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付加価値とエンターテイメント

中小企業が大企業と同じ土俵で戦おうとする限り、いくら頑張ってもどんなに良いアイディアを出しても中小企業は大企業に絶対に勝てないのです。

ではどうすれば中小企業はお金を稼ぐ事ができるのか、その答えの1つはエンターテイメントにあります。


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こんばんは、まひろです。


読者の皆様はどんなエンターテイメントが好きですか?



エンターテイメント


娯楽サービスが増えた今の時代にエンターテイメントと言われるものは沢山ありますし、素晴らしいものも多いですよね。

最近では新しく登場したYouTubeやTikTokなんかもその類に入るでしょうし、今読者の皆様が読んでくださっている、このつまらないまひろのnoteもエンターテイメントの1つです。

ちなみに僕はアニメや小説や音楽が比較的好きな、世間一般に言う「陰キャ」って人が好むものが好きです。



「読者の皆様はどんなエンターテイメントが好きですか?」と皆様にお伺いしましたが、多くの方の生活にどんな形であれ、エンターテイメントというものは存在しているのではないでしょうか。

エンターテイメントは毎日の疲れを癒してくれる、そんな我々にとって大切な生活の一部と言っても過言ではないと思うのですが、最近僕自身が仕事柄「エンターテイメント」について考える事が多く、日々ああだこうだと考えているんですよね。



エンターテイメントの「やらせ」について


例えば、昨今この世を定期的に騒がせているニュースの内の1つに「やらせ」というものがあります。

日テレの人気番組「イッテQ」はご存知ですか。
おそらく多くの方は一回は眼にした事があると思うのですが、その番組には宮川大輔さんが世界各国のお祭りに行くコーナーがあります。

しかし、2019年にそのコーナーでは、実際には存在しないお祭りを作り上げたという「やらせ」が発覚し、過度な演出だと炎上していました。


他にも過去に同じような事例があって「矛楯」という番組があったのですが、あれもやらせがバレて打ち切りになりましたね。



しかし「やらせ」ってそんなに炎上するほどの事ですか?



というのも、僕達が娯楽として嗜むエンターテイメントというものは、そもそも人為的に構成されたものばかりです。

例えばラジオ、舞台、映画、小説などなど僕達が娯楽として嗜むエンターテイメントと言われるものは、一部のノンフィクション作品を除いて、基本的に人によって構成されているものです。
作者がいて、その人が何かからインスパイアを受けて独自の世界観やストーリーを作り出しています。


が、それ自体を咎める人なんていませんよね。

例えば「半沢直樹」というドラマを見て


「こんな話実際にないやん、嘘ついとるやん!こんなんただの脚本やん、やらせやん!」


と批判する人はおそらくいないでしょう。

それはなぜか、ドラマというエンターテイメントは人為的に構成されたストーリだということをみんな理解しているからですよね。


そしてテレビ番組もそれは同じで、放送作家と言われる人々が台本を作って、それを芸能人が演出しています。

だから別にテレビ番組、それもバラエティに範囲を絞ると、バラエティはラジオ、舞台、映画、小説などなどの他のエンターテイメントと同じように人為的に構成されたエンターテイメントなんですよね。



であれば、イッテQの「やらせ」って炎上するほどのことではないですよね。

別に世界にあるお祭りを巡る、というエンターテイメントで視聴者を楽しませているだけであって、真実を伝えるためにその番組をしているわけではないですから。


なんでかというと、バラエティーはエンターテイメントなのですから。


そう考えるとバラエティーの「やらせ」で叩いてる人って普通に寒いですね(笑)

上でもお話してきたように、人は無意識にエンターテイメントと嘘の区別をつける事が出来るのですが、ただ中にはエンターテイメントと嘘の区別がつけられない人もいるんですよね。


そして、そんなエンターテイメントは仕事にも通じていて、例えば「付加価値」とかがこれは大きく関係しています。



付加価値とは


ビジネスに関心がある方はよくご存知だと思うのですが、付加価値とは文字通り商品やサービス以外の価値の事を言います。
例えば付加価値が何なのかと言う事を簡単に説明すると、同じ材料を使って作られた、同じ原価のフィギアが2つあるとします。


1つはドラゴンボールの悟空のフィギアです。
この悟空のフィギアはフリーザと戦った時に、初めてスーパーサイヤ人に覚醒した瞬間を再現しています。

そしてもう1つは普通のクリリンのフィギアです。
クリリンが特に何かをしていると言うわけでもありません、ただただ仁王立ちで経っているだけです。


では問題です。

この2つのフィギアの販売価格は同じでしょうか?



違いますよね。悟空の方が絶対に高いですよね。(クリリンに失礼やな)

しかもこの悟空のフィギアは、悟空が初めてスーパーサイヤ人に覚醒したタイミングという名シーンです。

しかし、その一方「クリリンの事かー!」と言われたクリリンのフィギアの価値はと言うと、悟空と比べると低くなりますね。


ただ、この2つのフィギイアは同じ材料を使って作られていて原価は同じものです。しかし、確認するまでもなく悟空のフィギアの方が値段は高くなります。
ではなぜ悟空の方が販売価格が高くなるのかと言うと、悟空というキャラの価値が乗っているからなんですよね。

そしてそこのキャラの価値を、付加価値と言います。



中小企業と付加価値とエンターテイメント


僕は現在とある方のビジネスのお手伝いをしているのですが、その時に言うのがこの「付加価値」を付けるようにと良く言うんですよね。なぜかというと、中小企業が大企業と同じ土俵で戦おうとすると、勝てないからです。


例えば大企業に就職されているサラリーマンの方が、商品Aの値段をどう決めるのかというと、その商品をできるだけ安くするようにしますよね。

よりクオリティの高いものをより安く、より多くの人々に届けようとするはずです。


そして僕達が普段生活していて見かける企業は大体大企業です。

ゲームの企業と言えば?
家電の企業と言えば?
携帯の企業と言えば?

こうしてふと思い返すと、普段僕達が生活で見ている企業はほとんどが大企業だという事がわかりますよね。
だからそれに引っ張られて、人はなるべく安くより良いものをお客様に提案し、それが良い事だと無意識に思い込んでしまいかちになるんですよね。



しかし、この世に存在する企業なんてほとんどが中小企業です。
例えば日本で一般的に大企業と言われる会社は、日本の総企業数の0.3%だけです。

そしてその残りの99.7%が中小企業なわけですが、中小企業は大企業のやり方なんて真似できないんですよね。

それはなぜか、中小企業と大企業では資金力と認知度の差があり過ぎるからです。



何が言いたいかと言うと、世間でよく見るのは大体大企業だけど、それを中小企業が真似しても物理的に勝てないと言うことです。



大企業と同じ土俵に立とうとするな



その理由を論理的に説明すると、大企業の方が中小企業に比べて資金力があるので、大企業は中小企業が一生懸命作ったものを、その資金を使って簡単に真似することができます。
そして大企業は中小企業より認知度が高いので、真似て作った大企業の偽物を、中小企業の本物より、より沢山の人により多く届けることができます。そしてもっと言えば、大企業の方が資金力があるので、中小企業と同じものをより安く売る事ができます。


だからこの資本主義の社会の構造的に、中小企業が大企業と同じ土俵で戦おうとする限り、いくら頑張ってもどんなに良いアイディアを出しても中小企業は大企業に絶対に勝てないのです。特許を取るという方法もありますが。


だから中小企業はどうすれば稼げるのかと言うと、逆に他人が真似できない利益の高いものを生み出してく必要があるんですよね。でないとお金なんて一生増えませんし、あらゆるリスクが大きくなりすぎますから。




ではどうすれば他人が真似できない高い利益を増やせるのかと言うと「付加価値」を付けるんですよね。



付加価値をつけろ


さっきは付加価値ってなんぞや?と言う事を説明したのですが、ここからは付加価値とは何かと言う事をもう少しだけわかりやすく掘下げていこうと思います。


付加価値とは、例えばアイドルの握手券とか。
あれも数字だけ見れば詐欺だと言う人もいるでしょう。

某アイドルグループのシングルCDはメルカリを見れば300円ぐらいで手に入れられるのですが、握手券が付いているだけでCDの価値が2000円近くになります。

その握手券で何ができるのかと言うと、自分の好きなアイドルと3秒ぐらい握手することができるのです。


アイドルに全く興味のない人からすれば、紙切れ同然の握手券が1枚1700円の価値があるなんて信じられない事でしょう。

しかし、アイドルが好きな人からすれば、その紙切れ同然の握手券には自分の好きなアイドルと会えるという、とても大きな価値があるのです。

だって考えてみてください、1700円払って西野七瀬に会えるんですよ?高いですか?むしろ安いでしょう?安いでしょって!(キモいねん)



…少し取り乱しましたが、これが付加価値です。そしてその内の1つがエンターテイメントでしょうね。

アイドルとの握手というエンターテイメントは、紙切れ一枚に1700円というとてもとても大きな付加価値を付けています。


他にもオタク系以外の話をすると、鉄板焼きのお店。

鉄板焼きのお店では、すごいところだとシェフの人がヘラみたいなのを使って卵を自在に操っていますよね。卵でハートを描いたりしてくれるところもあります。後は無難なところで言うと、ワインを注いでボウッとフランベしてくれますよね。

鉄板焼きのお店では料理以外にもそんなエンターテイメントを楽しむことができます。そしてそのシェフが見せるエンターテイメントの価値は、サービス料としてお会計に飲食代とは別途になっています。


後はキャバクラやホストでは、アルマンドという金でピカピカの有名なシャンパンがありますよね。
自分で買おうと思えばネットで4~5万円ぐらいで買えますが、お店で開ければ15~50万円ぐらいするそうです。

それはなぜかと言うと、ホストやキャバ嬢の演出であったり、その後もしかしたらワンチャンあるかもという付加価値が乗っかるからでしょうね。



ただ、これらの付加価値に共通する事は価値がわかる人にはその価値がわかるし、その逆もあると言うことです。


普通に生きていて僕達が目にする企業は大体大企業なので、大企業ばかりを見ていると経営をする時もより多く層のより多くの人に訴えかけねばとついつい思ってしまうのですが、このように付加価値というのは、必ずしも大勢の層に刺さるというわけではなくごく少数の層に狙いを絞る事とも言えます。

そしてそれが結果的に中小企業がお金を稼ぐための方法になり得ます。



中小企業が稼ぐ方法とは、付加価値を付ける事です。

そしてその付加価値エンターテイメントは今お話してきたように大きく関係しています。


という事で、エンターテイメントの話からほんの少し脱線しましたが、本日はエンターテイメントについてお話してきました。



大企業に就職して働いているサラリーマンの方々からすれば「そんなビジネスあってたまるか。そんなの詐欺や」と言いたくもなるでしょう。実際に僕は大企業に就職しているサラリーマンに「お前がやっている事は詐欺だ。」と言われたことがあります。


そして、もし皆さんが今後そういう人と出会ったら

「あ、この人はエンターテイメントと嘘の違いを理解することができない人なんやな。」

と思ったら良いです。

良い年をした大人が詐欺とエンターテイメントの区別すらつけられないとはなんとも貧しい脳みそしか持ち合わせてないんだなと哀れんでしましますね。頭の良い小学生でもそれぐらいでもそれぐらいなら出来ると思いますがね。


確かに自分の興味のないものの価値を主観で推し量ろうとすれば、それは無に近しいことでしょうし、そんなことは誰でもできることでしょう。そして、そんな事しか考えられないから万年平で低賃金なんやろなとも思います。(おいっ)


このように、多くの人は自分のわからない事や興味のないものを見放します。



しかしだからこそ、そこで一旦立ち止まって

「なんであの人達はあれが好きなんだろう?」

と物事の価値を見出す力がある人には途轍もない価値があり、そしてより多くの価値を見出すことができます。

そして”他人を幸せにしているか否か”エンターテイメントと嘘の違いはそこにあるでしょう。





こんな感じで毎日noteにおもんない記事をあげているので(定期的にサボる)また読んでくださると嬉しく思います。




それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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まひろ
もらったら社会貢献のためにユニセフに募金します。 ※こいつは嘘をついています。募金せずに帰り道でコンビニに寄ってたばこ買うに違いありません。