マガジンのカバー画像

親子

10
親と子というテーマはありふれているようだけれど、時代によって、そしてコンテキストによって語られる内容も変わってくるもの。
運営しているクリエイター

#子育て

フランスで離乳食

フランスで離乳食

フランスと日本で、離乳食を始める時期はだいたい同じだけれど、最初にあげるものが違う。

もう2歳半過ぎた二人は離乳食ではないけれど、忘れないうちに(個人ブログの方から少々書き加えつつ転載)。

----------

日本はおさゆから10倍粥となっていくけれど、こちらは野菜(とくににんじん)のピューレから始める。

硬さは似ていても栄養分が全然違う。フランスではそれと同時に、夜のミルクにシリアルの

もっとみる
子供の世界

子供の世界

子育てをしているとよく「分からない」ことに出会う。それは子供の要求が分からないだったり、なぜ泣くのか分からないだったり。

そもそもなぜ分からないんだろう、と考えてみる。

それは子供の世界を私たちが大人の世界の視点で理解しようとし、子供に私たちの世界の視点を押し付けようとしているからなのだと思う。

「子供」はある意味まだ大人ではない「不完全(未熟)な人間」である、という私たちの一方的な認識、定

もっとみる
幼児の言葉の習得(バイリンガルの場合)

幼児の言葉の習得(バイリンガルの場合)

双子もつい先日とうとう2歳を迎えた。

2歳くらいになるとやはり気になるのが「言葉」。少し前までの「言葉にならない言葉」での意思表示から、「日本語」あるいは「フランス語」での意思表示へと変わって来ている。

ちなみに私たちが住んでいる場所がフランスだし、平日預けている人ももちろん、フランス人。二人が日本語に触れる機会があるのは私や夫(フランス人だけれど日本語話者でもある)のいる家の中のみ。というわ

もっとみる
言葉という手段の習得

言葉という手段の習得

20か月になる子どもたちはここ数ヶ月、言葉をどんどん吸収して、自分達でも発信するように。こちらの言っていることなら日本語もフランス語もかなり分かっている様子。

最初は意思を伝えるためなら泣くという手段しかなかったのが、指さしやら手を引っ張るやらし始めて、そこに言葉(いくつかの単語)が加わっていった。

今のところ二人とも言える単語は限られていてたぶん片手の指に収まるほどでしかない。それでも彼らの

もっとみる