こちらのnoteは「mameka記」シリーズになります。
強面のメガネをかけているMさんはそういった。
Mさんは、メガベンチャーで数百人を束ねる役員を経験した後、独立をして、余りある自己資金でエンジェル投資をしている方だ。
少人数の飲み会に呼んでいただいたときには、私より若い何人もの起業家がいた。話を聞くと魅力的なサービスがたくさんある。彼らは、Mさんの元で事業成長に向けて惜しみないアドバイスをもらっているらしい。
私は、Mさんとたまたま席が隣り合わせになったので、起業家として成功する経験とは何かを聞いてみた。
経験から得られる資質であれば、再現性があるということか。
その5つの経験について益々気になった。
確かに、そもそもなんで起業したいのだろう?自分はこうなりたい、何かしらを変えたいという揺るがない根源的な欲求があって、それがないのであれば、そもそも起業をする必要もないのだろう。
起業は最後、何かしらの形で自分で責任をとることだと思う。自発性や主体性から始まるというのは納得できる。
『アイデアがないので自分は起業しない』とよくいうが、結局、そもそもモチベーションと好奇心があれば、いろんな人を巻き込みながら、なんとかアイデアを捻り出せるということか。
まあ、アイデアに関していうと、思考法などいろいろあるが、悩む暇があれば行動すべきってことなんだな。
時間をいかにかけて成果物を出すというレベルではなく、限られた時間の中で求められるアウトプットを出すということか。
これには、集中力が求められるな。
中々、大きなリスクを目の前にすると、行動できないと思いがちだが、
リスクをとることに対する経験量が違うわけか。
そうなると、スタートアップで若いうちから責任ある仕事を任せられて、
致命的にならないリスクをとるだけでも起業に有効なスキルを身につけられるわけだな。
結局は、ビジネスは、お客様ひいては社会への価値提供なので、目の前の人そしてその先にいる人たちを考えられなければ、
そもそも成立しないということだろう。相手の気持ちを考えるのは、会社員であっても常に意識すべきだと思う。
実際に目に見える結果でアウトプットが求められる環境で、挑戦と失敗の繰り返しの中で、身につけていくということか。
確かに、受験勉強で上手くいって行動を止めてしまった時点でこれらの経験は出来なさそうだな。Mさんが冒頭言っていた意味がよくわかった。
お客様視点でサービス作りに励み、大手に参入されない、真似されない、参入障壁を構築していく。
従業員を理解する、認める、褒めることで、一体感のある組織づくりをする、大事にしていた従業員の離職にも動じず進んでいくこと。
資金管理を徹底してお金を回していく、必要に応じて株の分配方法を考えていく。
確かに、これを1人もしくは2〜3人で責任をもって回していくとなると
体調管理含め、心が折れる(=燃え尽きる)ことも出てくるという話か。
スタートアップであれば、考えてから行動するというより、
行動しながら1つ1つに対処していかなければいけない。
これらをやりきれる覚悟があるか、1つ目の自分の揺るがない根源的な欲求に目を向けることが大事だと思った。