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生まれ変わって戻って来てくれた   白猫ルネ その11


  

 再度お断りしますが、
    これはもう何十年も前のお話です。 


  前のお話 ➡ その10



夫が、どうにも落ち着かないルネの為に
私の実家から「ルネの椅子」を持って来て
部屋の隅に置いてくれた。
   

  アリガト アリガト 💛

「猫は好きじゃない」と言ってた夫に
かなり気兼ねしていたのだけれど、
本当にホッとした。

私はドキドキな気分で
「ほら、ここなら気に入ってくれる?」
とルネを椅子の上にそっとおいてみた。
    

ルネは、椅子の座布団に鼻をつけてみてから
脚でその感触を確かめるようにクルクルと2回まわり、
そして丸くなった。

  わあ、やっぱりこれだったんだ!
  これがあればいつものルネになってくれるかも ♪

  すっかり痩せちゃったルネ、
  何を食べさせてやればいいんだろう・・・

ちょうどこの頃
《猫に生肉を与えると寄生虫が付く》
という話を聞いていたので、
取り敢えず鶏肉を茹で、刻んで与えてみた。

美味しそうに食べてくれた。

   (*^。^*) ♪

 明日はいつもルネの「カツオ削り粉」を買っていた
 鰹節屋さんに行って来よう
 

 あ!トイレを教えておかなくちゃ


砂を入れた箱にルネをそっと入れてやったら、
砂に鼻を近づけてフンフンしただけで出て来た。

  「理解してくれただろうか?」

かなり心配だった。

       

その夜、
前のように私と一緒に寝てくれるかなあと
心配しながら布団を敷きルネを抱いて寝てみたら
ルネはスルッと出てしまい、
自分の椅子の上を選んで寝た。
あれーえ?
  ((+_+))

  そうかあ、
  これはルネと一緒に寝たお布団じゃないんだもの。

  明日 以前使っていたのを持って来よう。



翌朝

起きてすぐ砂箱を見たら
なんと、ちゃんとオシッコをした形跡がある!
  (#^_^#) 


幸い休日で夫が家に居たので
朝食後「ルネが外に出ないようにお願いね」と頼んで
私は実家に向かった。


私が使っていた寝具類から、
掛け布団と毛布と枕を車に乗せた。

  これだけあれば大丈夫。
  ルネと私の匂いが残っている筈!

途中、いつも通っていた鰹節屋さんで
鰹節削り粉を買い、
スーパーで、
豚レバーとルネの好物の良く熟れたバナナも買った。

レバーは
薄切りにして茹でて冷蔵庫に入れた。

  毎日いつものエサに混ぜて上げよう。
  これが終わる頃には元気になってるでしょう。



その夜
私は期待と不安のソワソワ気分で
実家から持って来た寝具を広げて寝る支度をした。

そして
「ルネ、オヤスミー」
実家に居た時と同じように言ってみた。 


(;@_@)・・・・・ ➡  ルネ

偶然見つけた元気な時のルネにそっくりな写真。
「ルネ」の字の所にこの写真を入れたいんだけど、
どうしても入らない ((+_+))

       ○
       ○
       ○
       ○
       ○

     

    来た―!


私の枕元に来て、そおっと鼻先を私の頬に
    (#^.^#) 

ワクワクしながら
布団の端を上げてやると、
以前のようにソロソロと入って来た。

そして何事も無かったように喉をグルグル鳴らして丸くなった。


  ルネは新しい環境に慣れて

       ○
       ○
       ○
       ○
       ○

      

「2人と一匹」の生活がやがて「3人と一匹」になって、
今 私はもう、
娘と息子、3人の孫が居るおばあちゃんです。

書き尽くせない楽しい思い出と
お別れの辛い悲しい思い出を残して、
ルネも、もうとっくの昔に亡くなっているわけです。

ここまで書いて来て
毎晩ルネを思い出しては辛くなっている自分に気付いて
もう、しんどくなってしまいました。

白猫ルネのお話はここで終わりにします。

ペットを大切にかわいがっている間は幸せですが
可愛ければ可愛いほど
愛すれば愛するほど別れが辛いのは当然です。

いつまでも執着して引きずらない方がいいなあと
ここまで書いて気付いた訳です。
 
忘れます。

もう忘れます
 

    いいえ!



忘れる訳は有りませんが
思い出そうと努力するのはやめます。


考えてみれば、
このブログを書こうと思い立ったのは
きっと子育て~孫育てに
一応の段落が付いたからなのでしょう。

子育て・孫育てに心を奪われている間は
こうまで猫達の思い出を深堀りしたことは・・・

 無かったかなあ (@_@)?

 うん、無かった無かった。
    (;^ω^)

  

   つ づ く  

    はありません。



  ルネのお話いかがでしたでしょうか。
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(ウソ)喜びます。
                
               
  どうか、
  次の記事もどうぞよろしくお付き合いくださいマセマセ。

   m ( _ _ ) m       

         よそのあきこ



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