もう毎日の通勤はしたくないけれど:2021年11月20日(イイツーキンの日)
「通勤」をしなくなってから、もうすぐ1年と9か月が経とうとしています。
マレーシアで会社に通勤していたとき、通勤手段は車通勤。
車通勤といっても自家用車ではなく、マレーシアでは初乗りが5リンギ(約135円)のGrabという自動車配車サービスを使っていました。
Grabのスマートフォンアプリで車を呼び、会社までは車で5分、片道が5~6リンギットなので毎日の通勤費は約270円程度のコスト。
車で5分、歩いて30分の道のりなので徒歩通勤もできないこともないのですが、マレーシアでは道を歩いている人はほとんどいないくらい車社会です。
また、私の勤め先は中心の都市部ではないので、雑木林があったり、野犬や野生の猿がいたりで通勤で通る道もなかなかの危険。
「通勤中に野犬に追いかけられた」という同僚もいたことから、背に腹はかえられずGrabでの車通勤をしていました。
一昨年の3月にマレーシアがロックダウンされてから、途中で父の危篤で日本へ一時帰国しながらの間もあわせても、ずっと会社に通勤していません。
在宅勤務に慣れた今ではもう「毎日わざわざ通勤してまで会社に行くなんて面倒くさい」と思うくらいです。
在宅勤務だとムルクと一緒にいられるし、好きな時間にコーヒーも飲めます。
会社にムルクを連れて行くわけにはいかないので、ムルクとずっと一緒にいられる今の生活スタイルが私はすっかり好きになりました。
11月20日はイイツーキンの日。「11(いい)2(ツー)0(距離が近いことを表す)」の語呂合わせから、通勤にまつわるマナーの問題が取りざたされていることから、より良い通勤を考えるための日だそうです。
すっかり「通勤」はしなくなった私ですが、仕事はきちんとメリハリをつけるための工夫はするようになりました。
毎朝6時に鳴り響くイスラム教の音楽アザーンとともに早起きはしているのですが、仕事のある平日は少しルールを決めています。
まずは、ちゃんと仕事に行くときの服に着替えること。
在宅勤務が始まってから、実ははじめの頃はパジャマのままで仕事をしていた日もありました。
起きてから着の身着のままで仕事をするのですから、気持ち的にもあまり良くないということで、これはすっぱり止めて、今では毎日外に出かけられる服で仕事をしています。
そしてもう一つは、これはルールではないのですが、1日1回は必ず会社の誰かとTeamsやZoomの通話で話す(喋る)ことを意識しています。
チャットやメールでのコミュニケーションはもちろん頻繁にとっているのですが、やっぱり肉声での人との会話は気晴らしにもなりますし大事なことです。
会社の同僚たちとも随分長い間会っていません。
在宅勤務になってから私のチームに配属された人もいるので、実際に顔を合わせたことのないチームメイトもいます。
会社への毎日の通勤は私にとってはもうキツイかもしれません。
でも、やっぱりたまには同僚たちと顔を見ながら会って話もしたいですね。
12月は1回くらい通勤の機会があればいいなと思います。
本日もお読みくださりありがとうございます。