いらない情報を見分けるのは頭脳ではない
こんにちは。
牧 菜々子です。
本当に必要な情報を見分ける。
そのためには、「いらない情報」を自覚しなければなりません。
知らなくていい分野、程度に気づく必要がある。
この時、いらない情報を見分けてくれるのは、脳ではありません。
体と、直感です。
意識的に「知らない」「わからない」と言ってみて、違和感があるかどうか。
その分野について「知りません」とか「わかりません」と言った時に、自分で違和感があったら、必要な情報。
違和感がなければ、それがいらない情報です。
だから、「知らない」「わからない」と言った時の「違和感」で見分けられるのです。
いらない情報を見分けるのは「脳以外」
頭で考えていたら、そりゃあどの情報も全部いるに決まっています。
脳は、とにかくすべての情報を処理したいのですから。
ですが、あなたの脳は、あなた全体のことは考えてくれません。
脳は、自分(脳自身)のことしか考えないのです。
あなたの脳は全ての情報を欲していても、あなた全体は、一部の情報しかいりません。
つまり、いらない情報を見分けるのは、脳以外の部分。
体か、直感です。
「知らない」「わからない」と口に出した時に違和感があるか?
情報に接した時、「このテーマについては、知らない」「わからない」と言ってみる。
あるいは、「もう知ってる」「いらない」と言ってみる。
口に出す時に、体を使います。
体を使ってしたことと、頭で考えたことが一致しない時、違和感が生じます。
「知らない」と言った時に、「このままじゃまずい気がする」という違和感があったら、それはあなたにとって必要な情報。
「知らない」と言った時に、違和感がなかったら、今のあなたにとってはいらない情報である可能性が高いです。
同じ情報でも、1年後には「知らない」と言った時に「このままじゃまずい気がする」という違和感が出てくるかもしれません。
その時には、きちんと向き合って取り入れたほうがいいということになります。
逆に「もう知ってるからいらない」と言った時に、「本当はよく知らないんじゃないか、もっと知っておいたほうがいいんじゃないか」という違和感が出てきた時も同じです。
きちんと向き合って取り入れたほうがいいタイミングです。
体を使った時の、違和感や、直感。
この2つが、その情報が必要かどうかを、判断してくれます。
体を優先するモードになる
体を使った時の違和感と直感が、頭で考えていることと一致しない時。
頭脳は、わが道を行きます。
体は、頭脳に従わされてしまいます。
だから、いらない情報を見分けようと思ったら、体を優先するモードになっていないといけません。
体を優先するモードになるために、ヨガやトレーニングが多くの人から支持されているのです。
また、瞑想やマインドフルネスも、頭脳の暴走を止めるという意味で、これに近いものでもあります。
情報をどんどん振り分けられる
ヨガもトレーニングも瞑想もマインドフルネスも実践しない場合…。
頭脳よりも体を優先するために、「口に出して言ってみる」という方法があるのです。
「このテーマの情報は、知らない」「わからない」「もう知ってる」「必要ない」。
口に出して言ってみて、直感や勘を感じてみてください。
いつも受け身で情報に接するだけではできない判断が、「口に出す」ことで可能になります。
「知らない」と言った時に、すんなりと違和感なく受け入れられる。
そんな時は、いらない情報です。
簡単にどんどん振り分けができ、労力を節約できます。
頭は、全部取り入れようとします。
それでは立ち行かなくなる時代が、もうすぐそこまで来ているのです。