超人【2023年1月9日(月)】
2023年1月9日 晴れ
今日、女子チームは、お友達のおうちに遊びに行く。
お友達も姉妹で、子どもたち同士も仲が良ければ、ママ同士も仲が良いようで、良い良い。
お昼もご馳走になるらしく恐縮だが、三連休最後の一日を楽しんできて欲しい。
その間、私は、映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観に行くことに。
自分だけが観たい映画を観にいくのは、女子チームに予定があるときの定番の時間の使い方になりつつある。
前回は、半年前に『シン・ウルトラマン』を鑑賞した。
ただ、昨夜、子どもたちと、アマゾンプライムで、少しアニメ『スラムダンク』を観てみたら、かなり楽しんでいた様子。
次女は、桜木のボールハンドリング?を、突如真似はじめて、「バスケやりたい!」と言った。
一緒に行けばよかったかな?
◇
さて、映画『THE FIRST SLAM DUNK』ですが、とても面白かったです。
最近、なんだか、いろいろなことを面白がれない自分がいるんですが、久しぶりに心が動かされたというかなんというか。
鑑賞していて心地よくて、もっとこの世界に浸っていたいなぁって、庵野さんのウルトラマンを観たときも同様の感覚になったことを思い出します。
それは映画館という空間の良さもあれば、きっと尊敬する作者への信頼とか、安心とか、作者が作品に込めてくれる想いとか、まるっとひっくるめてのものだと思ったりしました。
スラムダンクにおいては、劇場にいる人たちの一体感も感じましたが、なんかそれって今まで映画館で感じたことのない感覚だったかもしれません。
映画なのにリアルにバスケを観戦しているような臨場感。
圧倒的な映像のクオリティや、もう本当に細部にまでこだわったであろう演出の一つ一つが、そう感じさせているのだと思います。
最高でした。
また、私の両隣は、私と同じような年代のおじさんだったけれど、前に座っていたのは、おそらく小学生の子どもたち。
映画の内容から、漫画やアニメを知らない(かどうかはわからないけど)子どもたちに、どれだけ伝わるのかな?と思いましたが、笑ったり、「入る?入れ」とか、小さな声が聞こえてきたりしたので、あぁ、伝わってるんだって。
井上雄彦さんて、ほんとにすごいなぁと。
エンドロールで、この作品に携わったたくさんの人たちのクレジットが流れるわけですが、もともとは、井上雄彦さんが一人で作った『スラムダンク』という作品なわけですよね?
これだけ多くの人の心を動かすとは、まさに井上さんは、ニーチェの言うところの〈超人〉なんだと思いました。
作品では、自分と向き合い苦しみながら、如何にしてまた再起するのか、ヒトは一人では生きていけないことなど、登場人物の葛藤から、たくさんの本質的なメッセージを伝えてくれてるのではないかと思います。
前にいた小学生たちは、この作品から何を感じとって、これからどんな人生を歩むんだろう。
私のようなおじさんも、子どもたちに負けないようにこの作品から力を頂いて、少しでも超人に近づけるよう、歩んでいきたいなぁ、なんて思った次第です。
まとまってるのかな?
まぁいいです笑。
とにかく揺さぶられました。