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短歌朗読コンサート

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#短歌

この歌はどうやって詠んでいるのですか。

この歌はどうやって詠んでいるのですか。

特に朗読をしていると、歌を聴いて下さる方々が「なぜか涙がこぼれた。涙の理由を言葉にはできないけれど…」とおっしゃったり、ご自身の半生の大変だった出来事を振り返り、肯定して受け止め直す体験をされたりします。

そして、「りりんさんの歌は、いったいどうやって詠んでいるのですか」というご質問をよくいただきます。

ほかのひとが短歌を詠んでいるときの頭や心の働き方がわからないので、比較することはできません

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zoom短歌朗読コンサート~宇宙のおさんぽ

zoom短歌朗読コンサート~宇宙のおさんぽ

前回のzoom短歌朗読コンサートに、アンコールのお声をいただき、2回目のコンサートをStudio ふわりさんに企画していただきました。

雨の日曜日の朝、北海道から沖縄までのそれぞれのおうちにいながら、はるかな宇宙のおさんぽを、一緒に楽しむことができました。

今回は、歌集『ここからが空』の歌のほか、新作もほんのちょっぴり。
豊かなご感想をたくさんお寄せいただき、ありがとうございました。
今回は、

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「ドラゴン」初演のお知らせ

「ドラゴン」初演のお知らせ

 数年前に作詞作曲した歌(ピアノ伴奏つき)が
 2019年5月11日に初演されることになりました。

あなたの中の小さなドラゴンが、幸いでありますように。

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      ドラゴン        

            作詞・作曲 春野りりん

銀のうろこを  まき散らし
突き進んできた ドラゴンが
あらしを くぐり抜けるとき
背中にキズ

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短歌朗読と即興ダンス

短歌朗読と即興ダンス

一年前の今日、ダンスのWSで短歌を朗読しました。
主宰は「賢治の学校」に長年携わっていらした演出家の方です。

ひとりひとりの個性が鮮烈で、誰が「障害者」で誰が「健常者」と呼ばれるのか、まるで境目がわかりません。
車椅子やダウン症というのは、そのひとの個性の一部にすぎないとつくづく感じ、私も安心して、何ものにも括られない自分自身でいることができました。

踊り方に決まりはなく、主宰者の言葉を聴きな

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短歌・詩の朗読コンサート

短歌・詩の朗読コンサート

5月11日、なんとありがたいことに、作曲家の林晶彦さん(ピアノ)・山浦美千恵さん(ソプラノ)とご一緒させていただき、春野りりん特集と銘打って朗読コンサートを開催いたしました。

プログラムは…
「連歌(れんか)」
(歌集『ここからが空』の短歌を歌詞として林晶彦さんが作曲した組曲)
「はちと神さま」(詩:金子みすゞ 作曲:林晶彦)
「おおぞらのこころ」(詩:八木重吉 作曲:林晶彦)
短歌朗読とピアノ

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zoom短歌朗読コンサート

zoom短歌朗読コンサート

Studioふわり さんにお声かけいただき、zoomで歌集『ここからが空』の朗読会を開催しました。
日頃がんばっていて忙しく過ごされている皆さまと、ふわりと心の羽をひろげることができて、とても豊かな時間となりました。

マグリットの鳩のとびかふ日曜日空いつぱいにシーツを干せり

ガウディの仰ぎし空よ骨盤に背骨つみあげわれをこしらふ

手をつなぎでこぽん三つ提げてゆくでこぽんでこぽん靴は空色

青草

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