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母からされた虐待をSMクラブで再現してみた話
母との「話し合い」は、必ずウィスキーの水割りを作るところからはじまる。
母はソファーに深く腰掛け、煙草に火を付け、こちらをじろりと睨む。
発せられる言葉は決まっている。
「で、どうしたいの?」
ソファーの前の床で、自分は正座をしている。
この「話し合い」が生じた原因は、恐らく塾の成績のことだ。
模試の成績が、母が思うほど良くなかった。学習態度が悪い。恐らく、そういった類いのことだろう。
レズビアンが婦人科に入院した話
※長いです
鐘の鳴る丘からこんにちは。丘江です。
このヴィジュアル系の丘からお送りシリーズもそろそろネタが尽きてきそうだなーと思っているので、なにか考えないといけませんね笑。
今回のnoteの題材ですが、5年ほど前の記憶でおぼろげではありますが、婦人科に入院したときのことを残しておこうかなと思い、書きました。参考になるかはわからないのですが、誰かしらの参考になると嬉しいです。
なぜかというと、
スタジアムとLGBTs
再開のあの丘からこんにちは。丘江梨奈と申します。この度はEsteemChant発足おめでとうございます。私は普段某Jリーグチームのサポーターをしている同性愛者です。同性愛は私にとっては普通のことなので、特に公表はしていませんでしたが、この、スタジアムというたくさんの人が集まる現場で、何かひとりでも、すこしだけでもわたしの言葉で勇気を持ってもらったり、救える事ができたらと思い、今はじめて文章で公表を
もっとみるプリキュアで描かれた「障害」と介入について。あるいは、「理解できない他者」と共にあること。
◯「理解できない他者」に対して、我々は何を言うことができるのか
先の記事で『プリティーリズム』シリーズは「理解できない他者」を描いていて、それが良いという話をした。私はこのアニメが描きだしたこの独特の距離感が好きだし、価値のあるものだと思っている。
しかし、違う視点からも考えてみよう。実際のところ私たちは、(家族などの特殊な関係を除けば) 生活のなかで他者のことを簡単に理解できると思い込
Chapter.1 初めてのオトコ(3286字)
自分が、「男の好きな女である」と気づいたのはいつだろう。
男が好きな女、女が好きな男、男が好きな男、どっちでも構わない女、どっちでも構わないどっちでもない人、65:35くらいの割合で男を好むどっちでもある人など、性愛の方向性はいろいろあるわけだが、私は今のところ「男が好きな女」である。精神的にも肉体的にも、恋愛感情が向くのは男性だ。
それに自覚的になったのはいつだったか。
実は、思い
「生産性のない人たちの支援は後回しだ」とかいうスーパーむかつく思想との戦い方
どうも。31歳という、世間的に言えば産み盛り・育て盛りの年齢でありながら未婚子無しなので日本の少子化対策になんら貢献していない、ついでにいえば収入が低く納税額は微々たるもの故東京都の発展にもたぶんほとんど寄与していない、軍国的な意味においての“生産性”が著しく低い東京都民のライター、小池です。
自民党の杉田水脈議員(衆議院比例中国ブロック)の発言・思想が大変話題になっているようです。話題になった
Chapter.3 「好みじゃない人」を愛するということ。(5547字)
「好みのタイプってどんなの?」
恋人いませんと言った後に続く茶番劇の、骨子となるセリフの一つである。私は長年、この質問が苦手であった。何しろ28年独り身だったのだ。片思いさえほとんどしたことがない。好みを断定するには蓄積データが少なすぎた。
もっとも、この世には「好きになった人がタイプです♡」というクソしゃらくさい慣用句が存在する。いずれ好きな男ができたら、その男のことを指し示し、堂々と「こ