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日常の小さな幸せ

9月が今日で終わる。というか、あと3ヶ月で今年が終わってしまうらしい。衝撃だ。歳をとると年々短く感じるとは聞いていたが、こんなにも早く感じるなんて。

先日、病院で先生に体力作りと社会復帰のために最寄駅まで往復歩くことを勧められた。本当は今まで会社に行っていた時間に行くのがいいのだけど、出勤中のサラリーマンや学生達と一緒に歩く勇気はまだ無いので、昼間にできるだけ歩く用事を作るようにした。今週は、図書館に本を借りに行ったり、スーパーに買い物に行った。短時間しか外に出てないが帰ってくるとやはり疲れてしまう。それでも3日連続で駅前まで歩くことができた。大きな進歩だ。

今日は天気が良く月が綺麗だったので、夜にいつもの公園のウォーキングコースを散歩することにした。私の前を妊婦さんとその旦那さんらしき人が歩いていた。以前から同じ時間帯に何周もぐるぐる歩いているのを見かけていたので、よく覚えている。これから産まれてくる子どものために歩く奥さんも、そんな奥さんのペースに合わせて歩く旦那さんも見ていて微笑ましくなる。結婚とか子どもとか、自分にはまだ遠い未来の話だけど幸せなことがいっぱいあるんだろうな、と温かい気持ちになった。

炊き立てのご飯がおいしかったとか、湯船にゆったり浸かれて気持ちよかったとか、今日読んだ本が面白かったとか、月が綺麗だったとか、そういう何気ない幸せは見落としがちだ。つい欲張りになってしまって、自分でたのしく生きるハードルを上げてしまっているような気がする。生きているといろんなことがあるけれど、日常の中の小さな幸せに気がつける人で在りたいな。

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