マダムヒロミ

自然と歴史文化の溢れる南イングランドの小さな町に住んでいます。大学留学で渡英してから、…

マダムヒロミ

自然と歴史文化の溢れる南イングランドの小さな町に住んでいます。大学留学で渡英してから、およそ30年。たくさんの出会いの中で教えてもらったレシピを、CINAGROとのコラボで厳選されたオーガニック食材をつかって百貨店英国展でお楽しみいただけるようになりました。※スタッフが更新します

最近の記事

イギリス定番のジュートバッグと巾着

初めての英国展と明日からの英国展 前回の英国展で、初めてCINAGRO BRITISH SELECTION By Madam Hiromiとして出店することになったとき、マダムヒロミはちょっと、いえ、かなり緊張していました。 家族や友人に好評で、地元のお店に卸したこともある自慢のレシピを日本の英国展でお楽しみいただけることは、もちろん嬉しいことではありました。しかし、英国展でたくさんのお客様に届けなければいけないという状況に、店頭に立ってもドキドキは止まりませんでした。

    • 食べたくなる、食べさせたくなるバナナジンジャーローフ

      イギリスらしいケーキといえば イギリスの伝統的なケーキと言えば、素朴で、ずっしりと重力感があって、こっくりとした甘みで紅茶をたっぷり飲みながら楽しめるようなものが多い印象があります。 マダムヒロミが好きなジンジャーローフも、そのイギリスらしいケーキです。カフェやティールームでは定番で、名前の通りジンジャーの効いた生地をローフ型に入れて焼き上げます。 バナナを加えたレシピは、マダムヒロミのオリジナル。買ってきたバナナの皮がちょっとしんなりして甘く熟れてきたときに日常的に作

      • マダムヒロミのフラップジャック

        自家製フラップジャックは格別 フラップジャックは、シェイクスピアの作品にも登場する16世紀に英国で生まれた伝統的な焼き菓子です。 見た目は、ミューズリーバーやシリアルバー、オーツバーなどと呼ばれていているものと似ていますが、伝統的なイギリスのレシピで焼いた自家製のフラップジャックは格別! マダムヒロミのフラップジャックは、オーツ麦のザクザクとした食感に、シロップとバターがキャラメル化したしっとりみっちりとした深みがあり、ティータイムにぴったり。ついつい手が伸びる後を引く

        • 秋の英国展≪9/4-9@日本橋三越本店≫

          CINAGRO BRITISH SELECTION by MadamHiromiの秋の英国展詳細が決定しました。 今回は新たに有機アールグレイティーのスコーンや砂糖不使用のジャム、バナナジンジャーローフ、バニラチャイのティーバッグにお得なセットもご用意しています。 また、オリジナルの巾着とジュートバッグ、アクリルチャームを作りました。マダムヒロミの愛猫アメリちゃんのイラスト入りです。スコーンやジャムなどを入れたお特なセットもご用意する予定です。 この他にもクリームティー

        イギリス定番のジュートバッグと巾着

          紅茶の淹れ方とアイスティー

          マダムヒロミの紅茶の淹れ方 若かりし日のマダムヒロミが渡英して驚いたことのひとつに、一般のイギリスの人の紅茶の淹れ方があります。こんな風に書くと、どんな作法やマナーがあるのかと思われるかもしれませんね。 でも、逆なのです。実は、ものすごくカジュアル。毎朝飲むカップオブティーは、大きなマグカップにポンっとティーバッグを入れて、ケトルで沸かしたお湯をバーッと注いで、ミルクを入れて、はい、完成! 駅の売店でも紅茶を淹れてくれますが、「ホワイトにして」と注文すると、ティーバッグ

          紅茶の淹れ方とアイスティー

          Tea Bird Teaとの出会い

          カップ・オブ・ティーのお誘い マダムヒロミは、自身も留学生だった経験から、時折日本人の留学生を自宅にお招きして、食事やお茶を振る舞います。 先日は、卒業を迎える日本人留学生のお嬢さん達をお茶に招待しました。手作りのケーキと紅茶を喜んでくれて、話に花が咲きました。 その時の紅茶には、Tea Bird Teaの“アールグレイオレンジ”を選びました。イギリスに数年間暮らしてすっかり紅茶に詳しくなったお嬢さん達が「このオレンジの香り、今まで飲んだことない!美味しい!」と喜んでく

          Tea Bird Teaとの出会い

          毎日のパンとホットクロスバンズ

          トーストという食文化 イギリスのスーパーには、たくさんの種類のパンが売られています。ホールミール(全粒粉)、ヒマワリや南瓜の種が入ったシードパンなども様々なメーカーのものが並んでいます。 トーストは、薄くスライスされたパンをカリカリに焼いて、バターやジャムを塗って食べるのが一般的。イギリスの人は、朝食でも、軽食でもトーストを食べます。 マダムヒロミが渡英してすぐの頃、ホームステイ先のマダムが風邪をひいてしまった時に「ポリッジ(オートミールのミルク粥)を作ろうか?」と聞く

          毎日のパンとホットクロスバンズ

          Let's have a cream tea!

          今日はクリームティーの日 毎年6月の第4金曜日は、イギリスで定められたNational Cream Tea Day(国際クリームティーデー)なのだそうです。 クリームティーとは、スコーンとクロテッドクリーム、ジャム、紅茶のセットのこと。 イギリスのティールームやカフェ、パブにはクリームティーのセットメニューがあります。特に、酪農が盛んで、美味しいクロテッドクリームが有名なデボン州やコーンウォール州では、あちらこちらでクリームティーの看板を見かけます。 ウォーキングが大

          Let's have a cream tea!

          バラとこだわりのフルーツスプレッド

          庭のバラと思い出のマーマレード 南イングランドでは、5月下旬頃になると、玄関に植えたピンクのオールドイングリッシュローズが咲き誇ります。ご近所にも玄関や庭にバラのあるお宅がたくさんあります。 バラと言えば、この時期に誕生日を迎えるマダムヒロミは、自身のある節目の歳の誕生日パーティーに友人を招いた際に、たくさんのバラをいただきました。事前にプレゼントをお断りしていたのですが、友人たちが庭のバラをブーケのようにして持ってきてくれたのです。様々なバラに囲まれて、ケーキとシャンパ

          バラとこだわりのフルーツスプレッド

          マダムヒロミとスコーンと英国展

          マダムヒロミとスコーン マダムヒロミは、ロンドンからそう遠くない南イングランドの小さな町に住んでいます。 相棒はペルシャ猫のアメリ。 舞台衣装やテキスタイルのデザインを勉強するために渡英してからおよそ30年。歴史文化や自然が溢れる英国での暮らしの中で、たくさんのレシピを教わりました。 特に好評なスコーンのレシピは、美術大学の入学準備のために通っていたアート・ファウンデーションコース時代の友人のおばあ様から。 卵を使わずに、小麦粉とバター、ミルクで作るレシピは、サクっ

          マダムヒロミとスコーンと英国展