「いつまでも居るわ」―詩―

あなたは　この都（みやこ）の
四角に　切り取られた　
空のしたに　居る

冬空は　味気なく　晴れ渡るが
私の　こころの鏡は
曇りガラスになっている
息を吹きかけて
「逢いたい」と　指で書く

あなたは　別の場所で
この　空をみているかしら

私は　いつも　ここにいるわ
二人の　一番大事な
約束の場所に　居て
あなたの　足音が
もう一度　響くのを
待っているわ

あなたとの　何気ない日常
それが　私の願い

私は　いつまでも　此処にいて　
あなたの呼ぶ声が　聞こえるまで　
あなたの　味方でいる

（表題の絵はKeiさんの絵を拝借しました。Keiさんありがとうございます）

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