シェア
_
2019年4月22日 19:20
お前はいない風立つ日曜の朝麻の寝具を揺らす風にまろい午后の灰皿の影に午睡を誘う玉ねぎの薫り立ち込める夕べにもおまえはいない!おまえはいない!東の魔女の漆黒立ち込める夜がきたそれでもおれは、不在の昨日を求めるのだろう #詩 #自由詩 #散文詩
2019年4月19日 18:07
夜汽車に乗って ぼくは行くよ打ちひしがれた河川敷十月の海に沈んだぼくの家今じゃフジツボがぼくの勉強机に住み着いてる夜汽車に乗って ぼくは行くよ君も来ないか ぼくは行くけど #詩 #自由歌 #散文詩
2019年4月17日 23:18
ばらが死んだ残されたおまえ 白き花よおまえの背筋はどうしてそう ぴんと伸びているのか悲嘆に暮れ 枯れることすら 忘れたのかいや、きっとそうではないあえかなる諸手は白い虚空を抱きここにひとつの永遠がある #詩 #散文詩 #文学 #哲学
2019年3月28日 23:18
2019年3月27日 00:14
2019年2月2日 09:09
気を着けろ 火を着けろあの女の眼は模造宝石おれを機械煙草の煙ほど無力にする #詩 #自由詩 #散文詩
2018年12月11日 22:12
どこへ消えた どこへ消えたひとりぼっちのぼくのともだちいつかのよるまで ベッドの下にいつものところに ぼくのとなりに雪のチュチュ着たバレリーナとかいのシロクマきんいろきつね小春日の けだるい日差しと 冬の風ぼくはかれらを思い出す またいつか あえるだろうか「あえるを信じて」君からの贈りもの 古いハーモニカ #詩 #文学 #自由詩 #散文詩 #秋 #冬
2018年12月2日 12:40
ぼくは知ってるきみがどうして 爪を噛むくせがあるか地球はまるいね コーヒーはにがい世界はつまらないきみの寝癖はきみの手におえないぼくはしってるきみがどうして朝がきらいかでも今日は にちようび世界でただひとつ仏頂面をやめられる場所へエスケープしようメリーゴーランドの白馬の上でしか微笑めないきみよそれでもいいじゃないか寝癖のままで降りておいできみのえく
2018年11月24日 00:05
午後 日のたまり 乳色の湖かのひとの銀の髪は波打ち 水面に愛の譜を描く内緒話 くすくす笑い お揃いの苺いつもの午後 ぼくらが生まれる時間やさしい鳩の胸ぼくはその和毛に頬を埋めそっとくちづけた #詩 #文学 #自由詩 #散文詩
2018年11月25日 00:09
月をみてまだ乙女が涙さしぐさんでいた昔貴女はその涙で乙女らに手紙を書いたそのインクはブルー・グレー高貴なる色 知性の色手紙はその胸に黒曜の鏡を持つ乙女だけに鳥が届けたあえかなる乙女たちははじめてその黒曜の瞳を鏡に映しそうして気づいたわたしの涙はブルー・グレー高貴なる色 知性の色そうして彼女らは涙をぬぐい月を棄て 歩きだしたサッフォの彗星の降る夜あなた
2018年11月22日 21:26
太陽よ 最後の一瞥を寒き田 最後の愛撫をそのやさしい黄金の手で遠き日を寝かしつけておくれ連れて行け 連れて行けこうしておれは夜を失った #詩 #自由詩 #散文詩 #文学