弱っている時にやさしい『からだとこころを整える』田中のり子
ここのところ、ちょっと弱っていました。
7月、8月、様々なことがあり、
良いこともあったけれど、しんどいこともあり、2か月たまった疲れからか、
ある日寝るときに
「もう限界・・・」
とつぶやいてしまった。
限界値が低いのです。
こういうときは、早くゆっくりお風呂にはいって、早めに寝てしまうに限る。
自分にゆとりがないから、
たいしたことないことで夫と言い合ってしまったり。
イライラが募って、寝つけなくなって更にモヤモヤ、ああ余計なこと言わなきゃよかったのに。。。と思う始末。
うう、不健康!!
この悪循環をたちきりたい。
弱ってしまった時は、よくこの本を手に取ります。
『からだとこころを整える』/ 田中のり子
料理家のワタナベマキさん、モデルのAyumiさん、テキスタイルデザイナーの伊藤尚美さんなど様々な職業の女性9名のからだとこころを整える習慣が紹介されている本なのですが、
表紙からすでにほわわ・・と癒しのオーラが漂っていて、読むだけで癒される、セラピーのような本です。
著者の田中さんが、ご自身のからだの不調と向き合ってこられた方だからか、紡がれている文章がフラットで、読んでいるだけでこころが凪いでくる。
自分がどんな状態にあっても
読んでいてしんどいと思ったことがなく、
心と身体をゆっくりなでてくれているような、
やさしさに包まれる本。
いつも本棚の一番手に取りやすい場所に置いています。
'からだとこころを整える'
これは私のテーマみたいなもので、
noteでもこのことばかり書いていますが、
からだとこころを整えた後、何をする/したいのかが大事でしょ、って思ってはいるけれど、
ここが整っていないと何も集中できない自分、
だからまずここだなぁ、といつも戻ってくるテーマです。
アロマ、野菜や果物たっぷりのジュース、いい意味で適当にいること、午前中の時間を大切に過ごすこと。
変わったものだと、定期的に神社にいっておみくじをひいて、神様からことばをもらうことなど、、、
自分の癒し方がたくさん載っていて、読むとだんだんゆるんでくる。
今回1番いいなと思ったのは、ハーブの足湯。
わたしも頭痛持ちで、血管拡張すると頭痛が悪化するので長湯ができないタイプで、そんな人の足の冷えにはおすすめの方法だそうです。
何より香りがとっても良さそう。
たぶん、、この夏、暑すぎて家にいる時間が長く、散歩も思うようにできなかったので、自然、木や草の香りを強く欲しているのかもしれません。
この本の最後に、田中さんご自身の「こころと身体をめぐる旅」というエッセイがあり、読む度にいつも深く頷いてしまう箇所があります。
それは、田中さんがご自身のことを振り返って、
「自分の辛さはたいしたことじゃない、と、辛さをなかったことにしようとしたのは、1番よくなかった」というところ。
辛い時に、これくらいたいしたことない、と思ったり、別にたいしたことしてないし、と自分の頑張りを認めなかったりしてしまいがちだけど、そうすると苦しさが自分の中にこもって外に出されることなく、行き場をなくしてしまう。
まずはしんどいこと、ずっとがんばってきたこと、弱音を吐きたいくらい疲れていることを
しっかり認めてねぎらうような、
そういう時間が必要だし、
たまには立ち止まることも必要だと思えてくる。
がんばりすぎているよなぁ。
そんなに色々やらなくていいな。
今、やらなくてもいいな。
一旦、先延ばしして、のんびりしよう。
そんな言葉を自分にかけてあげたい。
今回も、読みながら、休みの時間が圧倒的にたりていなかったことに気づくきっかけとなりました。
毎日あえて30分ほど仮眠したり、
ちょっと時間があくとつい触ってしまうスマホで
情報疲れすることも多いので、
土日にスマホから離れたりもしてみました(ほんとにこれが難しい・・・)
まずは、ふーっと深呼吸。
夏の疲れが出るころなので、無理をせず
どうぞゆったりお過ごしください。