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なんとなく生きづらいと感じる原因



こんにちは❣️
自愛マインドコーチのMARIKAです👗


今回は、前の記事でお伝えしたように、「なぜ自己受容が人生の生きやすさに関わるのか?」について解説していきます。


ここでちょっと復習すると、
自己受容、つまりダメな自分もそのまま受け入れてあげることは、自分の存在そのものに対して許可を出す信念であり、これは自分に対する正の信念の土台となるものです。いわゆる「無条件の愛情」というものですね。





通常、この無条件の愛情を子どもに与えるのは母親をはじめとする周りの身近な養育者です。

親にたくさん甘えて構ってもらい、自分の気持ちに寄り添ってもらった子どもは、自然と色々な感情の取り扱い方を学び、自己受容を身につけ、自分で自分を大切にすることができます。
そして、自分の気持ちを指針にしてエフィカシーを高め、自分の人生を切り開いていけるのです。


しかし、忙しくて子どもに構う余裕がない、無条件の愛情が大事なことを知らない、など、何らかの要因で親が子どもに寄り添ってあげられないと、子どもは自分を大切にする方法、すなわち自分の気持ちとの向き合い方を学ばずに大人になってしまいます。



そんな中でも子どもは親からの愛情をどうにか得よう、関心を持ってもらおうと、親が褒めること、喜ぶことを率先してやろうとします。

それを「うちの子は育てやすい」と良しとして続けると、子どもたちの中に
「私は〇〇したから認められた」という信念が出来上がってしまうのです。
これが「条件付きの愛情」ですね。


これはすなわち
「〇〇しなければ、私は認められない」


つまり
「役に立たなければ、私は無価値だ」

という自分の存在価値を脅かす負の信念になりかねないのです。


小さい頃いい子ちゃんだった人が大人になってから問題を抱えることが多いのも、この条件付きの愛情が背景にある場合が多いです。
しつけのパターンでよくみるケースですが、実はとても危険なものです。



この信念を持っていると、自分の人生の指針を「自分の気持ち」ではなく、「他人が喜ぶこと、他人の役に立つこと」にしてしまう傾向があり、自分の気持ちを無視することでとても生きづらくなることが多い
んですね。
自分で自分を認められないので、延々と他者からの評価を求めてしまうのです。
他者から認められなければ、自分には存在価値がないと思ってしまうので、常に人の顔色を気にするようになってしまいます。



また、世間では「ポジティブは善、ネガティブは悪」という風潮があり、無価値感を抱える人はこの世間の基準を採用し、自分のネガティブな感情を無視して頑張り続け、限界が来たところでバーンアウトしてしまうワケです。
しかも、ネガティブ感情の取り扱い方を知らないので回復に通常以上に時間がかかってしまいます。

スピリチュアル業界だと、これを「強制終了」と言ったりもしますね。




うつ病などの精神疾患の患者数を見るに、特に現代ではこういう人が増えてきていますね。

その要因の一つは資本主義社会の背景にある「能力主義」にあると思います。
これは、「個人の能力や努力のみをもってその人自身の価値を測る思想」ですね。
社会にうまく適応している人たちほど能力主義を自らの価値観とし、良かれと思って子どもにすすんで条件付きの愛情を与えてしまう傾向にあるなと感じます。

また、現代では共働きが主流になり、母親が子どもにかける時間が減っているのも一因ではないでしょうか?




しかし、たとえ今自分に価値があることを認められなくても、あなたは世界でたった一人の大切な存在であることは変わりありません。

実は、あなたが覚えていないだけで、あなたが今日生きているということは、あなたがちゃんと誰かから無条件の愛情を受け取っているという証拠でもあるのです。


こんな実験をご存知でしょうか?
これは今からおよそ800年前のローマ皇帝のフリードリヒ2世が行った実験です。

「言葉を教わらなかった赤ちゃんは、どんな言葉を発するようになるのか?」という疑問を持った彼は、50人のうまれたての赤ちゃんを部下を使って集め、生きるための最低限のお世話(ミルク・おむつ替え・沐浴)だけを行い、他の一切のスキンシップをやらないように世話をする看護師に指示しました。

具体的には、

  1. 赤ちゃんの目を見てはいけない

  2. 赤ちゃんに笑いかけてはいけない

  3. 赤ちゃんに話しかけてはいけない

というものです。

また、赤ちゃんに聞こえる範囲での看護師同士の会話を禁止しました。



さて、結果はどうだったんでしょうか?

50人全員が一歳をむかえるまえにこの世を去りました。


人は、生命維持の環境の他に、愛情がなければ文字通り生きられないのです。

これは科学的には、スキンシップの際に成長ホルモンが分泌されており、今回の被験者の赤ちゃんはその成長ホルモンがうまく分泌できなかったために亡くなったと言われています。


この実験から分かるように、
あなたという存在そのものが、他の誰かから愛情を受け取った証なのです。

だから、自分という存在に自信がない人も絶対大丈夫。


繰り返し言うように、自己受容は自分への正の信念の土台です。
自信がないという人は、まず「そんな自分でもOK」と自分に許可を出してあげましょう。
そして、自分の好きなことをすることを自分に許してあげてくださいね。


自分の価値を認められなかった人がありのままの自分を受け入れて、好きなことをする許可を自分に出せた時、その時点で今までとは違う選択をしていることに気づきましたか?


自分が自分の一番の味方になって自分の「やりたい」をコンパスに人生を生きる時、本当の意味であなたの人生が始まるのです。


今日の話はここまで♪
こんなに長い記事を最後まで読めた自分を褒めてあげてくださいね😊







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