超短編小説📕『孤独』な自分へ
「一緒に居よう、ハートの中央が傷を負っている。手当をするのは包帯じゃない。もう壊さない、結婚してください」
そう言って目を閉じて心のカタチをイメージし、箱を開けた。
「私はダイヤモンドが好きだったよね?包帯の代わりにリングをはめるから、身体の私はきちんと指にはめてね」
自分で自分の左手、薬指に指輪をはめた。
自分が居やすい場所、
心地よい場所、
気持ちよくいられる場所。
貴方にはありますか?
私はこれからも、私の心を守るから。
自分と言う者は、見て分かる自分と見て分