「頑張ればいいってもんじゃない。」 「いかにサボれるかが大事。」 「毎日投稿がすべてじゃない。」 自分の大切なことのために、それ以外のことはサボりたい。そんなあなたのためのマガジン「サボり隊」です。 「ゆるく」がモットーです。
再度お断りしますが、 これはもう何十年も前のお話です。 前のお話 ➡ その10 夫が、どうにも落ち着かないルネの為に 私の実家から「ルネの椅子」を持って来て 部屋の隅に置いてくれた。 アリガト アリガト 💛 「猫は好きじゃない」と言ってた夫に かなり気兼ねしていたのだけれど、 本当にホッとした。 私はドキドキな気分で 「ほら、ここなら気に入ってくれる?」 とルネを椅子の上にそっとおいてみた。 ルネは、椅子の座布団に鼻を
前のお話 ➡ その9 それからおよそ2年後、私は結婚して ルネを家に残して実家からほど近い新居に移った。 正直に白状するが 新しい生活に対する期待と不安で胸がいっぱいで ルネは 二の次になってしまっていた。 今思えば なんと薄情にも 「じゃあね、また来るからね 」と 気軽にルネに別れを告げて・・・ ( ̄▽ ̄;) * * * * * * * * * およそひと月ほどして新しい生活にも慣れ、 さすがにルネが気になって実家に帰った。 「た
この画像はAIに作ってもらいました。 目の黒い縁取りは無かったけど 眉根にこんなデコボコは無かったけど 何かをじっと見ている若い頃のルネ。 そうそう!ほぼこんな感じ。 大変ご無沙汰しました。 実は、 3か月余り前に夫が持病(腎臓病)を悪化させて入院し、 透析の為の手術を2か所。 退院後は、厳しい食事制限の為 PCで見付けた栄養計算ツールを使っての メニュー作りから始まって、 食材からカリウムを抜くための 野菜の水さらしや下茹でなど
前のお話 ➡ その7 《 生まれ変わり 》 ルネが逝ってしまってから2カ月ほど後、 まだ私の胸にルネロス感がチクチクしている頃のこと。 チロに出産の気配がみえたので 私の部屋の隅に段ボール箱で産室を作ってやると、 間もなく4匹の子猫を産んだ。 皆白猫だったが、 その中に1匹だけ 背中にアズキ粒ほどの 薄ベージュ色の模様が付いている子が居た。 オスだった。 やがて10日余り経つと皆眼があいて、 私が箱を覗くと一斉に「シャー!」と ちいさなピンク
前のお話 ➡ 白猫ルネ その6 《 猫ジステンパー 》 グリが居なくなってしまったので 私がまだ小さなルネを抱いて寝るのだが、 この王子様は朝になると私の首に 衿まきのようになって眠っていて、 私はいつも熱くて目が覚めるのだった ( ^ _ ^ ;) 男の子だからぽってりと太いアンヨをしていて ピンクの肉球がたまらなく可愛かった。 サファイアブルーの眼で私をみつめて 首を傾げたりなんかされたら もう胸キュンでワクワ
前のお話 ➡ その5 《 私の王子様 ルネ の誕生 》 短いけれどギッシリと思い出の詰まった 短大生生活の2年間が過ぎ、 私は都会暮らしに未練を残しつつ 父との約束通り帰って来た。 なんて素直だったんダロ ・・・本当の事言うと、 父に逆らって東京で就職し 自立して生きる自信が無かったからだけど f(^_^;) この数か月前に 姉は結婚してしまったから、 それまで2階の部屋で姉と一緒に寝ていた チロとグリは 私が帰るまで
(この写真を見つけた時はビックリしました。グリにそっくりだからです。 ただ、目の色がもうちょっと濃いグリーンでしたよ) 《 グリはお風呂が好き 》 前のお話 ➡ 白猫ルネ その4 チロとグリは代わる代わる出産した。 不思議な事に2匹が同時期に出産する事は無かったので、 私の記憶では 我が家は絶えず子猫が居るみたいな状況だった。 こうも次々と子猫が産まれると さすがに貰い手を探すのも大変だった。 当時白猫はほとんど見たことが無かったから 家族皆で
(タイトル画像は借り物ですが、この目が深緑色だったら グリちゃんにそっくりそのまんま! 懐かしくてドキッとしました) 前のお話➡ その3 《 チロとグリ 》 チロはおとなしくてどことなくひ弱そうな感じで おまけに余り毛繕いもせず、 あまり存在感が無かった。 グリが傍にいれば(見兼ねて?) 時々舐めてやっていた。 ネズミが怖くて、グリがネズミを獲って来ると 慌てて逃げたものだった。 (;´ Д`A 一方グ
前の記事 ➡ その2 確かグリとチロが生後6ヵ月の頃だったと思う。 ポコが居なくなった ! ((+_+)) ポコはこの時もう7歳ほど。 人間の歳に換算すると55歳位とのことだが 猫とすればもう「高齢者」なのだそうだ。 子猫が大きくなると母猫が出て行ってしまうというのは 良くある事だと母から聞いたが、 私は諦められず何度も近所を捜し歩いた。 (・ω・;)(;・ω・) (・ω・;)(;・ω・) 1週間ほどした頃だったと思う。 なんと我が
前のお話➡ その1 《ポコ 初めてのお産》 ポコが初めての妊娠から産気づいた時は、 両親も姉たちも居なくて焦った。 「そろそろかも ‼」と 私が段ボール箱に古毛布と布を敷いてやると ポコはすぐ入って、 中でグルグル回ってみてから丸くなった。 そしてまたソワソワと立ったり座ったりして 私がちょっと離れると 「ニーィ、ニーーィ」 としきりに私を呼ぶ (◎_◎); そして、 「大丈夫だからね」とお腹を撫でてやると少し落ち着く。 猫は安産だと聞いていたが、 ナ
この見出し画像は無料写真サイトからの借り物で、 頭の天辺の毛が平だったら この記事中の「ポコ」に本当にそっくりなんだけど。 ☆ ルネのあばあちゃん 「ポコ」 の話から始まる ☆ 《 英語で鳴く猫?》 私が中学生の頃の事。 8つ違いの姉が 「お肉屋さんでもらっちゃった ♫」と 幸せいっぱいの笑顔で 真っ白で短毛の子猫を連れ帰った。 車の運転免許取り立てで軽井沢に遊びに行き、 当時我が家の近辺には売っていなかった ボンレスハムを買って帰ろうと
前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その32話 あれからひよちゃんは、 昼間は呼んでも来なくなってしまった。 きっと昼間ここに来たら、 ひよちゃんのテリトリーだったこの庭を横取りした あのカップルにいじめられるからに違いないと思う。 ((+_+)) 薄暗くなりかけた頃を見計らって縁台に コーンと、刻んだリンゴとレーズンを それぞれ別のお皿に入れて置き、 ヒ ヨ ! と呼ぶと 何と! 先にいつものカップルが連れ立って来て、 ひよちゃんの為に用意した餌を
《 小さくなってしまったひよちゃん 》 前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その31 連日 朝からどんどん気温が上昇し 夏のような暑さになったかと思うと 夕方から急激に気温が下がって、 寝る頃には まるで早春のような肌寒さ。 こんな春って今まで無かったように思う。 なんだか 近い将来 ”とんでもない猛暑日” が続く長~い夏が 当たり前になりそうなイヤな予感 ((+_+)) ここ3~4日、ひよちゃんは姿を見せない。 代わりに、例のカップル と思
《 ひとりぼっちの ひよちゃん 》 前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その30 立春の翌日から連日雪が降ったりして、 しばらく季節が足踏みしてると思ってたら 一気に春。 梅が咲き始めたばかりだというのに もう桜の蕾たちがウズウズし始めて (◎_◎;) 早過ぎでしょ!! 我が家の傍の県道沿いに植えられた桜並木では 毎日ヒヨドリの声がする。 いつかネット上に見つけた 蜜を吸って嘴を花粉で黄色くしたヒヨドリの写真を 思い出してホッコリ。
《 カップル誕生?》 前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その29 春分の日の翌日は なんと朝から雪! 午後3時頃まで降り続いたけれど 道路にはほとんど積もらず、 朝 庭や畑に積もっていた10㎝ほどの雪も その後それ以上厚くはならなかった。 木々の枝にも少し積もっては解け落ち また積もっては解け落ち・・・ 空気は冷たいのに、 前日まで高温傾向が続いたから 地表付近の温度は高かったのだ。 可愛い芽を出したチューリップたちも 一旦は埋もれていたけれど、 夕方ま
前のお話 ➡ ひとりぼっちのヒヨドリ その28 親心? 3月になったら急に春めいて、 庭先に福寿草のツボミが頭を出し、 黄水仙もヒヤシンスも 秋に花が咲く小菊たちも一斉に芽を出して、 チューリップも数本 芽を出した。 写真はこれだけ。 (;^_^A) ひよちゃんは毎日やって来る。 テリトリー争いなのか、 どっちが追いかけてるのか分からないけど 時々猛スピードでひよちゃんとこの辺りを飛び回ってた あのヒヨドリは見掛けなくなったなあ と思っていたら