【医者潰し⁉️】メディア

最近のテレビドラマって、医者に対して批判的コメントが多くないですか?

何故⁉️

サッと出る情報って、想像以上に影響力があるそうです。

CMを初めて聞いた時は「なんだこりゃ」と思ったのに、気が付いたら口笛吹いてたってことありません?

幼少期の子供に玩具の煙草を与えた心理学の実験があります。

幼少期に銘柄を印字した煙草の玩具で遊ばせた子供達が成人して喫煙者になった際、無意識下にその玩具と同じ銘柄に手を伸ばすという現象が知られているそうです。

似た現象に、テレビゲームに喫煙に関わる映像を多々入れることで、思春期や若年成人の喫煙率上昇への因果関係が言われてます。

たかがドラマ、されどドラマ。多くの人々が見るものに潜ませる内容には、想像以上に影響力があるようです。

誰が、何の意図で医者に対する悪評を増やし、弁護士には好印象を負荷しているのでしょう?

皆さんの想像よりもはるかに、大金稼いでる根性腐った医者は、そんなに多くないです。

そして、それはどんな職業の人におかしな人はいます。

貴方の職場にも、一人くらい反りが合わない人いませんか?

でも、大半の人は一所懸命じゃないでしょうか。

医者も同じです。

人と接する職業だから、どんな人でも周囲に見えちゃうのだと思います。

加えて、医者の給料を時給に換算し、さらに夜も働いており、診ている患者によっては感染症がうつる場合もあると考えるとそんなに気分が悪い額ですか? 

患者の生死を左右し、人生を左右する仕事だとと考えると、決して高い賃金ではないかもしれませんよ。

場合によっては、最低賃金よりもはるかに安い給料で働く医者もいます。

一例ですが、研修医の給料を年に300万円として計算すると、時給はたったの342円です。これ、最低賃金よりも大幅に低いです。(24時間365日呼び出しがある場合の計算です。)

👉 忙しすぎて遊ぶ時間などない。

👉 疲れ過ぎて、数日の有給が取れたとしても、寝てるか体調を崩している。

👉 忙しすぎて、昼食も食べれない日がざらにある。

👉 忙しくて昼食に10分、15分しか時間をかけられないから食べるのが速くなった。

👉 食べれる時に食べないと食事抜きになってしまうから、机にはカップ麺を常備している。

👉 カップ麺のできる3分の間に急患で呼ばれ、戻ってきたら麺が伸びてるし冷えてる。

👉 忙しくても代わりがいないから、誰かに仕事を代わってもらえない。

👉 代わりがいないから、休めない。

👉 サービス残業は当たり前。

👉 受け持ちの患者が土日祝日に体調悪化したら、病院に呼び出される。(近年は勤務時間外に主治医を呼ばずに当直医に対応をお願いする病院もあります。)

👉 24時間 365日いつでも携帯で病院に呼び出されるから、風呂にも携帯を持って入るし、寝てる時も枕元に携帯を置いている。

👉 携帯が鳴ると病院に呼ばれたと思い、ビクっとする。

もちろん、何処でも常にここまでブラックとは限りません。また、これはほんの一例です。

けど、「あるある」って感じる医者は多いのではないでしょうか?

こんな感じが当たり前だから、

👉 時間をお金で買わないと、寝る時間や食べる時間すらないから稀に帰宅する際にはタクシーを使う。

なんて時もあるかもしれません。

ちなみに、大学病院や総合病院での医療費のほとんどは薬代です。

加えて、勤務医は実質サラリーマンなので、何人患者を診ても、どんなに高い薬を使っても自分の給料には反映されません。

入院中は保険額が日割りで定額です。病名毎に保険料は決まっています。即ち、治療や検査をすればする程病院が赤字になるのであって、儲けには繋がりません。

さらに、患者のために最善の治療をしようとすると怒られる場合もあります。だって、病院が赤字になるから。

患者の命がかかっているとか、一回の入院中に検査や治療をしてあげた方が患者の負担が少ないだろうなどという理由で治療をしたらどうなる?

場合によっては、医者が公開処刑されます。

保険の監査では、部外者が治療の是非をチェックします。でも、それが随分と厳しいそうです。それが心労になって、自殺してしまう開業医もいるそうです。

じゃあ、世間が不満をぶつけるべきは何処の誰なのでしょう?

景気が悪い→→政策のせい

少子高齢化問題→→少子化対策しない政府のせい

物価が上がる→→政策

物価が高い→→自給率が低い......政策じゃん

病気でも休めないから、治療を最短でして欲しい?

けど、ぶっちゃけ病気や怪我は本人のせいじゃないですよね? 休む必要があるのは当然です。休暇に代わる薬はありません。

休めないのは社会システムが原因でしょう?

たしかに、命を預けている患者の身としては、治療が上手くいかないと直接治療を選択している医者が全権限を持っているように感じます。(そういう国は多いですが、今の日本は必ずしもそういうわけではないようです。)

回復しなければ、腹も立つ。

対応が遅ければ、腹が立つ。

それで医療費が高いと、ビックリもする。

しかし、そのほぼ全額が薬代。

米国で外来診察が一回いくらだかご存知ですか? たった一回で大体500$、診療費が一回で5万円です。(先進国は何処も自費ならこれくらいです。

日本は?

大体2千円程度です。ザッと25分の1の安さです。(3割負担で約600円です)

寝る時間も食べる時間も惜しんで働いて、ある程度の対価が払われるのは当然じゃないかな?

それでも、自分よりも月給が高いのが腹立たしいですか?

でも、問題は医者の給料ではないと思います。

ボーナスが高かった昭和のバブル期、医者よりホクホクのサラリーマンは大勢いたのではないでしょうか?

貴方の会社が給料をあげられないのであれば、ボーナスがイマイチだとしたら、それは日本経済の低迷が原因だと思いませんか?

以下のことを言われたら、反論したくなるのではないでしょうか? 「自分の息子が溺死したから、お隣さんの息子さんを殺めないと気が済まない。」これは理論が崩壊しているとは思いませんか?

まぁ、時には非理論的でも、どうしても気持ちが、ということもあるでしょうけれども......

自分が苦しいのであれば、自分がより幸せに暮らせるようにエネルギーを注いだ方が解決が近くなると思います。

第一、医者より給料が高い職などいくらでもあります。

政治家は? 起業家は? 株主は? 外資系企業は? 芸能人は?

何で医者がターゲットになっているのだろう?

こういう所で「ん?」と立ち止まって、矛盾や異変に気が付けるかは大事な所ではないでしょうか?

2003年頃、派遣社員政策が急に緩和された時のメディアは、「派遣の品格」(2007) などの派遣社員を美化するものが多かったようです。

社会の動きとメディアの報道はある程度一体化しています。これはいつの世も同じようです。程度は違えど、第二次世界大戦中もそうでしたね。どれくらいが過度で、どれくらいは大丈夫なのでしょう?

ちなみに、国内で問題が起きると、国外の批判に走る国は多いです。これは批判対象を内閣から別の何かに移してガス抜きをすることで憂さ晴らしを図るためです。

情報は力です。

だからこそ、情報に踊らされるイソップ物語のロバを売りに行く叔父さんではなく、情報を凌駕できる注意深い人間になれるように慎重に!

情報を鵜呑みにせず、裏をとってから自分で何を信じるか決めても遅くはありません。

人から聞く話であっても、テレビや新聞の情報であっても、SNSで見る情報であっても、常に批判的に吟味する必要があるでしょう。

自分の頭で考え、今を大切に生きよう!

未来は今の積み重ねの上にあります。

ぜひサポートよろしくお願いします。 ・治療費 ・学費 等 に使用し、より良い未来の構築に全力で取り組みます。