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歴史を学ぶ醍醐味

九條です。

歴史を学んで何が得られるのか?
歴史を学ぶ楽しさとは何なのか?

ここでは、聖心女子大学准教授の石原 比伊呂先生(日本中世史)の言葉の一部分を引用させていただきたいと思います。

歴史学は「過去に何があったか」「過去の社会はどのような構造によって成り立っていたか」という「である(であった)」を追求する学問です。他の分野の学問と違って「理想の社会とはこういうものである」とか「こうすればもっと良くなる」といった「べき」を追求する学問ではありません。「べき」というのは願望であり、主観だからです。あくまで、どこまでも「である(であった)」という客観を追求する(追求できる)ところが、歴史学最大の面白みだと思います。

(『聖心女子大学』公式サイト内 より)


とても分かりやすい言葉だと思います。石原先生は中世史がご専門ですが、言われている内容は考古学から現代史まで通じるものがあると思います。

とくに日本の中世史に興味がおありの方は以下の出典の全文をご覧になってください。短くてとても分かりやすい文章です。

【出典】
『聖心女子大学』公式サイト内
https://www.u-sacred-heart.ac.jp/examinee/voices/20220818/12031/