昔に戻りたいなら南へ 旅路のあとがき
大阪と愛媛への計5日にわたる旅行が終わりを迎えた。
5日という比較的長い旅の時間は瞬く間に過ぎ、今は1人、自室のベッドの上で時間を持て余している。
呪術廻戦の最新話にて、
このセリフすごい印象的だった。
僕は千葉に住んでいるから、旅先の大阪や愛媛はそれよりもやや南に位置してて、
高校の友人4人と過ごした旅の時間は紛れもなく「今」この瞬間ではあったけど、確かに「昔」を彷彿とさせるような時間でもあったよね。
僕は心のどこかで昔に戻りたいと思っているのかもしれない。
「昔に戻れるとしたら戻りますか?」
この質問に「はい」と答える人が、昔に求めるものは可能性だろう。
あの時ああしていれば、この時こうしていれば、という後悔や後悔にも満たないような類似の感情の積み重ねが「昔」を輝かせる。
時が経って、たくさん選んで、たくさん挫折して、たくさん諦めて、「今」がある。
だから可能性に満ちていたあの頃は美しい。
でもさ、本当に戻れますよって言われてみんなは戻る?
記憶を引き継げたとしてさ、やり直した結果が今よりも良い保証なんてないし、出会うはずだった人と出会えなくなった時の喪失感とかとんでもない気がするんだよね。
しかも大人になっちゃった自分が過去に行っても、過去より大胆な選択なんて出来そうもないから結局同じような結果に落ち着きそうだし。
先の見えない未来が怖いように、過去だって先が見えないやり直しの場合怖くてたまんないよね。
旅行の話に戻そう。
大阪にいた2日間、友人は日中予定があったから1人でウロウロしてたんだけど、知らない人と話すのって少しワクワクするなって思った。
2日とも基本的に御朱印巡りをしてて、神社とかお寺にいることが多かったんだけど、外国人観光客から話しかけられたり、巫女さんとか住職さんと世間話したりと、みんな気さくで話しやすかったな。
オフィスに1日いて同期以外誰も相手してくれなかった部署もあるというのに……
そうそう、御朱印巡りはこの旅行で始めてみたんだけど、めちゃくちゃ楽しい。
神社とかお寺がそもそも好きってのもあるけど、御朱印帳に御朱印が並んでいく様はかなりテンション上がるし、見てるとちょっと元気とかモチベーション貰える(気がする)。
特別なにかの宗教を信仰してる訳じゃないけど、僕は今年前厄で、来年は本厄らしいのさ。
今年確かに散々だったし、今のうちからたくさんお参りしてたくさん味方になってもらおう大作戦だね。
2日目の午後は海遊館に1人で行ったんだけど、気づいたら2時間半くらい滞在してた。
水族館のゆったりとした館内BGMと暗くて青い深海みたいな雰囲気、かなり好き。
1人でボーッと眺めたり、写真撮ってて、ふと海と魚は昔からずっと好きだな〜って思って、いつか南国でシュノーケリングとかダイビングしてみたいな〜って。
他にもカフェとか行ったり、ウロウロしたけど今回は割愛。書きたくなったらまた書くね。
大阪はこんな感じ。
愛媛、というか松山に行って強く感じたのは「城下町感」。
城を中心に街が広がっていて、路面電車とかがぐるっと城を囲って通っていて、都会とは別の栄え方をしている感じが個人的にすごく素敵だなと。
城下の公園でたまたまやってた地域まつり?もちびっこ・学生・主婦・お年寄りと幅広い世代の人がいて、めちゃくちゃ「街」を感じたな。
東京大摩天楼都市も、便利だしオシャレなところもあって良いんだけど、地域のおまつりとか史跡とか美術館のあるような文化都市?でゆったり過ごすのも悪くないよね。
読んでてみんなが思ったかどうかわかんないけど、旅行って記事にするのめちゃくちゃ難しいね。
行ったところとそこで感じたことの両方を全部書いてたらとんでもない量になるし、グダるじゃん。
けどせっかく色んなところ行ったのに感じたことだけ書くのもなんか嫌じゃん。
結構端折ったり、書くこと絞ったけど全然上手く書けなくてちょっとショック。
旅行のブログとか書いてる人ってすげえんだな…
愛媛旅行はもう少し書くことがあるんだけど、このまま書くと確実にグダるのでもう1つ別で投稿しようかな。
てことで、最後にお気に入りの写真を1枚だけ置いて終わるね。
このぐらい正直に生きるの最高だね。