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 ⑥ー「心呼吸トレーニング」(基本編1)ー 

 アドラー心理学&交流分析  ライフリメイクコーチング スタイル 

 オリジナルトレーニング「心呼吸トレーニング」について(基本編1) 


  (満天(SUN)です。御来読いただき誠にありがとうございます)

 
  「少々、長文となりますので、休憩しながらお読みくださいね!」

1、想定していなかった出来事 (Aさんの体験より)

A さん(当時48歳・男性)は地方の中堅企業に勤めていらっしゃるサラリーマンでした。
新卒でその企業に入り 長年 企業内の営業部署で懸命に仕事に取り組んでこられました。
当時、役職は部長職の立場で前期に昇進したばかりの時期でした。

慣れないなかで部下の指導に当たったり、新規顧客獲得のための立案や実行計画を立てたりと日々忙しい生活を続けていました。

そういうなかで、少しずつではありましたが、部署の新体制も整いつつありました。

ところが、そんなある日、部下(中堅クラス)の一人から突然、会社を辞めたいとの相談があったのです。顧客管理を任せていた社員だったので懸命に説得しましたが、結局、その社員は会社を辞めてしまいます。

そのことで、上司からは「人手が足らない中でとても痛手なこと。君自身が管理能力を徹底するように」と注意をうけてしまうことに・・・。

もともと新卒で入社したAさん。それまで、これといった大きな問題に遭遇することもなく順調にキャリアを積み上げてのサラリーマン生活だったのです。

そのような中、さらに、大きな問題が発生してしまいます。

お得意様(上得意様)へのアフターフォローの件で、それまで、信頼し重要な仕事を任せていた部下が深刻なトラブルを起こしてしまったのです。その対応と後始末に追われることで、心身ともに疲れ果て限界の状態にAさんは追い込まれてしまいます。

それでも、責任感から「何とかしなければ」という思いで懸命に対応していくのですが、思いのみが空回りするばかりで解決には至らず、さらに事態は悪化していきました。

元来、責任感が強いAさんはそんな自分の不甲斐なさに自信を失い、自己嫌悪に陥ってしまったのです。さらに、そのことで睡眠障害を患い、仕事への意欲も急激に失われていきました。

Aさんが、当クラブへご相談(コーチング)にお見えになったのはそのような時でした。

お会いしたときの状態は憔悴しきったご様子で「自分が許せなくなり、どうしていいかわからない」「仕事へのモチベーションが急激に低下してしまっている」と力なくおっしゃっていました。

このような相談を受けた場合、

当クラブでは基本的なコーチングプログラムとして

(基本トレーニングメニュー)

まずは、交流分析を活用してクライアントの精神的コンディションを測り整えていきます。

②(応用トレーニングメニュー) 

次に、問題解決のための対策内容に自ら気づいていただけるよう、クラブ独自のトレーニング方法である「心呼吸トレーニング法、通称、道路標識トレーニング法(詳細は改めて解説します)」を活用してアドバイスを行います。

③(実践トレーニングメニュー) 

そして、アドラー心理学をベースにした目的論や共同体意識を中心に実生活上で活用していただくための実践的アドバイスをさせていただいております。

このような一連の流れでアドバイスさせて頂いております。

 ※ 以上が、 当クラブ独自のトレーニングプログラム概要となります ※

さて、その後 Aさんは・・・

継続的に当クラブの集中コーチングを5ヶ月間受けていただきました。

その結果、独自のストレス解消法を自ら考案実践したり、
職場では部下に対する従来の関わり方を変え、相互フォロー(上司と部下の関係だけではなく、同僚や部署内同士のフォロー機能が充実する職場機能)できる職場環境を構築するなど、共同体としての自分の新たな立ち位置を定めることに成功されました。

結果、心理的負担は軽減されて、
そのことで、再び仕事へのモチベーションが上昇することに・・・!!

Aさんからは

「気負わず仕事に取り組むことが出来るようになりました。部下にも笑顔で接することが出来るようになり、皆も笑顔が増えてきました。

今では、職場の雰囲気もガラリと変わりました。一人で抱え込んだり、力んで仕事していた自分であったことに初めて気づくことができました」との報告を受けました。

私どもコーチングクラブでは、基本的なアドバイスを進めていく中で、アドラー心理学や交流分析をベースにクライアントの方々に直接的かつ間接的な形で客観的な解決方法を見出していただけるようコーチングスタイルを考えサポート・ワークを続けております。

人は、仕事でミスをしたときに、すぐに落ち込んで自信を失ってしまったり、周囲の人のちょっとした言動が気になって、イライラしたり怒ったりしてしまうことがあります。
また、人前で話すときに緊張して言葉が詰まってしまうなど、日常生活のちょっとしたことでも不安を感じて、眠れないということもあるでしょう。

では、どうすればこのような状況を改善・解消できるのでしょうか?

今回は、このような日常生活における様々な悩み事(問題や課題)を解決するための当クラブ 独自のトレーニングプログラム「心呼吸トレーニング方法」をご紹介させて頂きます。

2、この悩みさえ解決できれば・・・

これまで、コーチングを行っていく中で多くのクライアントの方々の悩みや相談をお受けし、そのつど、その方に最適と思われる形でセッションを行ってきました。 

クライアントの方々のお悩みは様々で、例えば、仕事や勉強に集中できない、プレッシャーや不安を感じやすいなど、ご本人が日常的なストレスと感じる状況をなんとか解決したいという思いから当クラブへご相談にお越しになる方々が多くいらっしゃいます。

相談の内容も様々で、日常生活にも支障をきたすような重篤な悩みから些細な悩みまで多種多様のお話をお聴きしてきました。

その中のお一人に、Dさん(38歳・男性)という方がいらっしゃいました。

5年ほど前、そのDさんが奥様とお二人で当クラブへお越しになったのです。

その理由は・・・

Dさん「不登校になった息子のことでご相談したいのですが・・・?」

満 天「不登校ですか、それは、さぞ、お困りのことでしょう。
    状況を確認したいので詳しくお伺いできますか?」

そのような会話から、ワークを開始しました。

ご相談の内容は

「一人息子で中学1年生のT男が、中学に入学して間もなく学校を休むようになり、その後、全く学校に行かなくなった。どうすれば良いのかがわからない?」とのごとでした。

Dさん家族は、奥様と息子(中学1年)さんの三人家族で、近郊の町のマンションにお住まいだということでした。

お二人にお話をお聴きした後、その後、ご主人と奥様とそれぞれに単独で日常生活についての状況や暮らしぶりをお尋ねしました。

その結果、不登校の原因として考えられることとして、直接的な原因は奥様にあると判断しました。ただし、それは、奥様と息子さんの間にある相補関係(相補交流か?)の行き違いからくる要因であり、不登校に対する本質的な原因にはなっていないと判断しました。

では、その本質的な要因と考えられるのは・・・

推察したのは、Dさんご夫婦の夫婦関係に真因があるのではと考えました。

ご本人たちが気づいていらっしゃらなかった重大な原因・・・

それが「夫婦間の無意識のすれ違いや勘違い」であり、言葉を変えれば「本音と建前のバランスの偏重(我慢と不満と不安と不信)」ということでした。

このことが、結果として息子さんの不登校に大きく関わっていると当クラブでは判断したのです。

その後、お二人にはトレーニングのプログラムとメニュー内容をご説明し、ご納得いただいた上で一定期間、それぞれにトレーニングに取り組んで頂くようお願いをしました。

最後に「夫婦・親子の心の呼吸を合わせましょうね(心呼吸の基本的な実践)」と一言付け加え、コーチングワークをスタートしたのです。

その後、3ヶ月ほどたった頃、

Dさんから、お電話での経過報告がありました。

「息子が学校に通い出しました。ありがとうございました」との嬉しい内容の報告でした。

さらに、

Dさん:「それと・・・、お恥ずかしいのですが」と前置きされた上で 

「妻と初めて大喧嘩しました。ただ、そんな妻の姿は初めてだったので驚きました。変な話ですが、そんな状況のなかでしたが、妻に対して新鮮で不思議な感覚を覚えました。
それでも、妻があんなにも私に不満をもっていたとは反面ショックでした。ただ同時に、妻の本音がわかって何故かホッとした気持ちにもなっています。
でも、女性ってすごいですね。結婚して以来の出来事を完璧に記憶しているんですよ。最後には私から謝りましたが・・・(笑)」と。

また「その出来事がキッカケで、お互いの本音も理解できるようになり、夫婦間の共通の目標も設定できました」との報告もありました。

満天:「そうでしたか! やっと、奥様が本音でコミュニケーションされてきたのですね。良かったですね」とお答えすると

Dさん:「今になって、コーチングでのコーチの質問の意味がよく理解できます」と・・・
                                
この時の、Dさんのお声からは「孤独感が開放された喜びと確かな安堵感」が感じられました。

同時に、夫婦間の上質の心呼吸が垣間見えるご報告となり私も安堵いたしました。
 (詳細はいづれの機会にお話したいと思います)

「当人の問題は当人が解決する」ということが、コーチングの基本的なスタイルであるとすれば、コーチはあくまでサポーターに過ぎず、最終的には問題の解決者はクライアント ご自身にあると考えます。

当クラブとしましては、トレーニングはあくまでサポートであり、最終的にはクライアント自身の気づきと即決実行が現実的な好結果をもたらすものであると考えております。

「人は悩み事があるからこそ成長できる」 と私は考えます。 

ただし、その条件として「他者との心理的共感および社会的関わり合いと共同意識」が必要ではないかと考えます。

困り事が生じたときこそ「良き変化へのチャンス」と捉えていただき、その方なりの判断と行動で課題解決に取り組んでいただくことを願っております。

そうしたなかに、当クラブのトレーニングプログラムをご活用いただければ幸いです。

3、「悩み」の多くは「人間関係」から派生している

アドラーは「人が悩む要因の一つ」になるものとして「課題の分離」というものを上げています。

アドラー自身「他者との人間関係のなかに、人の悩みの根源がある」と説き、そのため、良好な人間関係をつくるためには、自分と他者のそれぞれの問題や課題点を分離した形で対処していくことが重要であると述べています。

私もこれまでコーチングを続けてきたのですが「課題の分離」についてはアドラー説の有効性を実感しています。

クライアントの様々な悩みに対してワーク(コーチング)を続けていくなかで、多種多様な人の悩みの発端となっているのが、やはり、人間関係で生じる「課題の分離」だと肌で感じてきたからです。

「些細なことで会社の同僚と気まずい関係になった」「家庭の中で夫婦の問題や親子の関係にすれ違いがあり困っている」など、その問題の根幹にあるものが、関わり合い方(他者の課題や問題に対して立ち入りすぎる)に起因するものではないかと考えます。

普通に考えれば、日常生活の中で誰もが何らかの形で人間関係で思い悩むことはよくあることです。

当然、当事者はその悩みを解決しようとします。

そのため、ありとあらゆることを思考しその問題や課題に対して最善と考えられる解決策を実行します。

ただ・・・?

ここで当事者としては受け入れがたい現象(理不尽な結果)が起きます。

それが「更に状況が悪化してしまう」という事態です。

真面目に対策を考え、一生懸命に実践しているにも関わらず問題が解決しない。

それどころか、さらに事態は悪化の一途をたどり、深刻さが増してくるという事態です。

ただ、そうでない人ももちろんいらっしゃいます。

どういう人かというと・・・

他人から見ると「課題対策について深く思考しているようには見えず、行動もとりたてて遮二無二なって実践しているようにも見えない」にも関わらず、どういうわけか、問題や課題が不思議と解決し状況を好転させてしまうという人のことです。

この結果に対して、当然、納得のいかないという方もいらっしゃるはずです。

理想を言えば、努力している人が報われるという結果を誰もが期待したいところです。

ただ、現実はこのようにはなっていない

それどころか、先程の解説のように気軽に構えて課題に取り組んでいる人のほうが、案外、うまくいっているケースが多いのです。

こうなると、当事者の思いとしては「何が原因でこのような納得できない状態になってしまうのか」「どうすれば、この悪循環(負のスパイラル)から抜け出せるのか」一刻も早く知りたいわけですよね。

はたして、その要因とは?

ある方は、このように答えます。

「それは性格の違いがあるからだよ」 

「いや、経験の違いだよ」 

 などと、中には

「強運な人だからじゃないの」と

お答えになる方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、それぞれのお答えの内容について、良し悪しの判断はできないのですが・・・

ただ、

うまくいく人と上手くいかない人との間には

ある一つの条件に対する対応の違いが確認できます。

それは、アドラーが提唱した「課題の分離」という条件です。

ここで、改めて「課題の分離」について考えてみたいと思います。

「課題の分離」とは「自分と他者のそれぞれの問題や課題点を分離した形で捉えて対処していくこと、これが重要である」とアドラーは述べています。

このことから、問題 課題が発生し対策をとっても解決に至らない人の特徴の一つに「他者の課題を自分の課題と同じように考えてしまう」という傾向を持ってる人が多いということです。

 たとえば、 職場の上司から日常的に叱責をうけている部下がいます。すると、 部下は「自分には能力がないからこのように叱責されるんだ」というように怒鳴られる原因は自分にあると捉えてしまいます。

 実は、これが上司に対して部下が「課題の分離」ができていない状態ということになります。

日常的に上司が怒鳴るのは上司の問題であって、部下は冷静に考えると仕事内容に落ち度はなく適切な成果をあげ続けているということが往々にしてあるのです。   
       
では、こうした場合、部下の立場としてどのような対応が必要になるのでしょうか

上司は部下を指導教育していると言っている。しかし、部下への叱責は感情的な怒りを発散しているようにしか思えない。

このことから、上司の怒りは単なる上司自身の課題から生じているものであって、自分には直接に関わり合いがない。上司自身が苛立つような習慣性を持ったタイプの人間であるということです。

なので、部下の立場では自らに責任を感じ自己否定したり、不安を感じたりする必要はなく、冷静な気持ちで仕事に取り組んでいけばよいということになります。

とは言っても「そんな簡単には自分自身が肯定的に受け取れないよ」という方がいらっしゃるとすれば、それこそがトレーニング(コーチング)によって自らの思考パターンを修正できるチャンスと捉えることはできませんか!?

幼い頃、自転車に乗るために何度も倒れながら繰り返し挑戦していた。そのトレーニングの結果、ある日、自分自身でペダルを踏み込んで自転車を爽快に乗りこなしていくことができるようになっていったという経験をお持ちの方も多いかもしれません。

実は、人の対応能力はトレーニングによって修正したり改善したりして向上させることが出来るのです。

その1つの方法として コーチング  という手法があります。

努力しても問題・課題が改善できないという方は、もしかしたら「他者の課題」まで自分が持ち込んでしまっている可能性はありませんか?

それ自体があなたの課題であるのかもしれません。

ちなみに、問題に遭遇しても、すぐに問題を解決してしまうタイプ(気軽に対処する方)には、ある共通点があります。それが「頼み上手」というタイプの方です。

自分にできないことやできても面倒くさいと考え他人にお願いしてしまう方。何の躊躇もためらいもなく頼み事ができる方、言葉を変えれば「甘え上手な人」という方が案外、問題解決が早いように思います。

また「課題の分離」が出来る方は、自らに生じた案件に対して、自分のできる・できない分野(やりたくない分野)の仕分け判断が早く、できないことはアッサリと自認して他者にお願いするのです。所詮、人一人が持ち合わせている能力には限界があるものです。生きていく上で他者の助けなくして事態を動かしていくことはできないと私は考えます。

そう考えると、人生の悩みの多くは人間関係から生じるものであり、解決に至るかどうかは他者の協力を得られるかどうかに大きく関係しているのかもしれませんね。

でも、あなたはこのようにおっしゃるでしょう

「それはわかった!話の内容は理解できた。でも自分にはできない!」

「いやいや、自分はそんなタイプではないし・・・」

「仮にやろうと思ってもなかなかできないし・・・」

「頭では理解できるけど実際に実行するとなると心配だ」

と・・・

でも、可能性が1%でもあれば、実行する価値があるのでは・・・

大切なことは「課題の分離」と今ひとつ「目的の設定(アドラー心理学の特徴のひとつ)」というものを明確にすることで、人の悩みの多くは解消できる可能性があるのです。

まずは、自分を信じてスイッチスキル(詳細は後日に)を磨いてみませんか。

そのためにも、コーチングの活用をお勧めします。

ー 答えは、あなたの中にあります ー


4、コーチングと交流分析 (タイプ別 PAC分析)

さて、ここまで「悩みの多くは人間関係から派生している」ということについて解説してきました。また併せて、その悩みが解決しにくい理由として「課題の分離」という要因が大きく関係していることも確認しました。

当クラブでは、上記の内容を踏まえた上でリメイクコーチングを実施しクライアントの方々へのアプローチを続けております。

基本「目標設定」と「課題の分離」というものをベースにおいたコーチングスタイルでは、経過の中でより効果的かつ効率的な結果に結びつけられるようワークに取り組んできました。

そういう経過の中で、ある現象に遭遇することがありました。それが「極端な効果の差異」というものでした。

コーチングワークを実施していく中で、同タイプ(年齢・思考傾向)の同じような問題を抱えているクライアントにセッションしていくなかで、クライアントの気づきや行動の変化、その変化による問題解決の度合いというものに大きな差異が生まれてしまうということがあったのです。 

当然、個人差というものがあるのですが、そのことを差し引いても極端なほどその効果に違いがあるということに対してその原因と対策を図ってきました。

その結果 クライアント自身の潜在的な部分でその人の習慣や思考傾向が構築されているということ、また、クライアント自らがそのことを自覚・認識できれば より効果的なコーチングセッションが実施可能になるとの結論にいたりました。

当クラブの「心呼吸トレーニング」については基本編に続き、応用編・実践編と段階的に情報を公開していこうと考えております。

まずは、この基本編のなかで「心呼吸トレーニング法」「交流分析」の関連性について解説をしていきたいと思います。

当クラブではコーチングセッション時に交流分析を活用することがあります。

しかし、これは、あくまでクライアントの潜在的意識の傾向(構造分析)を確認するためだけのもので、基本のワークスタイルは「心呼吸トレーニング」を活用したコーチングスタイルとなります。

では、ここで、交流分析について少し解説してみたいと思います。

 交流分析とは

対人関係における自分自身のコミュニケーションパターンを認識することでトラブルや問題を解消したり、良好な人間関係を築く対人スキルを向上させることを目的とした心理療法のことです。

提唱者はアメリカの精神科医である、エリック・バーン氏で1950年代に心理療法として確立しました。エリック氏自身は「人が抱える悩みの大半は人間関係によるものであり、人間関係が上手くいくことで悩みの多くは解消できる」と持論を述べています。

交流分析は4つの基本理論から成り立っており

1、構造分析

2、対話分析

3、ゲーム分析

4、脚本分析

の4つの理論となります

(その際、活用するのがエゴグラムシートという性格分析用のツールです)

さて、交流分析については基本的に4つの理論を活用してその人自身の性格分析を行い対処していくという方法をとるのですが、ライフリメイクコーチングクラブではこの4つの理論の中の一つ「構造分析」という理論のみをセッション&ワークに活用することにしています。

では、引き続き
構造分析についても簡単に解説しておきます。

構造分析とは自我状態(人と関わるときの思考のクセ)を分析する方法で、P(親の自我状態)・A(大人の自我状態)・C(子供の自我状態)の3種類のカテゴリーに分類し、クライアントの自我状態を判定します。   

           
           P・A・C の自我状態とは

P(Parent)

親の自我状態
親の立場で思考したり行動する傾向。
他者に対して厳格であったり、優しくフォローして受け止めたりする

A(Adult)

大人の自我状態
大人の立場で思考したり行動する傾向
状況を冷静に分析し適切に対処する現実的思考と行動性

C(Child)

子供の自我状態
子供の立場で思考したり行動する傾向
自由で活動的な子供の思考か従順で素直な子供の思考か

この3つの自我状態のどの部分が強く出るかで、人の性格が形成されるという考え方です。
(詳細につきましては改めて解説いたします)

この構造分析を取り入れることで、会話や態度・その他の反応によりクライアントの基本的な傾向を読み取る可能性が高まり、より丁寧で効果的なコーチングセッションが行えるようになりました。

以降、極端な差異というものは減少してきたように思います。
(構造分析を導入し活用するまでの経過詳細については改めて・・・)

5、行き詰まった状況を解消するための工夫

一般的に、問題が生じてしまった場合 その原因を突き止めて、その上で最善と思われる対策をとっていく、これが、スタンダードな方法であろうと思います。 

もちろん 人間関係におけるトラブルについては、その原因となるものが複雑に絡み合うことで実質的にその真因が特定しづらいということもあります。

そのような場合、一旦、原因の究明は保留にして状況(精神的落ち込み)を改善することだけを最優先に対策を講じていくことが効果的な方法であろうと考えられます。

では、そうした場合、どのようなアプローチ方法をとっていくことが適切なのでしょうか。

例えば、あなたが、仕事上の重大なミスを犯してしまい、上司に感情的な叱責を受けます。周囲からの信用もなくしてしまった場面を想像してみましょう。

落ち込んだあなたは反省しながらも後悔や不安の気持ちに苛まれます。場合によっては自己嫌悪や自己否定など最悪の状況に追い込まれるかもしれません。

そのとき、あなたはどうされますか?

このような場面では、一般的な対策として大きく3つの対応策が考えられます。

1心理学的アプローチ
2行動を変化させるアプローチ
3環境変化というアプローチ

の3つの対応策です。

では、ここで少しそれぞれのアプローチ方法について解説を加えてみたいと思います。

心理的アプローチ
 この方法は、精神的なダメージを回復させるために「心理学」の技法を取 
 り入れ、論理的 な思考を体得することで現状の精神状態を回復させると 
 
いうものです。

行動を変化させるアプローチ
 行動は思考や発想と連動していると言われます。
 スポーツ、コンサート、ランニングやウォーキング
 楽器演奏、飲食、仲間や加速との会話、映画鑑賞、リアルな囲碁・将棋    
 などを活用する

環境を変化させるアプローチ
 家の模様替え、引っ越し、アトラクションめぐり、旅行、など

いずれかの方法で対処したり、複合的に組み合わせて試してみたりして対策を講じていきます。

当然、この対策が当事者の落ち込みや不安、不満の解消に繋がる人もいらっしゃれば、残念ながら全く効果がないという方もいらっしゃるでしょう。

これは、その人が潜在的に形成してきた環境への適応性と深く関わってきます。

例えば、音楽のロックが好きな方に演歌を聞かせても気分の切り替えにはならないでしょうし、絵画に全く興味がない人に世界最高の名画を観せるといっても何の期待感も起こらないでしょう。

大切なことは、その人自身が本当に興味のあることを自覚できているかどうかということです。

大切なことは「気分の切り替え方法を事前に準備しておく」ということ。

「転ばぬ先の杖」という諺もあるように、この事前準備の有る無しでイレギュラーな出来事が生じた時にあなたの気分の落ち込み度合いが決まってくるのです。

「心の切り替え」はより具体的なものが必要であるということです。

6、人間関係がうまくいかない人の特徴

人間関係がうまくいかない人の特徴として、一つには、相手の言動や態度に過敏に反応してしまう傾向がある人、二つ目には、些細なことですぐに感情的になり、冷静に対応できない人など、これに類する人たちが周囲の人との軋轢を生み、結果として人間関係を壊してしまうという傾向が強く現れます。

このような人は、往々にして日常生活の中でも、ちょっとしたことでもストレスや不安を感じやすくなったり、そのため、精神的に不安定になりやすく、うつ病や不安障害などの精神疾患を発症するリスクが高くなるということが考えられます。

・仕事でミスをしたときに、すぐに落ち込んで自信を失ってしまう
・周囲の人のちょっとした言動が気になって、
              イライラしたり怒ったりしてしまう
・人前で話すときに緊張して言葉が詰まってしまう
・日常生活のちょっとしたことでも不安を感じて、眠れない など

このように、ストレスや不安の要因となるものには様々なものがあります。
また、その人の性格によっても影響を受ける度合いにも違いが現れます。

当然、当事者はこのストレスや不安を解消するため、自分なりの対策を実践しながら生活改善に取り組むことになります。

それでも、日常的な問題が解消できずに漫然と毎日を過ごされている方がいらっしゃるとすれば、やはり、その根本的な原因や本質的な要因を明らかにする必要があるのかもしれません。

当クラブでも、さまざまな方々の体験談をもとに、その根本的な原因について調べてきました。そして、不満や不安・不信感の原因になっている課題点に対して、クライアント自らが納得の行く形で自覚認識(コーチの問いかけでクライアント自身が気づいていく)し、最適な対策をうっていくことが新たな気づきや習慣変化などに繋がるとの考えにいたりました。

冒頭、ご紹介した Aさんもご自身の生活課題の原因となっていたクセや習慣についてはトレーニングを通して認識・自覚されていきます。その後、継続的に生活改善(コーチング&PDCA)に取り組まれたことでモチベーションも高まり、それにともなって職場環境や日常生活に笑顔の輪が広がってきたということでした。

その後、Aさんの共同体意識は、職場やプライベートといった限定的な所属範囲から広がりを見せ、社会貢献・課題改善といったボランティア活動への取り組みに繋がっていったのです。

Aさんは、次なる目標として、継続的なトレーニングを通した「段階的な目標(共同体意識の広がり)の設定」と「好転現象に切り替えるための事前準備」を積極的に進めていきたいとお話されていました。

ライフ リメイク コーチングクラブでは「心呼吸トレーニング」を活用した独自のコーチングセッションを行っており、クライアントの皆様のお立場や状況を最優先に、より効果的で安定的なトレーニングセッションを心がけております。

「生きる習慣」を見直すきっかけ(スタート)として、繰り返す課題を改善するために、是非、一度、当クラブのコーチングを体験してみて下さい。

 ライフリメイクコーチング(基本1)の解説はここまでといたします。

  

  次回はライフリメイクコーチング(基本2)の解説となります

   問題や課題の解決にむけて、どのような対策が必要となるのか!?

         次回までお待ち下さい!!

                次回は
   アドラー心理学&交流分析  ライフリメイクコーチング スタイル  ーオリジナルトレーニング「心呼吸トレーニング」について(基本編2)ー

   6、「ライフリメイクコーチング」で悩み解消にアプローチする

        ■For sameone 〜 誰かのために 〜

        「いつでも 'やり直せる“人生を あなたに」
   新たな「チャンスづくりのパートナー」として後押しして参ります

      毎日の生活の中に、”ワクワク・ドキドキする”と
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noteでは、読者の皆様に「新たなライフビジョン」を創造して頂くためのヒントとなる、生活情報やツール活用術などをご紹介させていただきます。
よろしくおねがいします

         今回は、ここまでといたします。
      最後までご来読いただきありがとうございました。

     また次回、ご来読いただけることをお待ちしております。
                         満天SUN\(^o^)/

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