#66 ~保護者がホッとできる場所が子どももホッと出来る?~
最初に、
#65 ~二人の自分・「常識とは18歳までに身に付けた偏見のコレクションである」byアインシュタイン~が、
#しゃかせん/社会人先生🌈担任になって欲しい✅に追加されました。
読んでくださるみなさま、きしゃこく先生ありがとうございます!
いつも元気をいただいています(^^♪
さて、子どもが幼稚園や学校に行っている間、ホッと出来ることありますか?
私は長らくこの感覚を持つことが出来ませんでした。
何故なら、
我が子が「社会理解が進む前のアレルギーとギフティッド特性」を持っていたことで、集団生活では思いもよらない危険なことや、理不尽なことが起こったからです。
不登校の時期の大変さとはまた違い、登校したらしたで帰ってくるまでホッと出来ない日々。
その中で、数は少なかったですが、いくつかホッと出来た場所がありました。
その一つが転校先の小学校!
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幼稚園でも小学校でも、過剰適応で疲弊し続けた我が子。
もう公教育ではなく、フリースクールにしようと考えた矢先でした。
当時フリースクールと言えば、中学生以上の受け入れがちらほらあるものの、高校生以上の受け入れがほとんど。
その中で「今年から小学生も受け入れようか」と言うところがあったからです。
そんな絶妙のタイミングで、
お世話になった先生から勧めていただいたのが、その小学校でした。
「試しに通うだけ通ってみないか」
最初にその小学校に面談に行った時、何故かその温かい雰囲気にホッとしました。
そして、その山の分校のような空気感は、実際に通い始めてからも変わりませんでした。
・優しくて思慮深い校長先生
「校長先生がいてくださるだけで、何となく安心感が持てる」っていいですね。
・手放しで子どもの個性を楽しむ担任の先生
「授業は絶対つまんないだろうに、一生懸命聞いてくれていて悪いなあ」
そう笑顔で言いながら、学校のカリキュラムでは遣り甲斐と達成感がないことを心配して、深く学べる授業を提供してくださいました。
・理解のある保健室の先生
我が子の相反する特性、アレルギーとギフティッド特性を良く理解してくださり、困りごとや体調不良に気付かれにくい子どもの様子によく気がつく先生でした。
・豪胆で面白い教頭先生
ただ明るいだけでない、人見知りの我が子も思わず笑顔になる人間力。
人事異動も多い公立小学校ですが、この時期のメンバーは最強だったと思います。
まだ社会理解が進んでいなかった特性のため、
時に誤解があったり、理解が無い先生からの理不尽な扱いもあったりもしましたが、理解してくださっている先生がいること、その時々ですぐ対応できたことは有難かったです。
子どもが社会デビューしてから長い年月。
「どこにも居場所が無いような、心もとなさと理不尽さ」を抱えて来た私たち親子にとって、この学校は束の間ホッと出来た場所でした。
またこの時期は同時に、
同じギフティッドを育てる親子や団体、大学の先生とつながることが出来たり、居場所作りのために通い始めた塾でも良い先生方に恵まれたり。
残念ながら進学と共にお別れしなければなりませんでしたが、今振り返ると、我が子の黄金時代だったかもしれません。
更に有難いことに、アレルギー書籍に保護者の意見を執筆させていただく機会にも恵まれ、目の前が一気に開けたように感じました。
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子どもが登校しているから安心なのではなく、安心して送り出せる先があっての登校がある!
帰宅するまで心配し続けなければならない環境に子どもを送り出すことが、どれほどおかしな行為であったか、改めてわかりました。
転校することで全ての問題が解決するわけでは無いけれど、思い切って行動することでQOLが上がることもあります(^^♪
結局、保護者がホッと出来る場所は、幼い子どもにとってもホッとできる場所なのかもしれません。
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ギフティッドチャイルドの子育て、不登校、留学を通して我が家が選択してきたアレコレを綴っています。
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