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世界一のシベットコーヒー(コピ・ルアク)は猫のう◯こ:2021年10月1日(コーヒーの日)

シベットコーヒー(コピ・ルアク)を知ったのは、フィリピンのセブ島だった。
セブ島には休職中に環境を一新するために短期留学をした。たった3年前のことで、今私がマレーシアで働き暮らすことになったきっかけの期間だ。

セブ島での留学は、授業は朝の8時から夕方の5時までみっちりとあったのだけど、「社会人になって1日中勉強する」という機会なんて滅多にないから疲れも心地よかったことを覚えている。

勉強のお供と言えばコーヒー。
語学学校の近所には「ITパーク」といって外資系企業などが集まるエリアがあり、その中に店舗を構えていたのが「Civet Coffee」だった。

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看板メニューのシベットコーヒー(コピ・ルアク)は、シベットと呼ばれているジャコウネコの排泄物だ。つまりは猫のう〇こ。

ジャコウネコはコーヒー豆を餌として食べ、食べた豆は排泄のときに未消化のまま出てくるそうだ。
その未消化のコーヒー豆を焙煎加工して作るコーヒーがシベットコーヒーで、ジャコウネコの体内を通ったこのコーヒー豆は独特の香りがすると言われている。

そして、シベットコーヒー(コピ・ルアク)は希少性や味、香りから世界一のコーヒーと呼ばれているのだ。


10月1日はコーヒーの日。飲料としてコーヒーの普及を促進し、祝典を行う記念日だ。

コーヒーについては以前、こんな記事を書いた。仕事中に、ふと今私がコーヒーを飲めることは色んな偶然が重なった「奇跡」なんだなぁと思った話。

シベットコーヒー(コピ・ルアク)もなかなかの奇跡で、まず森の中に落ちている猫のう〇こを焙煎して飲もうとは思わない。

ただ、ジャコウネコから排泄されたコーヒー豆はほとんど未消化だというから、最初はう〇こと気づかず、当時の人はこんな感じだったかもしれない。

当時の人「森の中にコーヒー豆落ちとるやん!よっしゃ焙煎したろ!」

… 焙煎して飲んでみる

当時の人「めっちゃ美味いやん!!コーヒールンバや!心ウキウキやで!」

… また森に同じ豆を取りに行く

当時の人「なんや、猫がう〇こしとるで!この豆は!!猫のう〇こやったんか!まじかー」

たぶん、猫のう〇こ飲んでいると気づいた時点で、私ならば拾いに行くのも飲むのもやめるかもしれない。

猫のう〇こと知っても、「これは美味い!」と言って現在まで高級品として扱われ、世界一と言われているシベットコーヒー(コピ・ルアク)。

どんな味や香りがするのだろうか。

3年前のフィリピンでは、値段が高額だったことと猫のう〇こに抵抗があって、私は残念ながらシベットコーヒー(コピ・ルアク)を味わっていない。

調べているとマレーシアでもシベットコーヒー(コピ・ルアク)は飲める場所があるようだ。

通信販売やお土産屋さんでも購入ができる。

マレーシアの首都圏は今日10月1日から行動制限が緩和されて、移動なども以前よりもかなり自由になる。

この週末はシベットコーヒー(コピ・ルアク)を飲みに出かけるのもいいかもしれない。

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