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教育活動の中でおもったことマガジン

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#学校

『みんなのことをもっとしりたい!』というひとことから生まれた『インタビュータイム』

『みんなのことをもっとしりたい!』というひとことから生まれた『インタビュータイム』

『もっとみんなのことを知りたいから、最近あったこととかを最新のみんなにインタビューして聞いてみたい!』

IMPRO KIDS TOKYOオンラインクラスの中で、サポーターのはなが言いました。

めちゃくちゃ素敵じゃん!と思い、集合してからワークショップが始まるまでの10分間を『インタビュータイム』にしました!
(最新のみんなに、っていうのも、すっごくすてき。)

発案者の子が質問を考え、みんなに

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英国王のスピーチと、H2の木根竜太郎

英国王のスピーチと、H2の木根竜太郎

人は子どもの頃にかけられた言葉や体験をずーっと覚えている。
その後の言動や欲求に大きく関わってくる。

どんな人間と出会うかはどうしたって俗人的だからこそ、
表現教育がもっと教育システムの中に組み込まれて欲しい。
IMPRO KIDS TOKYOの活動を深めながら広めたい。
子どもたちが素敵な大人と出会う機会を増やしたい。

と、熱意は高まる。
と、ふたつの作品を観返していて思ったので書き留める。

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甘えと厳しさの境界線をつくるより、目的に立ち返って動きたい

甘えと厳しさの境界線をつくるより、目的に立ち返って動きたい

本日のIMPRO KIDS TOKYO週次MTGで出た話。

インプロではチームで協力したり、困ったことを伝えあったりすることがとても重要。
だからこそ、解釈を取り違えたり、自分の都合にあわせて振りかざすとすごく危険だと思っている。

そんなことを考える瞬間が来た時は、ショーのことを思い出す。
「このやりとりがショーだったとしたら?」
最近はそこに立ち返ると、ただ思い悩むより、ただ感情を出すより、

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何故かわたしだけ世界史になっていたことに先生も気づかなかったあの日

何故かわたしだけ世界史になっていたことに先生も気づかなかったあの日

高校生の時、選択授業があった。
クラスで一緒に過ごしていたみんなで日本史を選択した。
はずだった。

選択授業が開始して数回目、授業開始後に見知らぬ人が入ってきて一言。
「我妻さん、あなた世界史ですよ」

世界史の先生だった。
そんなわけがない。みんなと一緒に受けたい年頃だからそうしたし、現にわたしは名前を呼ばれている。
出欠とる際にちゃんと名前を呼ばれている。

先生、わたし日本史ですよ!ねえ、

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この子たちが大人になった時、どんな世の中になっていて欲しいのか

この子たちが大人になった時、どんな世の中になっていて欲しいのか

先日も投稿しましたが、
理愛からそのあとの朝mtgで聞いて、うれしくて泣いてしまった内容を補足。
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【インプロクラスで伝えた言葉が学級目標になりました】

今日は小学校の先生と秋のクラスに向けて打ち合わせでした!

春、新年度になったタイミングでとある小学校に伺い、インプロワ

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「これがやりたい」と言うことで、涙が出てしまうこと。

「これがやりたい」と言うことで、涙が出てしまうこと。

2月に行われる、高校生たちの次回公演に向けてのオーディション。
ひとりひとり、全員の前で名前と希望する役を言ってもらうところからはじめました。

途中、ひとりの子が、自分の番が来たときに顔を歪めている。
どうしたのかな?と思っていると、「希望の役を変えていいですか。」
良いよと答えたけれど、その子の顔は不安なまま。声は震えて、質疑応答に答えながら涙が流れる。

どうして希望の役を変えたの?
「前回

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「みんなと同じように我慢しないことは、逃げだ」とあの子が言ったこと

「みんなと同じように我慢しないことは、逃げだ」とあの子が言ったこと

「特性って言葉が好きじゃないんです。それで甘えるのはずるいと思う。逃げだと思う。」

生徒がわたしにそう言った。
この子にこんなことを言わせてしまったのは、私を含めた大人たちだなと思った。
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人間はみんなが平等に同じことを、同じようにできるわけじゃない。
それぞれできることも、能力も違う。
わたしは「毎朝9時に出社しろ」と言われるより、「今すぐ渋谷駅前でひとり即興ミュージカルして

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