらの書籍も、AmazonのKindle Unlimitedで読むことができます。
ラテラル(水平)シンキングの反対はロジカルシンキング(水平)と言われていて、ラテラルシンキングの取り入れ方、ロジカルシンキングとのバランスなどが分かりやすく書かれた本です。
・勉強会アウトプットの内容
今回の発表ではラテラルシンキングについて、実際の例を確認しながら理解を深めていきました。
例えば、大阪万博の会場が大混雑して人が走ると危ない問題を考えた場合にどんな解決策が出てくるでしょうか。
一般的な解決策としては、例えば柵を作ること、警備員を増員する、入り口を狭くして入場制限することなどがあげられます。
これをラテラルシンキングで考えた場合にどう解決したかというと、「人を走らせない」というところに着目して、会場の地図を配布したそうです。
確かに地図があれば、地図をしっかり見ながら人は動きますので「走る」という危険は少なくなりそうですね。
・「本質を見抜く」ことの大切さ
ラテラルシンキングのポイントとしては3つの考え方があります。
1つ目は固定観念を打ち破る疑う力。2つ目は物事の本質を見抜く力、そして3つ目は偶然の発見を見逃さないセレンディピティを大事にすることが挙げられています。
先ほどの万博での問題も「人が走ると危険」であるという問題の本質に着目して、「人を走らせないためには」という目的の元に対応策が考えられました。
そして、さらにラテラルシンキングでは正解は一つではありません。
常識にとらわれない、自由な発想は時に最短で最速の解決法を生み出しますし、「こんな方法もあったんだ!」と思考の幅も広がっていきます。
書籍の帯にもある通り、本質や目的に着目していって発想の枠を広げれば「そうか!その手があったか」という「ずるい考え方」に辿りつけるかもしれませんね。
・ラテラルとロジカルはバランスが大事
ラテラルシンキングの基本は「本当にそうなのか?」と常識や固定観念を疑うところから始まります。
発表を聞きながら、マレーシアでの生活ってそういえばラテラルにならざるを得ないな…と考えていました。
マレーシアは多文化多宗教で常識の正解がひとつではない社会です。
私自身もマレーシアに来てから「日本での当たり前」を随分と打ち破られました。
そして、代わりに違って当たり前、逆があって当たり前、応用できて当たり前、拡大・縮小できて当たり前 ‥ などの価値観を得られたことは私にとっての大きな財産です。
日本にいた時は、なんでも「正解がないと気持ち悪い」となっていた私ですが環境が変われば随分と気持ちも楽になりました。
もちろん、仕事などでロジカルに正解を出す場面もありますので、ラテラルとロジカルは相互に補完しあう思考であることは忘れてはいけませんね。
いつもラテラルシンキングを使って「逆張り」とか「裏を探す」ということばかりしてしまっていては、本質を見失ってしまいそうです。
今日の学びまとめ
人は1日に6万回も思考をしていると言われています。
さらに、その思考の8割はネガティブなことを考えていて、常に選択をしているとのこと。
ラテラルシンキングを取り入れる大事なポイントのひとつにセレンディピティがあります。
セレンディピティは、予想外のものを発見すること。 また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけることをいます。
例え4.5万回のネガティブな思考を1日にしていたとしても、きっとセレンディピティはどこかにある、ラテラルシンキングはそんな風に心が軽くなる思考法でもあるのかもしれません。
本日も読んでくださりありがとうございます。