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佐藤航陽さんの本「世界2.0」をおすすめしたい理由

 佐藤航陽さんの著書「世界2.0メタバースの歩き方と創り方」を読みました。

 凄く面白くておすすめしたい本だと思ったので、その内容を少し紹介しつつ、僕がおすすめしたい理由を書きます。

 タイトル通り、この本はメタバースの歩き方と創り方について書かれている。すぐに本編の内容に入りたい所だが、まず序章が実に面白い。ここではメタバースという言葉の語源や、メタバースの現在地、そしてその未来について知る事が出来る。いわば本編をより深く楽しむ為の前提知識を学べる章。しかし説明をただ読むのではなく、著者の文章力が高いおかげで楽しみながらあっという間にその知識が脳に入ってきた。堀江貴文さんの先見の明も面白かったし、日本の未来はメタバースについては明るいと知れたのもよかった。

第一章
 メタバースの歴史と、普及するハードル、そして未来について書かれている。メタバース革命の主役についても載っている。読みながら、その人たちが世界をひっくり返す日が来るのが楽しみになっている自分がいました。

第二章
 世界とは何か?
 今自分達が生きている世界についての章。メタバースについて学ぶ上で、現実世界の成り立ちについて知る事が重要だとわかる。

第三章
 世界の創り方(生態系)
 生態系の創り方について。
 抽象度が高い内容だが、本書のなかでとくに大事な章だと読んで思った。また、ここでは現実世界の話に置き換えやすい例もいくつか書いてある事もあって、身近に感じる事も出来た。

 世界の捉え方として
 秋元康を例に出し、「世の中で非凡な成果を出した人は、普通の人とは「世界のとらえ方」が全く違っている」と書いている。

 また
 世界とは「複雑な生態系の重なり合い」という事実にも触れている。そしてその役割や、生態系の設計者の仕事についても紹介され、未来の仕事の話も出てくる。読み進めるにつれ、佐藤さんの今見えている未来を少し共有している感覚にもなったのが面白かった。

第四章
 競争から創造の世紀へ
 メタバースが当たり前にある未来の生き方についてわかる章。個人がどのようにメタバースを使って「なりたい自分で生きていく」のか?その生き方が興味深いと感じた。

第五章
 ポストメタバースの新世界
 アルゴリズムの影響と世界のルールが変わるきっかけについて書かれている。そして、宇宙空間についてや、量子コンピューターがメタバースと融合する話など、この章では様々なワードがメタバースと繋がっていく様を見る事が出来る。本書を読み終える頃には、マトリックスの世界が来る事が待ち遠しい自分がいた。

 メタバースについての様々な知識が身につくだけではなく、メタバースがあるその未来についても知る事が出来るので、多くの人に僕はこの本をおすすめしたい。是非、実際に手にとって読んでみてほしい。


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