推しマンガ紹介:「魔女をまもる。」
舞台は16世紀ドイツ――宗教改革の時代高校の世界史の授業で、16世紀の宗教改革を教わる。
しかし、「カトリック教会の免罪符に対して、マルティン・ルターが95か条の論題で抗議した」などと始まる説明は、宗教に距離のある現代日本の感覚ではなかなかすっと入ってくるものではない。
槇えびし「魔女をまもる。」全3巻は、あくまでフィクションだ。しかし、中世ヨーロッパを舞台にした謎解きのような事件解決のストーリーを通して、16世紀当時のカトリック教会の腐敗ぶり、「宗教に逆らう=異端=死」と