見出し画像

「手書き」で脳機能の低下を防ぐ:2021年11月2日(習字の日)

マレーシアでは実は書道、習字の道具はホームセンターや街の文房具屋さんで簡単に手に入ります。

南国というイメージが強いマレーシアですが、多民族多宗教国家。
中華系の文化もしっかりと根付いているので、筆で文字を書く文化ももちろんあります。

私は特にここ数年、紙に文字を書く機会がぐんと減りました。

書類はすべてパソコンで作成してから印刷しますし、印刷する書類にもあらかじめ登録しておいたデジタル署名を使います。

街中でもクレジットカードはサイン不要、支払いは電子マネー、銀行や納税などの申し込みもオンラインでほぼ完結しているので手を動かして「書く」ということ自体をしなくなっているのです。

なので、たまに「ここに名前と住所を書いて」と言われてペンを渡されると、まずペンを持つ手が震え書き終わるまでに時間がかかってしまいます。
文字もミミズがはったような文字、よく言えば「達筆」です。

仕事柄キーボードのブラインドタッチは当たり前で早いのですが、「紙に文字を書く」という行為は、書道以前の問題に苦手になってしまいました。

大学生までは「字が綺麗」「ノートが読みやすいから見せて」と言われていた私ですが、今はもう見る影もありません。


11月2日は習字の日いい(11)もじ(02)「良い文字」の語呂合わせで、日本習字教育財団によって制定された記念日です。

東洋経済でこんな記事を見つけました。

「あれなんだっけ」が増えていませんか?

記事のサブタイトルの文字が私の心に突き刺さります。
そう、「あれなんだっけ?」が本当に増えました。

以前、別のnoteでも紹介させていただいたのですが、書家である石川九楊さんの「縦に書け!」の中にこんな一説があります。

「書く」と「打つ」では脳の使い方に大きな違いがある。「打つ」のは分裂的、否定的に働き、「書く」のは統合的、肯定的に作用する。

手書きで文字を書くときには、脳は指先を繊細に動かすためとても集中をするそうです。対してパソコンは決められて覚えているキーを打つだけなので、脳への刺激は少なくなります。

ただし、手書きもメリットばかりではなくて大量の情報をいちいち書いていると、時間もかかってしまいますし、脳もその分疲れてしまうでしょう。

脳への刺激もほどほどに。
これからは、うまく手書きとパソコンを使い分けていければ良いかもしれません。

ちょうど昨日のnoteに書いた習慣化アプリは、写真もアップロードして記録ができます。
例えば、紙に文字を書いて、写真に撮ってアプリで記録していくのも1つの習慣にしてもいいかもしれない、と朝からアイデアを考えていました。

もしくは、タブレット用のペンを買って手書きの練習をしてみるのもいいかもしれません。

文字を書く場面は減ったとはいえ、やはり書く必要があるときはあります。

ちょっぴり恥ずかしい「達筆すぎる」文字を書くよりも、読みやすい文字を書けるよう、日頃から脳への刺激もかねて練習は必要ですね。

本日も読んでくださりありがとうございました。


文字を書くことを習慣化するかどうか。
文字の練習法で良い方法がありましたら、お知恵を拝借できますと幸いです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?