元証券マン まっちゃん先生(渡良瀬あしかが投資研究会)

2級FP技能士、証券外務員一種、元証券マン、元FXトレーダー 国際金融市場や外国為替相場、投資理論を活かすべく、証券投資やデリバティブの世界へ! 1級FP試験や証券アナリスト試験に向けて日々勉強! 月に一度 投資勉強会を開いています。

元証券マン まっちゃん先生(渡良瀬あしかが投資研究会)

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最近の記事

今週の相場振り返り(11.18〜11.22)

日本株は上値が重い展開。 日本株膠着の理由を整理していこう。 ❶日米の選挙や金融政策などイベント通過による材料出尽くし感 ❷トランプ2.0 負の影響への警戒感 ❸日銀12月利上げへの警戒感 ❹日本企業4-9月期決算:業績頭打ち感 個人的には❹が要因であろうと思う。 中間決算で業績拡大期待があったわけだが、自動車や鉄鋼、機械、電子部品のセクターで下方修正した企業が相次ぎ、製造業の業績が減益だったことが相場の期待値を押し下げた。ただ金融セクターの業績上方修正が相次ぎ何とかなって

    • エヌビディア決算 満額回答なのに何故??

      🇺🇸エヌビディア 8-10月期決算 🔶売上高:350億8200万㌦ 93.6%増収 🔶純利益:193億 900万㌦ 2.1倍増益 🔶1株利益:0.81㌦ 予想上回る 8-10月期 データセンター向け売上高 307億7100万㌦ 2.1倍増 通期売上高見通し 375億㌦±2%⇨市場予想を上回る 前日の米国株は高安まちまちでナスダックやSOXは下落。🇺🇸エヌビディア決算は市場予想を上回り【満額回答】的な内容だったが時間外で下落。 日本株は続落。【エヌビディア祭り】には至らず

      • 今週の相場振り返り(11.11〜11.15)

        日本株はトランプ・トレードの光と影に右往左往する値動きが続いた。上げては下げ、下げては上がるという方向感がはっきりしなかった。週末時点で分かった事として、日本株市場においてのトランプトレードは陰りが見えたという事だろう。金融セクターを除いては。 今期の中間決算が大詰めを迎えるなか、ソフトバンクグループや楽天グループの決算は四半期ベースでは黒字を確保したものの勢いに欠く展開だった。 週後半に発表が出揃った銀行決算はメガバンクや地銀は業績の上方修正が相次いだ。日米長期金利の上昇に

        • 今週の相場振り返り(10.28〜11.1)

          🇯🇵日本株 27日に行われた衆議院議員選挙は与党勢力が過半数割れとなった。これを受けて週明け下がると見ていた市場関係者の思惑に反して、株価は上昇した。背景として、衆院選での与党大敗は織り込み済とみられ、為替が円安になっていたことと前週末時点で米国ハイテク株高であったことが好感されたものと思われる。 その後、日本株は3日続伸して日経平均先物で一時3万9000円後半までつけ、海外投機筋の買いが後押しして前週の下げ方を拾った。 週後半は米国株式市場でテック株の下げが際立ったことや日

          今週の相場振り返り(10.21〜10.25)

          🇯🇵日本株 日経平均は12年ぶり11日連続の陰線をつけた。 この1週間で1000円安だった。 国内政局の不透明感でアノマリー【選挙は買い】は崩れた。与党勢力で自民党の単独過半数割れになるとの情勢が嫌気材料。27日に衆議院選挙の投開票日だが、選挙結果を見極めるしかない。 仮に自民または自公の過半数割れとなれば、株価は下がるだろうが、これまで下げていたこともあってサプライズ的な下げにはならないだろう。 【円安は進む、されど踊らず】 ウィーン会議で有名な言葉を借りれば語呂が良いわけ

          今週の相場振り返り(10.14〜10.18)

          今週は世界の半導体製造大手の決算が相場を振り回したのと同時に、米銀6社決算の強さ、米国景気の強さが好感される流れとなった。 日本株は週明け4万円を回復したが勢いが続かなかった。 ❶半導体企業の決算 🇳🇱ASMLホールディング 第3四半期(7-9月期)決算 🔶売上高:74億6700万€ 12%増収 🔶純利益:20億7600万€ 10%増益 🔶1株利益:5.28€ 🔶受注額:26.3億€(予想40〜60億€) 2025年通期見通し 🔶売上高:300〜350億€ 従来から下方修正

          今週の相場振り返り(10.7〜10.11)

          今週の日本株は高安まちまち。 国内では衆議院が解散して選挙戦がスタート。 【選挙は買い】というアノマリーがある。 選挙に突入すると、株価が上がるというものだが、この買いというのは、解散から投票日までの期間であって、投票日以降の値動きは方向性がバラバラ。しかも投票日翌日は利食い売りが出やすい。結局は短期的な上げにすぎず、この時期は短期派が勝ちやすく、長期派は投票日以降の下げを窺って安値を拾ったほうが利口であろう。 衆院選の勝利水準は与党で過半数‼️ 与党の過半数が233議席

          今週の相場振り返り(9.23〜9.27)

          米国ではソフトランディング期待で米国株は上昇基調だ。 NYダウやS&P500は過去最高値を更新した。 商品相場でもNY金が2700ドルを突破して過去最高値だった。 🇺🇸マイクロン・テクノロジーの6-8月期決算で業績見通しを上方修正したことを好感し日米台韓の半導体関連株が買われた。 日米金融政策のイベント通過後の今週、進捗度合いが後退するとの見方から日米金利差拡大が意識され為替は円安ドル高に推移した。経済統計では🇺🇸個人消費支出物価指数でインフレ鈍化が確認された。 24日、大

          今週の相場振り返り(9.16〜9.20)

          今週は米英日中銀会合の行方に注目が集まった。 . FedWatchより今週開催のFOMCで0.5%利下げがメインシナリオになるとの観測が出て、日米金利差縮小を意識した為替市場でドル売り円買いが加速。 米国では週前半、経済指標の発表が相次ぎNY連銀製造業景気指数や小売売上高の結果がわかると米国株は上方向。 . 日本時間19日午前3時 FOMC(連邦公開市場委員会)は0.5%利下げという4年半ぶり大幅な利下げを決定した。 その後パウエル議長の会見で、利下げを急がない姿勢を示し為替

          今週の相場振り返り(9.9〜9.13)

          日本株は軟調。 先週から日経平均は8日続落して3000円ほど株安を演じ、反発したが、週末13日に反落した。 為替市場で円高が進んでいること、先物の期近限月が最終決済を迎えメジャーSQ値を意識した短期筋の売り買いがあったことで、日本株の上昇持続性を牽引してきた大型株や円安恩恵株が総じて弱かった。内需株や円高恩恵株、グロース株、低位株に投資資金が流れている。 . 為替は円高に! 日銀の中川審議委員、田村審議委員の発言で【金融緩和の度合いを調整する】として、日銀利上げ観測が出た。田

          今週の相場振り返り(8.26〜8.30)

          日本株は堅調。 月末最後の週末である。 2024年8月度は日本株に歴史的瞬間を目の当たりにした。日経平均株価の終値ベース月間値幅、高安ベース月間値幅は過去最大となった。 30日の日経平均の終値は3万8647円、大阪日経平均先物は3万9060円となった。8月初めに【令和版ブラックマンデー】が起こり市場は大混乱だったが、混乱が落ち着き、相場は緩やかに値を戻し月末3万8600〜9000円台。勿論、米国経済の後押しもあるだろうが、日本経済自体も悪い状況とはいえず、年末まで4万円台

          今週の相場振り返り(8.19〜8.23)

          日本株は足場固め‼️ 日経平均株価は不安定ながら足場固め。3万8000円台を前後した動きとなった。 為替とハイテク株の値動きが意識されて、円安になれば株高、円高になれば株安、ただ先週先々週と比べると変動幅は落ち着いてきている。ただ不透明感も根強かったこともあり、海外景気に影響を受けない医薬品や外食、食品、内需グロースに物色が入った。 企業の自社株買いも相場を後押ししている。 東証が発表した8月第2週・投資部門別売買動向は事業法人が現物株を2376億円買い越し、2週間で700

          今週の相場振り返り(8.5〜8.9)

          日本株は混乱の域となった。 日経平均株価は過去最大の下げ幅4451円安となった。全員参加の投げ売りであった。先物市場では株価指数先物と長期国債先物でサーキット・ブレーカーが発動される事態となり「売りが売りを呼ぶ」展開となった。 【令和のブラックマンデー】と言えるものだった。 為替も一時1ドル141円台と円高が加速。投機筋がこの混乱に乗じて円キャリートレードの解消に動いた。 金利は10年国債利回りは0.750%と急落した。 6日、前日とは打って変わって、日経平均株価は過去最大

          今週の相場振り返り(7.29〜8.2)

          先週末まで日経平均株価は8日続落となっていた。 週初め自律反発狙いで反発し、この勢いでいくかと思いきや、週末に歴史に残る大暴落を演じた。 2日の日経平均 3万5909円70銭(2216円63銭安) 下げ幅は今年最大。ブラックマンデー明け1987年10月20日以来約36年10カ月ぶりの大きさ。 . ブラックマンデー: 私はまだ生まれていないので 今回の下げは【初めての光景】だった‼️ 米経済指標が想定以上に弱く米景気の後退懸念が出たこと、ハイテク半導体関連の期待後退、日銀利上

          今週の相場振り返り(7.15〜7.19)

          🇯🇵日本株 日経平均は大幅に下げた。 先週と比べて1126円下落した。 7月初めの上昇は幻だったのだろうか?と思えるほど値が落ちてしまった。日経平均先物は米国市場引け時点で4万円割れとなった。 来週から3月期企業の第1四半期決算が始まり業績という面でいえば期待は衰えていないのだが、足元トランプ発言や半導体市況に振り回される展開となりそうだ。 🇺🇸米国株 NYダウが4万1000ドルと史上最高値をつけたかと思いきや800ドル近く下落。S&P500やナスダックも同様の動き。トラン

          今週の相場振り返り(7.8〜7.12)

          7月13〜14日 東京ビッグサイトで開催された【資産運用EXPO】に参加した。出展ブース担当者や市場関係者、個人投資家など様々な交流や意見交換ができた。有意義な時間であった。投資や経済に関心を寄せる国民が増えているなかで、今週は大きく動いた。 . . 日本株は3日連続史上最高値を更新した‼️ 日経平均株価も、TOPIXも、史上最高値を更新した。 個人的には意外感が強かった。 今週は日本株大型ETFの決算で、分配金捻出による換金売りで下落するのではないか?と警戒されていた。しか