【読書記録📖 #2024.08】季節の移ろいが愛おしくなる1冊『いとし、君へ。超訳 日本の暦』
✏️はじめに
サンクチュアリ出版さんのクラブSに入会中。
年間19,800円で、
毎月1冊、新刊が送られてくるサービス。
(しかもオフィシャルな発売日よりも早く届く...!)
一緒に届く、温かみがある手書きのお便りも
嬉しいポイント。
出版業界が厳しいと言われている今日この頃でも、いや、だからこそなのか、
ピュアにまっすぐに、
出版会社としての使命や原点を貫いていらっしゃる
姿に感動して、即決で入会に至りました。
心の底から応援したいと思う出版会社さんです。🥹
※回し者でも何でもないですが、好きなので宣伝させていただきました。
さて、8月の本はこちら。
📖いとし、君へ。超訳 日本の暦
著者 koto
※オフィシャルな発売日は2024年8月7日です。
発売日前のため、念のためサンクチュアリ出版さんに問い合わせし、承諾をいただいた上で投稿しています。
📌こんな人に贈りたい
◼︎日々の移ろいを、仕事のルーティンやイベントでしか感じていない社会人
◼︎コンクリートジャングルで暮らす、圧倒的自然不足な人
◼︎古典に苦手意識を持つ「古典アレルギー」な学生(私もそうだった)、またはそんな子供がいる親御さん
◼︎日本の四季や生命の美しさを知りたい人(外国人の方も良いかも!)
◼︎観光業の人(企画やキャッチコピーを考える際のアイデアになりそう by元旅行会社OL)
📌3文でサマるとこんな本
1年を72の季節に分けていた日本の伝統的な暦(これ初めて知った人多いのでは!?)に込められた情景や思いなどを、
筆者のkotoさんが現代の言葉で分かりやすく解説。
さらに、
その暦に関連する和歌や漢詩(こちらもkotoさんの現代語訳付き)、
美しい風景や動物たちの写真も併せて紹介されていて、
日めくりカレンダーのような感覚で読み進めることができる。
悠久の時を超えて、日本の美しい原風景に誘われるような1冊。
📌推しポイント 3選
①とっつきやすさ
学生時代に古典が大の苦手だった私。
言葉がとっつきにくくて難しいし、
学ぶ意義もいまいち分からないし...
というのが10代の正直な気持ち。
でももし当時、この本に出会えていたら。
古典を学ぶことで見える世界を知ることができて、
もう少し気楽に、前向きに、勉強できたかも。
②没入感
一見すると小難しい暦の名前や和歌も、
kotoさんの手にかかると
すっと頭に、心に、入ってくる。
暦にマッチした写真も素敵。
写真があることで、
世界観を一気に理解しやすくなる。
③日本人として、心の琴線に触れる世界観
自分日本人だっけ....?と思うくらい、
知らない言葉や動物、植物ばかりだった。
びっくり。
それと同時に、
自然に対して美しさや力強さ、
時には儚さを見出した、
かつての先人たちの凄まじい感性に恐れ入った。
今で言う「エモい」という一言を、
どこまでも深く掘り下げ、言語化する能力は、
どうやったら培われるのだろうか...。
日本の先人たち、かっこよすぎる。
📌読了後の想い
以前kotoさんの『いとエモし。』を読んで、
kotoさんの紡ぎ出す言葉に魅了された私。
今回新刊が出ると知って楽しみに待っていたが、
期待通りの味わい深い1冊だった。
いつもは仕事に忙殺され、
日々の移ろいを仕事で感じがち。
そんな私でも、
ふとした瞬間に季節の移ろいを感じられる
心の余裕を持ちたいと思わされた。
この本を読んだ他の人の感想も聞いてみたいなあ〜
おしまい。