さよなら予備軍

よく読みにいっていた人の記事が消えてなくなったら悲しいですよね。私はよく問答無用で自らの記事を消します。
すべての記事が消えてなくなったら悲しいですよね。私はまだすべて消してはいないですがいずれすべてを消す可能性が普通にあります。
10年前ですね。すべて消したことはあります。
10年前、noteではないですが、すべて消しました。

時間が出来すぎて、とても不思議な感覚でした。
それまでは5年以上は毎日のように日記や作品を公開していたのです。
こんなに静かに穏やかに過ごせるとは。
それは清廉なる森のようでした。
そこに建つ廃墟化した神殿で、一人眠るかのようでした。

自然なる自由を手に入れたのです。

しかし、数年経過した後、私はこう思いました。
インターネットに籍を置く、亡霊でありたいと。

幽霊部員という言葉があると思います。
いたりいなかったり、ほとんどいなかったりする部員のことです。

ゲームが好きで
実況が好きで
何度も死にかけてきた
一度はあの世に片足を突っ込みかけた人


そして感謝


透けるほど薄い存在感でよいから、そういう存在で、インターネットの片隅に、佇んでみたいと。


それがここに戻った本当の動機です。

noteをはじめたきっかけとは異なりますが、今となっては同じことです。

noteをはじめたきっかけは、なんとなくといってもいいほどです。あまり大きな理由があるわけではありません。
使っておけばこれから使いたい人のためになれるとか、スキを集めたらこれからスキを集めたい人のためになれるとか、結局そんなようなものです。

佇むだけでいい気がする。
初心忘るべからずといいます。
多くを求めることはありません。

うっかり記事を書いてしまいましたが、私はさよなら予備軍です。

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真暮
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