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Mālie AyurvedaのJessicaでございます。

アーユルヴェーダでは、
お料理にも、
そして、
治療にも、
ギーが使われます。

ヤギなどのお乳を飲む国もありますが、
アーユルヴェーダで「ギー」と言ったら、
それは、「牛さんのお乳」

を指しています。

なぜなら、
ギーは、
太陽の化身である牛さんの
エネルギーをいただく油

だからです。

そんな訳で、
ギーは、
他のどの油よりも
消化しやすく、
消化の火である
「アグニ」を
ちょうど良い状態にしてくれます。

バターとギーのちがい

バターとギーは
全然違います。

牛さんの食べたものや、
育つ環境などによって、
バターの質は変わります。

そのバターをギーにする過程で、
不純なものを取り除くのが、
バターからギーへの変化です。

最終的にバターは、
ミルクソリッドと呼ばれる
固形の油と、
ギーに分離します。

この、ミルクソリッドが
バターの不純な部分です。
この部分は、
アーユルヴェーダでは
使用しません。

バターは酸化した油、
high saturated fats
ということで
懸念する人もいますが、
ギーは消化を助ける油ですので、
心配ご無用です。

ギーの使用と併せて、
食事をよく噛んだり、
夜食を避けたり、
間食をするのを避ける

消化の火である「アグニ」が
きちんと働くので、
消化への不安はなくなるでしょう。

消化不良の人などは特に、ギー、オススメです。


市販のギーもあるけど、どう?

私は、ギーは自分で作ることを
強くオススメします。

なぜなら、
ギーは、
牛さんからのエネルギーをいただく
とても大切なもの
ですので、
バター選びから
丁寧に行っていただきたいからです。

市販のギーは、
自分の欲しいエネルギー
ではない可能性があります。

良質なバター選びができない、
という方は、
酪農家さんから直売してもらうか、
フランス、ニュージーランドあたりの
無塩&グラスフェッドバターを
試してみてください。


ギー用のバターの選び方

基本的には、
バターは無塩バターを使用します。
選ぶ時には、
無塩
オーガニック
グラスフェッド

の3つをチェックすると
良いでしょう。

着色料等の入っているものは避けます。

オーガニック認証があるか、
グラスフェッドの記載があるか。
これらは
バター選びの参考にはなりますが、
最終的には、
自分がエネルギーを感じられるもの
選ぶのが最善です。
エネルギーという表現が分かりにくければ、
食べた時に、
「美味しいか」
「満足できているか」
「なんとなく嬉しい気持ちになるか」
など、ギーを使用した時の感覚を
大切にしてみてください。


動物保護の視点から

私はアーユルヴェーダを学ぶ以前は
ヴィーガンでした。
自身の経験から
ぜひお伝えしておきたいのが、
動物製品を摂取することと、
動物保護の関係です。

私がギーを作るためのバターは、
ハワイ島の農家さんから、
直売してもらっています。
牛さんたちの生活場所や、
牛さんの食事、
誰が作っているバターなのか、
かなり細かく調べた上で、
納得して購入しています。

ギーは、継続すればするほど、
地球のエネルギーを身体に与えてくれるもの
だと感じています。
ヴィーガンだった時期があるせいか、
牛乳やチーズはあまり気乗りしないので、
これまた不思議な感覚です。

余談ですが、牛乳は活力素のオジャスを増やしてくれます。

私が伝えたいアーユルヴェーダのギーは、
地球と調和するもの

だということです。
サンスクリット語のdwandaを得るものなので、
ギー用のバターは丁寧に選んでください。

dwanda=自然のバランス


ギー作りに興味がある方は、
ぜひ、どのようにバターが作られるかにも
興味を持ってくださいね。

もし、
現在ヴィーガンであるとか、
宗教上の理由で乳製品NGの方は、
ギー以外の食品から
アーユルヴェーダを楽しむことができます。
体質別にオススメのオイルがあるので、
また別の記事にさせていただきますね。

おわりに

ギーは、
太陽の化身である牛さんの
エネルギーをいただく油で、
消化しやすく、
どの体質の人にも優しい油です。

ギー選びには、
無塩
オーガニック
グラスフェッド

の3つをチェックしてみてください。
表示ラベルのみならず、
自分の感覚を大切にね。


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綺麗な金色のギーが出来上がりました。



自分の魂とつながるアーユルヴェーダ

Mālie AyurvedaのJessicaより

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