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何故かわたしだけ世界史になっていたことに先生も気づかなかったあの日
高校生の時、選択授業があった。
クラスで一緒に過ごしていたみんなで日本史を選択した。
はずだった。
選択授業が開始して数回目、授業開始後に見知らぬ人が入ってきて一言。
「我妻さん、あなた世界史ですよ」
世界史の先生だった。
そんなわけがない。みんなと一緒に受けたい年頃だからそうしたし、現にわたしは名前を呼ばれている。
出欠とる際にちゃんと名前を呼ばれている。
先生、わたし日本史ですよ!ねえ、先生?と日本史の先生に確認する。
おかしいな・・と言いながら名簿を開く先生。嫌な予感がする。でもまさか。だって名前呼んでたじゃん!
「ごめんなさい、我妻さん世界史だ・・」
何を言ってるんだこいつは。お前が名前呼んでたんだぞ!
「いや、他のみんな(仲の良い子たち)が一緒だからてっきり・・」
見せてもらったら名簿に名前はない。先生は端っこに「我妻」と書いて出欠をとっていた。
今思い出しても意味がわからない。
どうしてそうなったのか聞きたいベスト5には入った出来事だ。
なんでこんなことを今日書いているのかというと、高校時代について書いた記事を読んだ友だちからLINEが届いたから。
当時のわたしを気遣い、想いを馳せてくれたであろう文章に思わず泣いた。
友だちって本当にありがたいなと思った感動もつかの間、
浮かんで来る思い出が全て不真面目すぎて、LINEも即笑える方向になったのが最高だった。
あの不真面目すぎる時代をいっしょに笑って過ごせた人たちがいること、
ぐちゃぐちゃな時期にぐちゃぐちゃなわたしとずっと関わり続けてくれた人たちがいることに感謝している。
ぐちゃぐちゃな時にも一緒に笑える誰かがいてくれる重要性を知っていることは、今の自分の活動に大きく影響している。
ありがとうね。みんなのおかげで元気でやっています。