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#芥川賞
2024年下期の芥川賞受賞2作品を読んで
本(サンショウウオの四十九日)(2作品受賞なので、長文失礼します)
今年下期の芥川賞受賞作品です。受賞作は文藝春秋を買ってきて毎回読んでいますが、今回は読む前から様々なメディアに取り上げられ、特に結合性双生児をテーマにした作品ということで、ひときわ話題になっていたと思います。
結合性双生児といえば、個人的な記憶ではベトナム戦争での枯葉剤の影響で生まれた男性の双子を思い出してしまいましたが、どう
職場の人気関係を描いた芥川賞受賞作品「おいしいごはんが食べられますように」
本(おいしいごはんが食べられますように)
今年下半期の芥川賞受賞作品です。毎回受賞作は文藝春秋を買って読んでいますが、今回は職場の人間関係を取り扱ったもので、筆者自身が会社員のためか、実体験を基にしたと思われる描写が数多くあります。
文体は、三人称と主人公の男性と同僚の女性が語る一人称の3つに分けられて、それぞれが職場の人間関係への本音を吐露しながら、物語は進行していきます。
まさに実際の会
最注目文学賞を分析した本「教養としての芥川賞」
本(教養としての芥川賞)(長文失礼します))(一部敬称略)
文学賞で最も注目される芥川賞について、過去の受賞作品を挙げながらその傾向と意義を述べた本です。文芸評論家の重里徹也さんと日本文学研究者の助川幸逸郎さんが対談形式で、それぞれの作品を批評していきます。
取り上げられた受賞作品は全部で23作、第1回受賞作品の石川達三の「蒼氓」から始まり石原慎太郎の「太陽の季節」と続き、最後2作品は綿矢りさ